「みんなのコイン」は、FX取引などで知られる トレイダーズグループの子会社である「みんなのマーケット株式会社」が運営しています。親会社の信頼性や金融業界での実績を背景に、暗号資産事業にも本格的に取り組んでいます。

金融庁の登録を受けた 暗号資産交換業者として、法令に基づいた運営体制を整えており、安心して利用できるサービスと言えます。

• 登録番号：関東財務局長 第00029号
• 運営会社：みんなのマーケット株式会社
• 設立：2020年10月
• 本社所在地：東京都港区浜松町1丁目10番14号
• 親会社：トレイダーズホールディングス株式会社（東証スタンダード上場）

グループとして金融事業に長く関わっている点や、金融庁に登録された運営体制がある点からも、 一定の信頼性は担保されていると言えるでしょう。

みんなのコインの最大の特徴は、 暗号資産の現物取引ではなく「CFD取引」に完全特化している点です。これは、ビットコインやイーサリアムの価格変動を利用し、 買い（ロング）・売り（ショート）の両方向にポジションを持つことができる取引方式です。

具体的には、以下のようなサービスが提供されています：

• 暗号資産CFD：最大2倍のレバレッジが可能（個人）
• 取扱通貨ペア：BTC/JPY・ETH/JPYなど主要なペアをカバー
• スマホアプリ：CFD取引専用のスマホアプリ「コイントレーダー」にて取引可能
• 24時間365日取引可能：土日も含めて取引が止まらない

短期売買をしたい人や、下落相場でも利益チャンスを狙いたい人には、現物取引とは違ったアプローチが可能な取引所となっています。

みんなのコインの基本情報を理解したところで、次はその特徴について詳しく見ていきましょう。取扱通貨や取引の仕組み、手数料体系など、サービスの具体的な内容を把握することが重要です。

みんなのコインでは、 暗号資産の現物取引は提供されておらず、CFD（差金決済取引）のみを取り扱っています。
CFD（差金決済取引）とは、実際に仮想通貨を「所有」せずに、価格変動を利用して売買する取引方法です。みんなのコインはこのCFD取引に特化しているため、現物の仮想通貨をウォレットに保管する必要がありません。 現物取引では実際の仮想通貨を購入しウォレットに保有しますが、CFDは価格の上昇・下降を予想して差額を取引します。 つまり、仮想通貨自体は所有せず、値動きによる損益のみが発生します。

現在の取扱通貨ペアは以下のとおり、 主要な暗号資産に限定されています（※2025年6月時点）：

• ビットコイン（BTC/JPY）
• イーサリアム（ETH/JPY）
• リップル（XRP/JPY）
• ビットコインキャッシュ（BCH/JPY）
• ライトコイン（LTC/JPY）

対象はごく一部に絞られているため、 草コイン投資や分散投資には向きませんが、価格変動の大きいメジャー通貨で短期トレードをしたい人にはシンプルで使いやすい設計です。

みんなのコインでは、 取引手数料自体は無料ですが、CFD特有のコストがいくつか存在します。主に以下の3点に注意が必要です。

• 取引手数料：無料
• 建玉管理料（いわゆるスワップポイント）：ポジションを日をまたいで保有すると発生
• スプレッド：買値と売値の差が収益源で、相場によって変動

一見コストが安く見える反面、 建玉管理料やスプレッドが実質的なコストになるため、長期保有には不向きです。 短期～中期の売買スタイルに適した料金体系といえるでしょう。

みんなのコインの取引は、スマートフォンアプリ 「コイントレーダー（CoinTrader）」で提供されています。これは、FXなどの取引でも使われている「みんなのFX」アプリとベースが共通しており、CFD取引に特化したインターフェースとなっています。

現状、 チャート分析や注文操作は問題なく行える一方で、 アプリの評価・レビュー情報はやや少なく、UI改善の余地もあるという声も見られます。シンプル設計ゆえに、 中級者以上のトレーダーにはやや物足りない可能性もあります。

現物資産を保有しないCFD形式を採用しているため、 ウォレット管理やハッキングリスクに直接晒される機会が少ないという利点があります。いわば、 資産の保管リスクが限定的なのが、CFD型サービスならではのメリットです。

とはいえ、 証拠金の保全や資金分別管理など、金融事業者としての安全対策は必須であり、みんなのコインでも金融庁の基準に則った運営が行われています。利用者の資金は信託口座などに分離保管され、 セキュリティポリシーやアクセス制御の整備もされています。

みんなのコインの特徴がわかったところで、次は実際に利用することで得られるメリットについてご紹介します。どのような点がユーザーに支持されているのか、詳しく見ていきましょう。

みんなのコインでは、 最低0.001BTC（約数千円）から取引をスタート可能です。初めから多額の資金を用意する必要がなく、 少額でCFD取引の感覚を掴みたい初心者にも向いています。

少額で始められるということは、 リスク管理がしやすく、学習目的のトライアルとしても適しているという点で魅力です。

取引手数料が 完全無料なのは、短期売買において大きなメリットです。また、CFD特有の 建玉管理料（スワップポイント）やスプレッドによってコストが発生するため、 取引コストが明確で把握しやすいのも利点です。

以下に代表的なコスト構造をまとめます：

あらかじめ料金体系がシンプルに把握できる点は、取引経験が浅いユーザーにも安心材料となります。

みんなのコインは現物を保有せずに価格差だけを取引するため、 仮想通貨ウォレットの管理が不要です。このため、 ハッキング被害に遭う可能性が非常に低く、安全性が高いというメリットがあります。

一般的な現物取引所と比べると、 保有リスクや資産流出の心配が少ないため、 セキュリティ重視のユーザーにとっては大きな安心材料となります。

取引はスマートフォンアプリ 「コイントレーダー」で行います。FXトレーダー向けのインターフェースがベースになっており、 チャート表示・注文・建玉管理などがシンプルに操作できる設計です。

特に、 余計な機能がないぶん画面がスッキリしており、初めての人でも迷いにくいのが特徴。 「とりあえず少額でCFDを試してみたい」というユーザーにとって、ハードルが低い点も魅力です。

多くのメリットがある一方で、利用者が注意すべきデメリットも存在します。ここでは、みんなのコインを使う際に知っておきたいデメリットや制限事項を確認しておきましょう。

みんなのコインでは、 仮想通貨の現物を購入・保有することはできません。あくまで価格変動を利用したCFD取引（差金決済取引）に限定されているため、 資産として仮想通貨を長期保有したい人には不向きです。

たとえば、NFTやDeFiサービスの利用には現物の仮想通貨が必要になるため、 実需目的での利用を考えているユーザーは、他の取引所との併用が推奨されます。

2025年6月時点で、みんなのコインで取引できる仮想通貨は以下の 主要5銘柄に限定されています。

• ビットコイン（BTC）
• イーサリアム（ETH）
• リップル（XRP）
• ライトコイン（LTC）
• ビットコインキャッシュ（BCH）

これらは仮想通貨市場での時価総額が高いメジャー銘柄ですが、 新興コインや草コインを積極的にトレードしたいユーザーには物足りなさがあるかもしれません。

みんなのコインのCFD取引は、 スプレッド（売値と買値の差）が実質的なコストとなります。スプレッドは固定ではなく、市場の流動性やボラティリティによって 変動する可能性がある点に注意が必要です。

特に、 経済指標の発表時や仮想通貨市場の急変時にはスプレッドが大きく広がることもあるため、エントリーや決済のタイミングを見極めることが重要です。

みんなのコインでは、 定期的なシステムメンテナンスが実施されており、その時間帯はすべての取引・建玉操作が 一時的に停止されます。メンテナンス時間は主に早朝（例：毎営業日午前6時〜7時）に設定されていますが、 事前にスケジュールを確認する必要があります。

急な相場変動が発生する可能性のある時間帯にメンテナンスが重なると、 思わぬポジションの損益変動に対処できないリスクもあるため、CFD取引に慣れていない方は注意が必要です。

ここまでの特徴やメリット・デメリットを踏まえ、実際にみんなのコインを使ったユーザーの評判や口コミをチェックしてみましょう。リアルな声からサービスの実態を探ります。

特に初心者層や資金に限りのあるユーザーからは、「 0.001BTCからの少額取引に対応している点が助かる」という意見が多く見られます。CFD形式のため、 実際に仮想通貨を保有せずに取引可能な手軽さも高評価です。

また、現物を保有しない構造ゆえに「 ハッキングリスクが少なく、セキュリティ面で安心感がある」という声もあり、資産の安全性を重視する層からの信頼も一定程度集めています。

• 「コイントレーダー、UIがシンプルで使いやすい。初めてでも迷わなかった」
• 「価格差だけ狙えるから、短期トレード向けにはちょうどいい」

一方で、「 現物に対応していないため、保有前提で仮想通貨を使いたい人には不便」という指摘も多く見られます。NFTの購入や、他のウォレットへの送金といった用途には適していないため、 CFDの仕組み自体に対する理解が必要です。

また、CFD形式ゆえに避けられないとはいえ、 スプレッドの広さに関する不満も存在します。特に相場が荒れている時や夜間などは、売買価格の差が大きくなることがあり、コスト意識の高いユーザーからは注意の声が上がっています。

• 「ビットコインCFDのスプレッド広すぎないか？ 昼と夜で全然違うんだけど…」
• 「現物買って保有したい派には微妙。短期売買専用って感じ」

私自身はみんなのコインについて、 CFD取引に特化し、セキュリティ面を重視した設計である点に魅力を感じています。
以下、私が感じたみんなのコインの特徴的なメリットをまとめました。

• CFD取引のため、仮想通貨の現物保有リスクがなく安全性が高い
• 少額から取引可能で、初心者でも始めやすい設計
• スマホアプリ「コイントレーダー」はシンプルで使いやすいと感じる

一方で、現物取引に対応していないため、 実際にコインを保有したい方には不向きだと感じます。また、 取扱通貨数が限定的であり、多様なアルトコイン投資を望むユーザーには物足りなさがあるでしょう。

これらの点を踏まえ、みんなのコインをおすすめしたい人・向いていない人について次のセクションで詳しく解説します。