MATIC(ポリゴン)とは?

ポリゴンとは?

MATICとは、「Polygon(ポリゴン)」と呼ばれる仮想通貨プロジェクトにおけるネイティブトークンです。もともとは「Matic Network」という名称でスタートしたプロジェクトですが、2021年にブランドを「Polygon」に変更し、より広範なスケーリングソリューションを提供するプラットフォームへと進化しました。トークン名は引き続き「MATIC」のままとなっています。
Polygonは、主にイーサリアム(Ethereum)ネットワークのスケーラビリティ問題を解決することを目的としたL2ソリューション(Layer 2)です。MATICは、Polygonネットワーク内での取引手数料の支払いやステーキング報酬、ガバナンスへの参加などに使用されます。
- イーサリアム互換のスケーリングプラットフォーム
- 高速かつ低コストなトランザクション
- MATICトークンによるネットワーク維持と運用
Polygonは、インド出身のエンジニアであるJaynti Kananiを中心に設立されたチームによって開発されました。現在は世界中の開発者が参加しており、オープンソースかつ分散型のコミュニティ体制を持ちながら成長を続けています。
Polygonは多くのプロジェクトやDeFiプラットフォームに採用されており、Ethereumの課題解決を補完する存在として信頼性を獲得しています。また、大手VCや開発者コミュニティからの支援も受けており、その安定した運営基盤は利用者から高い評価を得ています。
以下に、マティック(MATIC)の基本情報を一覧表でまとめました。
| 名前 | Polygon |
|---|---|
| 単位 | MATIC |
| 最高発行枚数 | 10,000,000,000 MATIC |
| 使用開始日 | 2020/5/29 |
| 作成者 | Jaynti Kanani(ジェインティ・カナニ)らPolygonチーム |
| コンセンサスアルゴリズム | PoS(Proof of Stake) |
| 主な用途 | スケーラビリティ(拡張性)向上、DApps、DeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)、Ethereum補完 |
| スマートコントラクト対応 | 対応(EVM互換) |
| チェーンの名称 | Polygon PoS Chain |
| 公式サイト | https://polygon.technology/ |
ポリゴンの特徴

Polygonは、サイドチェーンという形でイーサリアムと並行して機能するネットワークです。Polygonチェーン上での取引は、イーサリアム本体の負荷を軽減しつつ、高速で安価な処理を実現します。仕組みの中心にあるのは以下の技術です:
Plasmaチェーン
Plasmaは、イーサリアムのメインチェーンとやり取りするためのセキュアな仕組みであり、Polygonの基盤のひとつとなっています。
Proof of Stake(PoS)
Polygonでは、PoSコンセンサスアルゴリズムを採用しており、バリデーターによってトランザクションの検証が行われます。バリデーターはMATICをステーキングすることで、ネットワークの安全性を保ち、報酬を得ることができます。
ブリッジ機能
Polygonとイーサリアムの間で資産を移動できる「Polygon Bridge」を通じて、ユーザーはERC-20トークンやNFTを相互にやり取りできます。
他通貨との比較

この通貨の特徴をより深く理解するために、異なる通貨である ポリゴン(MATIC)、イーサリアム(ETH)、アービトラム(ARB) と比較してみましょう。それぞれの将来性や価格変動の傾向、初心者への適性を5段階で評価しています。興味のある通貨があれば、各リンクから詳しい辞書ページもあわせてご覧ください。
※この比較表は、2025年時点での情報や市場状況をもとに、初心者の方にもわかりやすく評価したものです。実際の投資判断は、ご自身の目的やリスク許容度に応じて行ってください。
ポリゴンの利用シーン

マティック(MATIC)は、Polygonネットワークのネイティブトークンとして、個人利用から企業プロジェクトまで幅広いシーンで活用されています。特に、イーサリアムの手数料高騰や処理速度問題を解決する手段として注目され、多様なユースケースが広がっています。
個人での利用シーン
個人ユーザーにとって、MATICは手軽にブロックチェーンアプリを利用できるためのコスト削減と利便性を提供します。ゲームやNFT、DeFiなど日常的に触れやすい分野で利用が拡大しています。
NFT取引とコレクション
Polygonはイーサリアム互換であるため、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスでMATICを利用して売買が可能です。手数料が安いため、個人が少額からコレクションを始めやすい点が特徴です。
DeFiサービスの利用
AaveやUniswapなどのDeFiアプリで、Polygonネットワークを介して低コストかつ高速に資産運用ができます。ステーキングや流動性提供を通じて、個人が資産を効率的に増やすことが可能です。
企業やプロジェクトでの利用シーン
企業や開発プロジェクトにとって、PolygonとMATICはスケーラブルでコスト効率の高いインフラを提供します。大規模なユーザー数を抱えるサービスでも、取引コストを抑えながらブロックチェーンを活用できます。
大規模アプリケーションの開発
企業はPolygonを利用して、ユーザーに負担をかけない形でブロックチェーンアプリを展開できます。特にゲームやメタバース領域では、数百万件規模のトランザクションを低コストで処理する用途に適しています。
サプライチェーンや決済システム
物流や決済に関するデータをPolygon上で管理することで、透明性とトレーサビリティを確保できます。MATICはその利用手数料やインセンティブとして活用され、効率的な業務運営を可能にします。
ポリゴンの管理方法と対応ウォレット

MATIC(Polygon)は、イーサリアムと互換性のあるL2ソリューション上で利用されるトークンです。MATICを安全に保管・利用するためには、対応ウォレットの選択と正しい管理方法が重要です。以下では、代表的な対応ウォレットと利点・注意点を解説します。
MATICに対応した主なウォレット
以下は、MATICに対応している代表的なウォレットと、それぞれの特徴です。
| ウォレット名 | 種類 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| MetaMask | ソフトウェアウォレット(拡張機能・アプリ) | イーサリアム互換のためPolygonネットワークを追加して利用可能。DeFiやNFTとの連携に最適。 |
| Trust Wallet | モバイルウォレット | スマホで簡単にMATICを管理・送受信可能。多数のトークンに対応し、初心者にも扱いやすい。 |
| Ledger Nano S / X | ハードウェアウォレット | オフライン管理によりセキュリティ性が高い。大口保有者や長期保管に推奨。 |
利用目的に応じたウォレットの利点
利用する目的によって、適切なウォレットを選択することが重要です。
短期的な取引やDeFi利用にはMetaMaskなどのソフトウェアウォレットが便利です。一方、長期保管や大口資産管理にはLedgerのようなハードウェアウォレットを利用することで高いセキュリティを確保できます。また、日常的な少額利用やモバイル操作を重視する場合はTrust Walletが適しています。
ウォレット利用時の注意点
MATICを安全に管理するためには、以下の点に注意が必要です。
- シードフレーズ(リカバリーフレーズ)はオフラインで安全に保管し、他人と共有しない。
- 公式サイトや正規アプリ以外からウォレットをダウンロードしない。
- フィッシング詐欺や偽サイトに注意し、常にURLを確認する。
- 頻繁な取引やDeFi利用用と長期保管用でウォレットを分けるとリスク分散につながる。
ポリゴンのメリット

Polygon(MATIC)は、「イーサリアムをそのまま速く・安く使いたい」というニーズに特化したプロジェクトです。
ここでは、単なる“手数料の安さ”にとどまらない、MATICならではの強みを整理しておきます。
- イーサリアムと高い互換性があり、既存ユーザー・開発者が移行しやすい
- ガス代が非常に安く、高速処理が可能で少額取引でも使いやすい
- DeFi・NFT・ゲームなど、実際に使われているサービスが多い
- MATICのステーキングを通じてネットワークに参加し、報酬を得られる
- 大手企業やブランドとの提携が増えており、実需につながりやすい
イーサリアムと高い互換性があり、既存ユーザー・開発者が移行しやすい
Polygonはイーサリアムと高い互換性を持つため、メタマスクなど既存ウォレットのまま使える・ソースコードの変更が少なくて済むといった利点があります。
その結果、イーサリアム上で人気のあったサービスがPolygonにも対応しやすく、ユーザー・開発者ともに「乗り換えコストが低い」点は大きな強みです。
ガス代が非常に安く、高速処理が可能で少額取引でも使いやすい
Polygon上のトランザクションは、イーサリアム本体と比べて桁違いに安い手数料で済むことが多く、送金やスワップ、NFT取引を繰り返してもコストを抑えられます。
「数百円のNFTを買うのに数百円の手数料がかかる」といったことが起こりづらく、少額からブロックチェーンを試してみたいユーザーにも向いているチェーンです。
DeFi・NFT・ゲームなど、実際に使われているサービスが多い
Polygonは、レンディングやDEXといったDeFiに加え、NFTマーケット、ブロックチェーンゲーム、ポイントプログラムなど、実際に動いているサービスが豊富です。
ひとつのネットワークの中で、資産運用・NFT・ゲームと複数の用途を行き来できるため、「とりあえずPolygonの口座をひとつ持っておくと便利」という状況が生まれています。
MATICのステーキングを通じてネットワークに参加し、報酬を得られる
MATICを保有しているユーザーは、バリデーターに委任することでネットワークの運営に参加し、ステーキング報酬を受け取ることができます。
価格上昇だけに頼らず、長期保有しながら報酬を積み上げる選択肢があるのは、投資目線で見たときのメリットです。
大手企業やブランドとの提携が増えており、実需につながりやすい
企業のNFTプロジェクトや会員プログラム、ゲーム内アイテムの管理などにPolygonが採用されるケースが増えています。
有名ブランドやサービスを通じて「ブロックチェーンを意識せず使っていたら、その裏側がPolygonだった」という形で実需が増えやすい点も、長期的な強みといえます。
ポリゴンの注意点・リスク

一方で、MATIC(Polygon)には、仕組みの複雑さや依存関係、トークン価格のリスクなど、理解しておきたい注意点もあります。
利用や投資を検討する際は、次のようなデメリットもあわせて確認しておきましょう。
- ネットワーク構成が複雑で、初心者には仕組みが分かりにくい
- イーサリアムやブリッジに依存する部分があり、そこに起因するリスクがある
- エコシステム拡大に伴い、品質の低いプロジェクトやスキャムも混在する
- MATIC自体の価格変動やトークンアンロックの影響を受ける
- 他のレイヤー2や高速チェーンとの競争が激しく、優位性を維持できるかは不透明
ネットワーク構成が複雑で、初心者には仕組みが分かりにくい
Polygonは、PoSチェーンに加え、複数のスケーリング技術(サイドチェーンやゼロ知識系チェーンなど)を展開しており、「Polygon=どのチェーンなのか」が分かりづらい場面もあります。
どのネットワークに接続しているか、どこに資産があるかを正しく把握しないと、「表示されない」「送った先が違った」といった混乱につながりやすい点はデメリットです。
イーサリアムやブリッジに依存する部分があり、そこに起因するリスクがある
Polygonはイーサリアムと連携して動く設計になっているため、イーサリアム側の混雑や手数料高騰の影響を受けることがあります。
また、資産を行き来させるためのブリッジは、過去に他プロジェクトでハッキング被害が起きてきたポイントでもあり、仕組みを十分理解せずに大きな額を動かすのはリスクを伴います。
エコシステム拡大に伴い、品質の低いプロジェクトやスキャムも混在する
手数料が安く参入障壁が低いことはメリットである一方で、誰でも簡単にトークンやdAppを作れるため、品質の低いプロジェクトや短期的なスキャムも紛れ込みやすくなります。
「Polygonだから安心」というわけではなく、個々のプロジェクトごとに運営体制・実績・監査状況などを確認する必要があります。
MATIC自体の価格変動やトークンアンロックの影響を受ける
ネイティブトークンであるMATICは、市場環境や投資家の動向によって価格が大きく上下するボラティリティの高い資産です。
さらに、ロックされているトークンの解除スケジュールや、報酬として配布されるMATICの売り圧など、トークン経済の設計も価格に影響を与えます。短期的な値動きに振り回されない前提づくりが必要です。
他のレイヤー2や高速チェーンとの競争が激しく、優位性を維持できるかは不透明
Polygonが解決しようとしている「スケーラビリティ問題」には、他にも多くのプロジェクトが取り組んでいます。
手数料や速度だけでなく、開発体制・セキュリティ・規制対応・エコシステムの厚みなどが今後の評価軸となり、長期的に見てどこまで優位性を保てるかは未知数です。
その意味で、MATICもまた競争環境にさらされている通貨の一つと言えます。
現在の状況と今後の展望

2025年現在、Polygonは依然としてレイヤー2スケーリングソリューションの主要プレイヤーとして高い評価を受けています。大手企業や機関投資家もPolygonとの連携を模索しており、Web3インフラの一部としての地位を確立しつつあります。
zkEVMの登場
近年では、Polygon zkEVM(ゼロ知識証明によるEVM互換チェーン)が登場し、より高度なプライバシーとスケーラビリティを実現しようとしています。
大手企業との提携
ディズニー、ナイキ、スターバックスといった企業がPolygonブロックチェーン上でNFTやロイヤリティプログラムを展開するなど、商業利用の拡大も注目されています。
MATICのトークン経済の進化
Polygonはガバナンストークンとしての機能強化や、ステーキングインセンティブの拡充を計画しており、MATIC保有者にとっては参加価値の高いエコシステムが構築されつつあります。
購入できる取引所

おすすめの取引所
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