ERC-721とは?
ERC-721とは、イーサリアムブロックチェーン上で発行される非代替性トークン(NFT)の標準規格です。
2018年に導入され、ブロックチェーン上で唯一無二の資産を表現することを可能にしました。
主な特徴
- トークンごとに異なるID(tokenId)を持つ
- 所有者の確認や変更が可能
- ブロックチェーン上で資産の証明として機能
- スマートコントラクトで自由に機能拡張ができる
ERC-20との違い
ERC-20は仮想通貨などで用いられる同一価値の代替可能なトークンですが、ERC-721は一つ一つが異なる価値や情報を持つトークンです。
たとえば、ゲーム内のアイテムやデジタルアート、会員証など、唯一性や所有証明が必要なものに活用されます。
活用例
- NFTアート:デジタル作品の唯一性を証明
- ゲーム:武器やキャラクターなどのNFT資産
- メタバース:土地やアバターの所有権証明
- イベントチケットや会員証:偽造防止と本人認証に活用
代表的なERC-721プロジェクト
- CryptoKitties(クリプトキティ):ERC-721を初めて広く知らしめたゲーム
- Decentraland(ディセントラランド):NFTとしての土地を管理
- Axie Infinity:育成・対戦ゲームでキャラがNFT化
関連通貨
関連用語
まとめ
ERC-721は、NFTの標準として広く使われており、唯一性があるデジタル資産をブロックチェーン上で管理するための基本的な仕組みです。
アートやゲーム、メタバース、チケット分野など、多くの業界で活用が進んでおり、Web3時代の重要な技術基盤といえます。