
仮想通貨取引所を選ぶとき、「取扱通貨は多いほうがいいの?」と迷うことがあります。
取扱通貨が多い取引所は、購入できる銘柄の選択肢が広がるため、将来ほかの通貨に興味が出たときにも候補を増やせます。
ただし、取扱通貨数が多ければ、それだけで初心者に合う取引所とは限りません。
実際に使うときは、買いたい通貨の有無だけでなく、手数料、アプリの操作感、安全性、入出金の条件なども合わせて確認する必要があります。
取扱通貨が多いことには、きちんとメリットがあります。
ただし、「多いから安心」と決めるのではなく、自分がどう使うかまで考えて選びたいところです。
取扱通貨が多い取引所を選ぶべきか先に結論で確認
仮想通貨取引所の取扱通貨(売買できる銘柄)は、多いほうが選択肢は広がります。
買いたい通貨を探せる範囲が広がり、将来ほかの通貨に興味が出たときも、同じ口座で対応できる可能性があります。
ただし、初心者の場合は、最初から多くの通貨を売買するとは限りません。
そのため、取扱通貨数は重要な判断材料のひとつですが、取引所選びの決定打にする前に、ほかの項目も合わせて確認した方がよいでしょう。
| 考え方 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 買いたい通貨がある | その取引所で対象通貨を扱っているかを先に確認する |
| まだ買いたい通貨が決まっていない | 主要通貨が揃っているかを確認する |
| 将来ほかの通貨も調べたい | 取扱通貨数が多い取引所を候補に入れる |
| 長く使う取引所を選びたい | 手数料、アプリ、安全性も合わせて確認する |
取扱通貨数は、仮想通貨取引所を比較するときの分かりやすい項目です。
ただし、実際に使う通貨、取引方法、コストの負担まで含めて考えることで、自分に合う取引所を選ぶ判断材料になります。
取扱通貨が多いことのメリット
取扱通貨が多い取引所には、初心者にとっても分かりやすいメリットがあります。
ここでは、通貨数が多いことで得られる主な利点を確認します。
買いたい通貨を見つけやすい
取扱通貨が多い取引所では、ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨だけでなく、さまざまな銘柄を購入できる可能性があります。
特定の通貨に興味を持ったとき、その取引所で扱っていれば、別のサービスを探す手間を減らせます。
ただし、取扱通貨数が多くても、すべての通貨が自分の投資対象になるわけではありません。
気になる通貨がある場合は、まずその通貨の特徴や用途を確認してから、対応している取引所を調べる流れが現実的です。
通貨ごとの特徴を確認したい方は、仮想通貨一覧も参考にしてください。
複数の通貨を同じ口座で管理しやすい
複数の通貨を購入する場合、同じ取引所内で管理できると、保有状況を確認しやすくなります。
取引所をいくつも分けると、ログイン先や残高の確認が増え、資産の把握に手間がかかることがあります。
取扱通貨が多い取引所なら、複数の銘柄をひとつの口座でまとめて確認できる場合があります。
特に、ビットコインだけでなく、いくつかのアルトコインも購入したい人にとっては、通貨数の多さが使い勝手に関わります。
取扱通貨が多いことは、単に「選べる銘柄が多い」という話だけではありません。
複数の通貨を同じ口座で確認できるかどうかも、実際に使うときの判断材料になります。
新しい通貨やテーマに触れやすい
取扱通貨が多い取引所では、決済系、ゲーム関連、ステーブルコイン、プラットフォーム系など、さまざまなテーマの通貨に触れられる場合があります。
最初はビットコインだけに関心があっても、仮想通貨を調べるうちに別のテーマへ興味が広がることもあります。
特に、ビットコイン以外のアルトコイン(BTC以外の通貨)にも興味がある人にとって、取扱通貨数は重要な比較材料になります。
取扱通貨が多い取引所なら、将来気になる通貨が出てきたときに、同じ口座内で購入候補を確認できる可能性があります。
アルトコインの基本を確認したい方は、アルトコインとは何かを解説した記事も参考にしてください。
取扱通貨が多ければ十分とは言えない理由
取扱通貨が多いことにはメリットがありますが、それだけで取引所を選ぶと、実際の使い方と合わない場合があります。
ここでは、通貨数だけで判断しない方がよい理由を確認します。
買いたい通貨が最初から決まっているとは限らない
初心者の場合、最初から明確に買いたい通貨が決まっているとは限りません。
「ビットコインを少し買ってみたい」「有名な通貨から始めたい」という段階であれば、取扱通貨数の多さよりも、基本的な使い方や手数料の確認が重要になることがあります。
もちろん、将来的にいろいろな通貨を調べたいなら、取扱通貨数が多い取引所は候補になります。
ただし、最初の目的が主要通貨の購入であれば、通貨数だけでなく、購入までの流れや入出金の条件も確認しておきましょう。
取扱通貨が多くても使わない通貨が多いこともある
取扱通貨が多い取引所でも、実際に自分が使う通貨は限られることがあります。
数十種類の通貨を扱っていても、購入するのはビットコイン、イーサリアム、数種類のアルトコインだけというケースもあります。
取扱通貨数を見るときは、「何種類あるか」だけでなく、「自分が使う可能性のある通貨があるか」を確認することが大切です。
数が多いことを評価しつつ、自分に関係のある通貨が含まれているかを見ていきましょう。
手数料やアプリの使いやすさなど他の比較軸も重要
取扱通貨が多くても、手数料が高く感じる、アプリで注文内容を確認しにくい、入出金の条件が合わないといった場合は、使い続けにくくなることがあります。
取引所選びでは、通貨数だけでなく、取引全体の使い勝手も確認する必要があります。
たとえば、少額で買いたい人、毎月積み立てたい人、外部ウォレットへ送付したい人では、重視する項目が変わります。
取扱通貨数は大切ですが、手数料、アプリ、セキュリティなども合わせて比較しましょう。
取引所を用途別に比較したい方は、国内の仮想通貨取引所10社を用途別に比較した記事も参考にしてください。
初心者が取扱通貨数を見るときの考え方
取扱通貨数は、多いか少ないかだけで判断するより、今の目的と将来の使い方に分けて考えると判断材料になります。
ここでは、初心者が確認したい見方を紹介します。
買いたい通貨があるなら対応状況を先に確認する
すでに買いたい通貨が決まっている場合は、その通貨を扱っている取引所を先に確認しましょう。
取扱通貨数が多い取引所でも、目的の通貨がなければ、自分にとっては候補になりにくいからです。
また、同じ取引所内でも、販売所で扱っている通貨と取引所形式で扱っている通貨が異なる場合があります。
購入方法まで考えるなら、「その通貨を扱っているか」だけでなく、「どの形式で取引できるか」も確認しておきたいところです。
主要取引所ごとの対応状況を確認したい方は、コインチェックの取扱通貨一覧、GMOコインの取扱通貨一覧、BITPOINTの取扱通貨一覧も参考にしてください。
迷っているなら主要通貨が揃っているかを確認する
まだ買いたい通貨が決まっていない場合は、まず主要通貨が揃っているかを確認すると考えやすくなります。
ビットコインやイーサリアムなど、知名度の高い通貨から検討したい人にとっては、主要通貨への対応が最初の確認項目になります。
いきなり多くの通貨を比較しようとすると、どれを選べばよいのか迷うことがあります。
まずは主要通貨を軸にし、そのうえで興味のあるテーマや通貨を少しずつ確認していくと、取扱通貨数の意味を把握しやすくなります。
最初から全ての通貨を比べる必要はありません。
まず主要通貨を確認し、興味が広がったらほかの通貨も調べる流れで十分です。
将来ほかの通貨も見たいなら取扱通貨数は判断材料になる
今は主要通貨だけを買う予定でも、将来ほかの通貨に興味が出る可能性があります。
その場合、取扱通貨数が多い取引所を選んでおくと、あとから別の通貨を検討するときの選択肢が広がります。
特に、アルトコインやテーマ別の通貨を調べたい人にとって、取扱通貨数は大切な判断材料になります。
ただし、将来の選択肢を重視する場合でも、今使ううえでの手数料やアプリ、安全性を外して考えないようにしましょう。
取扱通貨数以外で一緒に確認したいこと
取扱通貨数を確認したら、次にほかの比較軸も見ていきます。
仮想通貨取引所は、通貨数だけでなく、実際に入金して購入し、必要に応じて売却や送付を行うサービスです。
手数料
仮想通貨取引所を使うときは、取引手数料だけでなく、入金、出金、暗号資産の送付にかかる費用も確認しましょう。
取扱通貨が多くても、取引のたびに負担が大きいと、継続して使ううえで気になる要素になります。
また、販売所で購入する場合は、取引手数料が無料でもスプレッド(買値と売値の差)が実質的な負担になることがあります。
通貨数と合わせて、どの取引方法でどれくらいコストがかかるかを確認しておきましょう。
手数料を比較したい方は、仮想通貨取引所の手数料比較記事も参考にしてください。
アプリの使いやすさ
初心者にとって、アプリの操作感も重要です。
取扱通貨が多くても、購入画面や保有資産の確認画面が自分に合わないと、注文前の確認に時間がかかることがあります。
スマホ中心で取引するなら、通貨の検索、購入金額の入力、注文内容の確認、入出金の操作を落ち着いて進められるかを確認しましょう。
スマホで仮想通貨を購入する流れを知りたい方は、スマホだけで仮想通貨を買う方法を解説した記事も参考にしてください。
安全性や運営会社
取扱通貨数が多い取引所を選ぶ場合でも、安全性や運営会社の情報は確認しておきたい項目です。
仮想通貨取引所には、日本円や暗号資産を預ける場面があるため、運営体制やセキュリティ対策も重要になります。
初心者の場合は、二段階認証の設定、ログイン通知、出金時の確認方法など、自分でできる対策も合わせて確認しておきましょう。
通貨数の多さに注目しつつ、資産を預けるサービスとして信頼できるかも見ておく必要があります。
複数口座の使い分け
取扱通貨数を重視する場合でも、1つの取引所だけで完結させる必要はありません。
たとえば、メインで使う取引所とは別に、特定の通貨を購入するための口座を持つ方法もあります。
ただし、複数口座を使うと、ログイン情報、本人確認、入出金、保有資産の管理が増えます。
複数の取引所を使う場合は、目的を分けたうえで、どの口座で何をするのかを決めておくことが大切です。
取扱通貨数を実際に比較したい方へ
ここまで確認したように、取扱通貨数は取引所選びの大切な判断材料です。
ただし、このページでは通貨数のランキングや一覧比較ではなく、通貨数をどう考えるかに絞って解説しました。
実際に取扱通貨数を比較するときは、次のような点も合わせて確認すると、数字だけに引っ張られにくくなります。
- 自分が買いたい通貨に対応しているか
- 主要通貨が揃っているか
- 販売所と取引所形式のどちらで売買できるか
- 手数料やスプレッドの負担はどうか
- アプリや入出金の条件が自分に合うか
取扱通貨数を実際に比較する記事を確認する場合は、単純な通貨数だけでなく、上記の項目も合わせて確認すると、自分の使い方に近い取引所を選ぶ材料になります。
まとめ
仮想通貨取引所の取扱通貨は、多いほど選択肢が広がります。
買いたい通貨を見つけやすくなり、将来ほかの通貨に興味が出たときにも、同じ口座で対応できる可能性があります。
一方で、取扱通貨数が多ければ十分とは限りません。
初心者にとっては、手数料、アプリの操作感、安全性、入出金の条件なども、取引所を選ぶうえで重要な判断材料になります。
取扱通貨数だけでなく、手数料やアプリ、安全性も含めて比較したい方は、国内の仮想通貨取引所10社を用途別に比較した記事を参考にしてください。
コスト面を重視する場合は、仮想通貨取引所の手数料比較記事も確認しておくと判断材料が増えます。
取扱通貨が多い取引所は、仮想通貨を調べる入口として魅力があります。
ただし、最終的には「自分が買いたい通貨があるか」「無理なく使えるか」「コストや安全性に納得できるか」を合わせて確認し、自分の使い方に合う取引所を選びましょう。







