
「コインチェック 手数料」「コインチェック スプレッド 高い」と検索すると、手数料が割高だという口コミやブログ記事も多く目に入ります。
ただし、どの手数料に着目するか・どういう使い方をするかによって、コスパの印象は大きく変わります。
このページでは、コインチェックの日本円入金・出金、暗号資産の送金、販売所スプレッド、取引所手数料をそれぞれ分解し、bitFlyer・GMOコインなど主要取引所との比較を行います。
そのうえで、「どんな使い方ならコインチェックがコスパ良く使えるのか」を具体的なパターン別に整理していきます。
コインチェック全体の特徴やメリット・デメリット、口座開設の流れをまとめて知りたい場合は、 Coincheck(コインチェック)の特徴・メリット/デメリット の記事もあわせてチェックしてみてください。
「コインチェックは手数料が高い」という評判は一部正しい部分もありますが、使い方次第でコスパは大きく変わります。
- 銀行振込入金0円+取引所(板)手数料0%を活かせば、売買コストは国内でもかなり優秀な水準
- 日本円出金407円とBTC送金0.0005 BTCは、GMOコインなどと比べると少額をこまめに動かすほど割高になりやすい
- 販売所のスプレッドは0.1〜5%程度と広く、販売所メインの短期売買だと手数料負けしやすい
コインチェックでかかる手数料の種類
「コインチェックは手数料が高い」と言われるとき、その内訳は日本円の入出金・暗号資産の送金・販売所スプレッド・取引所手数料など、いくつかのパーツに分かれています。
ここでは、あとで他社と比較しやすいように、まずコインチェックで発生しうる手数料の種類を一つずつ整理していきます。
日本円の入金・出金手数料
まずは、もっとも利用頻度の高い「日本円まわり」の手数料から整理します。
コインチェックでは、
入金手数料日本円を入れる費用
と
出金手数料日本円を出す費用
が別々に設定されています。
日本円の入金手数料
コインチェックの日本円入金方法は大きく3つです。
- 銀行振込:コインチェック側の入金手数料は無料(振込手数料は利用銀行側の負担)
- コンビニ入金:3万円未満 770円、3万円以上30万円以下 1,018円/回
- クイック入金即時反映する入金 :3万円未満 770円、3万円以上50万円未満 1,018円、50万円以上は「入金額×0.11%+495円」
入金を何度も分けてしまうと、その都度コンビニ入金・クイック入金の手数料がかかってしまいます。コストを抑えたい場合は、 基本は銀行振込でまとめて入金するのがセオリーです。
日本円の出金手数料
コインチェックから銀行口座へ日本円を出金する場合、金額にかかわらず1回あたり407円の出金手数料がかかります。
出金額が1万円でも100万円でも手数料は同じなので、小分けに出金するほど相対的なコストが重くなる点には注意が必要です。頻繁に日本円を出し入れするのではなく、「入金も出金もできるだけ回数をまとめる」だけでもトータルコストはかなり変わってきます。
暗号資産の入金・送金手数料
次に、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を別のウォレットや取引所とやり取りするときのコストです。
暗号資産の入金手数料(受け取り)
他の取引所やウォレットからコインチェックへ暗号資産を送る場合、
暗号資産入金手数料外部から受け取る費用
は基本的に無料です。
ただし、送金元の取引所側で「送金手数料」や「ネットワーク手数料」がかかる点は押さえておきましょう。
暗号資産の送金手数料(外部への送付)
コインチェックから他社ウォレット・取引所へ暗号資産を出すときは、 送金手数料外部に送る費用 が通貨ごとに決まっています。
たとえばビットコイン(BTC)の場合、送金手数料は0.0005 BTCです(2025年時点)。
額としては小さく見えますが、BTC価格が高い局面では円換算額も大きくなり、
「他社ではBTC送金が無料」というケースと比べると、コスト差がはっきり出てきます。
販売所スプレッドと取引所手数料の違い
コインチェックの「手数料が高い」とよく言われるのは、多くの場合、 販売所業者相手に売買 での スプレッド買値と売値の差 のことです。
販売所:スプレッド=実質的な手数料
販売所では表示上の「取引手数料」は0円ですが、その代わりに売値と買値の差(スプレッド)の中に手数料相当分が含まれています。
コインチェック公式の比較では、販売所のスプレッドはおおむね0.1〜5%程度とされていますが、相場急変時などにはこれを超えることもあります。
例えば、ビットコインの理論価格が100万円のときに、「買値102万円/売値98万円」と表示されていれば、差額4万円・およそ4%がスプレッドです。
一度買ってすぐに売ると、その4%分はほぼ確実にマイナスからのスタートになるため、短期売買と販売所の相性はあまり良くありません。
取引所:板取引なら手数料は0%(主要銘柄)
これに対して、 取引所ユーザー同士の板取引 の現物取引では、ビットコインなど主要銘柄の 取引手数料 がMaker・Takerとも0%に設定されています(2025年10月時点)。
つまり「販売所だけを見ると高く見える」が、「取引所(板)」を使えば売買コストは国内でもかなり競争力がある、という少しややこしい構造になっています。
販売所と取引所の仕組みの違いを、もう少し基本から押さえたい場合は、 取引所と販売所の違いとは?初心者でもわかる仮想通貨の買い方ガイド もあわせてチェックしてみてください。
主要取引所との手数料比較|コインチェック vs bitFlyer vs GMOコイン
コインチェックの手数料が高いかどうかを判断するには、「他の取引所と比べてどうか」を見るのが近道です。
ここでは、特に利用頻度の高い日本円の入出金やBTC送金を中心に、bitFlyer・GMOコインと横並びで比較していきます。
日本円の入出金・BTC送金コストを比較
ここでは、初心者が特に気にしやすい「日本円の入出金」と「BTC送金」に絞って、コインチェック・bitFlyer・GMOコインの手数料をざっくり比較してみます(2025年10月時点の公式情報をもとに作成)。
| Coincheck | bitFlyer | GMOコイン | |
|---|---|---|---|
| 日本円入金(銀行振込) | 無料(振込手数料は銀行負担) | 無料(振込手数料は銀行負担) | 無料(振込手数料は銀行負担) |
| 日本円入金(コンビニ/即時) | コンビニ・クイック:770円〜/回 | クイック:330円〜/回、コンビニ:430円/回 | 即時入金:無料 |
| 日本円出金手数料 | 一律 407円/回 | 220〜770円/回(出金先銀行・金額による) | 無料(大口出金のみ400円) |
| BTC送金手数料 | 0.0005 BTC | 0.0004 BTC | 無料 |
| 現物取引(販売所) | 手数料0円(スプレッドあり) | 手数料0円(スプレッドあり) | 手数料0円(スプレッドあり) |
| 現物取引(取引所) | 主要銘柄はMaker/Takerとも0% | 約定数量×0.01〜0.15% | Maker -0.01〜-0.03%/Taker 0.05〜0.09% |
| BTC販売所スプレッドの目安 | 0.1〜5%程度 | 数%程度(非公表) | 数%程度(非公表) |
一覧で見ると、入出金・送金まわりはGMOコインが圧倒的に安い一方、売買手数料そのものは「コインチェックの取引所0%」「GMOコインのマイナス手数料」「bitFlyerの段階的手数料」と、各社で特徴が分かれています。
とくに出金・送金コストが気になる場合は、 GMOコインってどう?実際に使う前に知っておきたい特徴・評判・使い方 を読んでおくと、コインチェックとの使い分けイメージがつかみやすくなります。
売買コストで見るとコインチェックはどの立ち位置?
販売所だけを見ると、コインチェックのスプレッドは他社と比べても広めで、「販売所メインで短期売買を繰り返す人」にとってはあまり向きません。
一方で、取引所(板)を使ってビットコインなどの主要銘柄を売買する場合、取引手数料0%という点はむしろ大きな強みです。頻繁に板でトレードするなら、「販売所ではなく取引所を使う」だけでコスト構造がガラッと変わることを覚えておきましょう。
どこが「高い」のか?コインチェックのコストを分解
ここまでで、コインチェックで発生する手数料の種類と、他社との大まかな比較を見てきました。
次は、ユーザーが「高い」と感じやすいポイントをもう一歩踏み込み、どの部分のコストが重くなりやすいのかを具体的に整理していきます。
販売所スプレッドが広くなりやすいタイミング
コインチェックの販売所スプレッドは0.1〜5%程度が目安ですが、相場急変や流動性が薄い時間帯にはこれ以上に広がることもあります。
特に、週末・深夜など参加者が少ない時間帯は、取引量が薄くなりがちでスプレッドも広がりやすいとされています。
「値動きが気になって深夜に何度も売買する」といった行動は、手数料負けしやすい典型パターンなので注意しましょう。
日本円出金・暗号資産送金は他社より割高になりやすい
日本円の出金は1回あたり407円固定、BTC送金は0.0005 BTCという設定のため、少額をこまめに動かすほどコスト負担が重くなる設計です。
一方、GMOコインは日本円出金・暗号資産送金とも基本無料(大口出金のみ有料)となっており、「頻繁に他社へ資金移動する」タイプの使い方ではGMOコイン側に軍配が上がります。
出金・送金手数料は「回数」に対してかかるので、1回あたりの金額を増やして回数を減らすだけで手数料負担をかなり圧縮できます。
「1万円を10回出金する(手数料4,070円)」より「10万円を1回出金する(手数料407円)」の方が圧倒的に有利です。
それでもコインチェックが選ばれる理由
手数料だけを切り取ると厳しめに見える部分もありますが、コインチェックは国内アプリダウンロード数が複数年連続でトップクラスと紹介されるなど、使いやすさやサービスの幅で評価されている面も大きいです。
特に次のような人にとっては、「多少手数料が高くてもコインチェックをメインにする価値」があります。
- とにかくアプリの使いやすさを重視したい初心者
- 少額から主要通貨を買って中長期で保有したい人
- NFTやIEOなど、コインチェック独自のサービスもまとめて使ってみたい人
また、「積立・IEO・NFT・ステーキング・でんき/ガス連携など、コインチェックで何ができるのか」を一覧で把握したい場合は、 コインチェックでできること完全ガイド|積立・IEO・NFT・ステーキング・でんき/ガス活用 をあわせてチェックしてみてください。
手数料だけでなく「安全性」も気になる場合は、過去のハッキングと現在の体制を整理した「コインチェックは危ない?過去のハッキングと現在の安全性のポイント」もあわせてチェックしておくと安心です。
どんな使い方ならコインチェックはコスパが良い?
ここまで見てきたように、コインチェックは「どの手数料が強みで、どこが弱点か」がハッキリしている取引所です。
あとは、自分の使い方をその特徴に合わせて調整できるかどうかで、コスパの良し悪しが大きく変わってきます。
初心者編:銀行振込+取引所メインで使う
コインチェックをできるだけ安く使いたい初心者におすすめなのが、 「銀行振込でまとめて入金」&「販売所ではなく取引所で買う」というシンプルなスタイルです。
具体的なステップ
大まかな流れは次の通りです。
- 銀行振込で一度にまとまった金額を入金する(コインチェック側の入金手数料は0円)
- アプリまたはWebの「取引所」タブからBTC/ETHなどを指値・成行で購入する
- 中長期で保有するなら、頻繁に売買せずそのままウォレットに置いておく
このやり方なら、「入金手数料0円」「取引所手数料0%」を活かしつつ、販売所スプレッドの影響を最小限に抑えられます。
「毎月コツコツ積み立てたい」「タイミングを気にせず長期で買い増したい」という人は、 コインチェックの積立サービスについて詳しく解説した コインチェックつみたてはどう?メリット・デメリットとおすすめ活用法を初心者向けに解説 も参考になるはずです。
他社と併用するなら「役割分担」を決める
すでにbitFlyerやGMOコインの口座も持っている場合は、各社の得意分野ごとに使い分けるのがおすすめです。
例えば、こんな分担が考えられます。
- コインチェック:アプリの使いやすさ重視、少額積立やNFT・IEOなど「触って楽しい」部分を担当
- GMOコイン:入出金・送金コストが安いので、他社への資金ハブとして使う
- bitFlyer:キャンペーンやカード連携など、自分に合うメリットがある部分だけ活用
こうして役割分担しておけば、「手数料が重いところだけ他社に逃がす」ことができるため、トータルのコスパを上げやすくなります。
「コインチェックをメイン口座にするか?それともGMOコイン・bitFlyerとどう組み合わせるか?」をもう少し詳しく知りたい場合は、 コインチェックはメイン口座にすべき?bitFlyer・GMOコインとの違いを徹底比較 もチェックしてみてください。
手数料を抑えるためのチェックリスト
最後に、コインチェックを使う前に確認しておきたいポイントをチェックリストとしてまとめます。
すべてを完璧にこなす必要はありませんが、次のポイントを意識しておくと「いつの間にか手数料負け」を防ぎやすくなります。
- 販売所ではなく取引所(板)をメインに使っているか?
- コンビニ入金・クイック入金は「どうしても急ぎのとき」だけに絞れているか?
- 日本円の出金は「少額を何度も」ではなく「必要なときにまとめて」行っているか?
- 他社の入出金・送金無料サービスと、うまく役割分担できているか?
まとめ|コインチェックで「手数料で損しない」ために
コインチェックは、「販売所のスプレッド」「日本円出金・暗号資産送金」の部分だけを見ると、確かに他社より割高に感じやすい設計です。一方で、銀行振込入金0円・取引所手数料0%・アプリの使いやすさなど、うまく使えば優秀なポイントも多くあります。
重要なのは、どこにコストがかかっているのかを理解したうえで、自分の使い方を少しだけ工夫することです。
- 銀行振込でまとめて入金する
- 可能な限り取引所(板)で売買する
- 出金・送金の回数を減らし、必要に応じて他社と役割分担する
この3つさえ意識しておけば、「コインチェックは手数料が高いから損をする」という状態はかなり避けやすくなります。
メイン記事とあわせて、本ページを「手数料の教科書」的な位置づけで活用してもらえれば幸いです。
本記事では「手数料」に絞って解説しましたが、コインチェックの特徴やメリット・デメリット、 アプリの使いやすさ、口座開設の手順などをまとめて知りたい場合は、こちらの記事も参考になります。

