
暗号資産を継続して購入したいと思っても、毎回入金して注文したり、購入するタイミングを決めたりすることに負担を感じる人もいるでしょう。
Coincheckつみたては、通貨・金額・買付頻度を設定すると、銀行口座からの引き落としと暗号資産の購入を自動化できるサービスです。
買付頻度は「毎日つみたて」と「月イチつみたて」から選べますが、対象通貨や最低積立金額、申込締切日、引落日、買付日にはそれぞれ条件があります。また、口座振替手数料とサービス利用手数料が無料でも、購入価格には手数料相当額が含まれる点にも注意が必要です。
この記事では、Coincheckつみたての対象通貨、積立金額、2つの買付プラン、申込・変更・停止の条件を整理します。買付時期を分けるメリットだけでなく、元本割れや購入時のコストも確認し、無理なく継続できる積立金額を考えましょう。
Coincheckつみたてとは?
Coincheckつみたて(暗号資産の自動購入)は、あらかじめ通貨・金額・買付頻度を設定し、その後の購入を自動化できるサービスです。
「毎日つみたて」と「月イチつみたて」の2つから買付頻度を選べるため、購入のたびに日本円を入金して注文する必要はありません。
積立対象は29種類で、積立金額は各通貨1万円から1,000円単位で設定できます。複数通貨を設定する場合は、すべての積立金額を合計して月100万円までです。
口座振替手数料と積立サービスの利用手数料は無料ですが、暗号資産の購入価格には手数料相当額が含まれます。
対象通貨や金額だけでなく、資金の引落方法や購入時のコストまで確認したうえで利用することが大切です。
毎日または毎月、決まった金額を自動で購入するサービス
Coincheckつみたてでは、積み立てる暗号資産、1か月の積立金額、買付頻度を最初に設定します。設定後は、毎月のスケジュールに沿って銀行口座から日本円が引き落とされ、暗号資産の買付まで自動で進みます。
買付頻度は、1か月分の設定金額を日割りして購入する「毎日つみたて」と、月に1回まとめて購入する「月イチつみたて」から選択できます。
いずれも毎回自分で注文する必要はなく、設定した内容で継続的に購入できる点が通常の都度購入との違いです。
Coincheckで利用できる積立以外のサービスについては、コインチェックのサービス一覧|つみたて・運用・NFT・IEOをまとめて解説で整理しています。
対象通貨・積立金額・利用条件を一覧で整理
Coincheckつみたてを利用する前に確認しておきたい主な条件は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象通貨 | 29種類 |
| 最低積立金額 | 各通貨1万円相当から |
| 設定単位 | 各通貨1,000円相当単位 |
| 月間上限 | 複数通貨の設定金額を合計して100万円相当まで |
| 買付頻度 | 毎日つみたて・月イチつみたて |
| 資金の引落方法 | 登録した金融機関の口座から口座振替 |
| 利用対象 | 個人・法人 |
| 口座振替手数料 | 無料 |
| 積立サービス利用手数料 | 無料 |
| 購入時のコスト | 購入価格に0.1〜4.0%の手数料相当額を含む |
対象通貨はCoincheckで取り扱うすべての暗号資産ではなく、Coincheckつみたてに対応している通貨に限られます。
また、最低積立金額は複数通貨の合計ではなく、積み立てる通貨ごとに1万円です。2通貨を積み立てる場合は、それぞれ1万円以上を設定する必要があります。
法人も利用できますが、引落口座として登録できる金融機関には個人と異なる条件があります。実際に申し込む際は、利用できる金融機関と最新のサービス条件を確認してください。
銀行口座からの引き落としから買付まで自動で進む
Coincheckつみたてでは、積立内容とあわせて、買付資金を引き落とす金融機関の口座を登録します。
登録後は、毎月設定されるスケジュールに沿って日本円が引き落とされ、選択したプランに応じて暗号資産が自動で購入されます。
基本的な流れは、積立内容と引落口座を設定し、銀行口座から日本円が引き落とされた後、毎日または月1回の買付が行われる順番です。
口座振替(銀行口座から自動引落)と暗号資産の買付は同時ではなく、それぞれ決められた日程で処理されます。設定した直後から買付が始まるとは限らないため、申込締切日・引落日・買付日も確認しておきましょう。
Coincheckつみたての対象通貨と積立金額
Coincheckつみたてでは、積立対象となっている29種類の暗号資産から通貨を選び、通貨ごとに毎月の積立金額を設定します。
Coincheckで取り扱っているすべての通貨が積立に対応しているわけではないため、通常の売買が可能な通貨と積立対象通貨は分けて確認する必要があります。
積立金額は各通貨1万円相当から設定でき、1,000円相当単位で増減できます。複数通貨を設定する場合は、それぞれの通貨で最低金額を満たし、合計額を月100万円相当以下に収める必要があります。
Coincheckつみたての対象通貨を一覧で整理
Coincheckつみたての対象通貨は、以下の29種類です。
通貨の取扱状況は変更される可能性があるため、実際に設定する際はCoincheckつみたての画面でも最新の対応状況を確認してください。
| 通貨名 | シンボル |
|---|---|
| ビットコイン | BTC |
| イーサリアム | ETH |
| イーサリアムクラシック | ETC |
| リスク | LSK |
| エックスアールピー | XRP |
| ライトコイン | LTC |
| ビットコインキャッシュ | BCH |
| ステラルーメン | XLM |
| ネム | XEM |
| アイオーエスティー | IOST |
| モナコイン | MONA |
| サンド | SAND |
| ポルカドット | DOT |
| チリーズ | CHZ |
| チェーンリンク | LINK |
| ポリゴン | MATIC(POL) |
| アクシーインフィニティ | AXS |
| エイプコイン | APE |
| イミュータブル | IMX |
| ラップドビットコイン | WBTC |
| シバイヌ | SHIB |
| アバランチ | AVAX |
| ドージコイン | DOGE |
| ペペ | PEPE |
| マスクネットワーク | MASK |
| ディセントラランド | MANA |
| ザ・グラフ | GRT |
| ソラナ | SOL |
| トロン | TRX |
一方、スイ(SUI)はCoincheckで通常の売買ができますが、Coincheckつみたての対象には含まれていません。
このように、Coincheckで購入できる通貨であっても、積立設定には対応していない場合があります。
対象通貨ごとに用途や値動きの特徴が異なるため、積立対応の有無だけで通貨を決めるのではなく、通貨の仕組みやリスクも確認することが大切です。選択時に確認したい点は、コインチェックで最初に買う通貨の選び方で整理しています。
積立金額は各通貨ごとに設定する
Coincheckつみたての最低積立金額は、各通貨につき月1万円相当です。1万円を超える金額は、1万1,000円、1万2,000円のように1,000円相当単位で設定できます。
たとえば、ビットコインだけを積み立てる場合は、月1万円以上を設定します。ビットコインとイーサリアムを積み立てる場合は、ビットコインに月1万円、イーサリアムに月1万円というように、それぞれの通貨で最低金額を満たす必要があります。
複数通貨に分けても、1通貨あたりの最低積立金額が下がるわけではありません。月1万円を2通貨に5,000円ずつ振り分ける設定はできないため、積み立てる通貨数を増やすほど、毎月必要になる合計額も増えます。
通貨ごとに別々の積立枠があると考えると分かりやすいです。ビットコインとイーサリアムを選ぶ場合は、合計1万円ではなく、それぞれに1万円以上を設定します。
積立金額は、生活費や急な支出に使う資金を残したうえで決めることが重要です。金額を設定する前の注意点は、コインチェックで少額投資を始める前に気をつけたいことで解説しています。
複数通貨の合計には月間上限がある
Coincheckつみたてでは、設定したすべての通貨を合計して、月100万円相当まで積み立てられます。月100万円は1通貨ごとの上限ではなく、複数通貨を含めた積立設定全体の上限です。
たとえば、ビットコインに月40万円、イーサリアムに月30万円、エックスアールピーに月30万円を設定すると、合計は月100万円になります。ここから別の通貨を追加する場合は、既存の通貨の設定額を減らし、合計額を月100万円以下に調整しなければなりません。
また、積立可能な上限まで設定できることと、その金額が自分に適していることは別です。積立を長く継続するには、価格が下落した場合も含めて、毎月無理なく確保できる金額を設定する必要があります。
毎日つみたて・月イチつみたての仕組み
Coincheckつみたてでは、買付頻度を「毎日つみたて」と「月イチつみたて」の2つから選択します。どちらも1か月の積立金額を先に設定しますが、暗号資産を購入する回数とタイミングが異なります。
毎日つみたては設定金額を積立期間の日数で分けて毎日購入し、月イチつみたては毎月の買付日にまとめて購入する仕組みです。申込みや銀行口座からの引き落としが行われる日と、暗号資産が購入される日は同じではありません。
2つのプランで異なるのは、設定した月額をどのような回数で購入するかです。申込方法や銀行口座から積立資金を引き落とす基本的な仕組みは共通しています。
毎日つみたては月額を日割りして毎日買い付ける
毎日つみたてでは、1か月分として設定した金額を1回の積立期間の日数で分け、暗号資産を毎日購入します。買付は祝日を含めて行われ、毎月の買付日から翌月の買付日の前日まで継続します。
たとえば、月1万円を設定した場合、1万円分を最初の日にまとめて購入するのではありません。積立期間の日数に応じて日ごとの金額が決まり、その金額分の暗号資産が毎日購入されます。
暗号資産の価格は日ごとに変動するため、毎回同じ日本円の金額を使っても、購入できる暗号資産の数量は一定ではありません。価格が高い日は購入数量が少なくなり、価格が低い日は購入数量が多くなります。
月イチつみたては月に1回まとめて買い付ける
月イチつみたてでは、設定した1か月分の金額を、毎月指定される買付日にまとめて使用します。月1万円を設定した場合は、買付日に1万円分の暗号資産が一度に購入される仕組みです。
毎日つみたてのように金額を日ごとに分けないため、その月の購入価格は買付日の価格を基準に決まります。同じ月額を設定しても、毎日つみたてとは買付回数と購入価格が決まるタイミングが異なります。
ただし、月イチつみたてを選択しても、利用者が毎月自分で注文するわけではありません。一度設定すれば、毎月のスケジュールに従って買付が自動で行われます。
引落日と買付日は同じ日ではない
Coincheckつみたてでは、設定内容を申し込んだ直後に銀行口座から資金が引き落とされ、同時に暗号資産が購入されるわけではありません。申込締切日、引落日、買付日がそれぞれ設定されています。
-
申込締切日までに積立内容を設定する
買付頻度、積み立てる通貨、通貨ごとの金額を設定し、指定された期間内に申込みを完了します。 -
登録した銀行口座から積立資金が引き落とされる
申込内容に基づき、毎月指定される引落日に1か月分の積立資金が引き落とされます。 -
買付日から暗号資産の購入が始まる
月イチつみたては買付日にまとめて購入され、毎日つみたては買付日から翌月の買付日前日まで毎日購入されます。
ネット通販で「注文」「支払い」「発送」が別のタイミングで進むのと似ています。Coincheckつみたても、申込み、銀行口座からの引き落とし、暗号資産の買付が順番に処理されます。
銀行口座から引き落とされた後も、買付日までは暗号資産の購入が始まりません。引き落としが完了しているのに保有数量へ反映されていない場合は、買付日を迎えているか確認する必要があります。
申込締切日や引落日、買付日は月ごとに異なります。締切日を過ぎてから新しく申し込んだ場合や設定を変更した場合は、次回以降の積立から反映されます。
毎日つみたてと月イチつみたての選び方や、通常の都度購入との併用、設定変更後の扱いについては、Coincheckつみたては都度購入とどう使い分ける?毎日・毎月の違いと設定後の扱いで詳しく整理しています。
Coincheckつみたての申込・変更・停止に必要な条件
Coincheckつみたてを始めるには、Coincheckの口座に加えて、積立資金を引き落とす銀行口座を用意します。
その後、買付頻度・通貨・積立金額を設定し、銀行口座からの引き落としを申し込む流れです。
申込み後も、積み立てる通貨や金額、毎日つみたて・月イチつみたての設定は変更できます。積立を停止することもできますが、手続きした日によって反映される月が変わるため、申込締切日と積立スケジュールの確認が必要です。
Coincheck口座と引落用の銀行口座を用意する
Coincheckつみたてを利用するには、Coincheckの口座開設と本人確認を完了させたうえで、積立資金を引き落とす金融機関の口座を登録します。Coincheckの取引アカウントに入金している日本円を、そのまま積立資金として使用する仕組みではありません。
引落口座には、原則としてCoincheckに登録している氏名と同一名義の銀行口座を設定します。名義が異なる口座は登録できない場合があるため、Coincheckの登録情報と銀行口座の名義を事前に確認してください。
また、すべての金融機関を引落口座に設定できるわけではありません。法人アカウントでは指定できる金融機関が限られるため、申込みを進める前に利用可能な金融機関を確認する必要があります。
通貨・金額・買付頻度を設定して申し込む
必要な口座を用意した後は、Coincheckつみたてで購入する内容を設定します。操作画面の表示は利用環境によって異なりますが、基本的な申込みの流れは以下のとおりです。
-
Coincheckつみたての申込画面を開く
Coincheckへログインし、Coincheckつみたての設定画面へ進みます。 -
買付頻度を選ぶ
毎日つみたてまたは月イチつみたてのどちらかを選択します。 -
積み立てる通貨を選ぶ
Coincheckつみたての対象通貨から、継続して購入する通貨を選択します。 -
通貨ごとの積立金額を設定する
各通貨1万円相当以上、1,000円相当単位で毎月の積立金額を設定します。 -
引落用の銀行口座を登録する
対応する金融機関を選び、積立資金を引き落とす口座の登録手続きを行います。 -
設定内容を確認して申し込む
買付頻度、通貨、金額、引落口座を確認し、申込みを完了します。
申込みが完了しても、直後に銀行口座から引き落とされたり、暗号資産が購入されたりするわけではありません。
申込締切日(当月反映を決める期限)までに設定した内容が、指定された引落日と買付日に反映されます。
通貨・金額・プランは途中で変更できる
Coincheckつみたてを開始した後も、積み立てる通貨、通貨ごとの金額、買付頻度を変更できます。毎日つみたてから月イチつみたてへ切り替える場合や、積立金額を増減する場合も、あらためて積立設定を申請します。
ただし、変更手続きをした時点で、進行中の引き落としや買付内容がすぐに切り替わるとは限りません。申込・変更期間の締切前に手続きを完了した場合は、その月度の引き落としと買付から新しい設定が反映されます。
締切日を過ぎてから変更した場合は、その月度の引き落としと買付には変更前の設定が適用され、新しい設定は翌月度から反映されます。変更前には、当月分の申込・変更期間が終了していないか確認してください。
停止手続きも締切日によって反映時期が変わる
Coincheckつみたては途中で停止できますが、停止操作をしただけで、その時点からすべての処理が中止されるわけではありません。変更と同様に、申込・変更期間の締切前後によって停止される月が変わります。
締切日を過ぎて停止した場合、その月度の引き落としと買付は予定どおり実施され、翌月度から停止されます。
締切前に停止手続きを完了した場合は、その月度の引き落としと買付から停止が反映されます。締切後に手続きをした場合は、当月分を取り消すことはできず、次回分から停止となります。
また、銀行口座から積立資金がすでに引き落とされている場合は、停止操作後も、つみたてアカウントに残っている日本円を使い切るまで買付が続きます。特に毎日つみたてでは、引き落とされた1か月分の資金を日ごとに分けて購入するため、停止後もしばらく買付履歴が増える場合があります。
停止手続きを行う際は、操作日だけで判断せず、申込・変更期間、引落日、買付日を確認してください。すでに引き落とされた資金の買付が完了した後は、次回以降の引き落としと買付が行われなくなります。
設定を変更・停止する前に、Coincheckの積立スケジュールを開き、申込締切日・引落日・買付日の3つを確認してください。停止操作だけで当月分まで止まるとは考えず、今後の引き落とし予定まで確認しておきましょう。
Coincheckつみたてのメリットと注意点
Coincheckつみたてのメリットは、一度設定すれば、毎回購入するタイミングを決めたり、手動で注文したりせずに暗号資産を購入できることです。
毎日つみたてを選べば、1か月分の積立金額を複数回に分けて購入できるため、購入価格が特定の日に集中することも避けられます。
ただし、購入時期を分けても、暗号資産の価格下落を防げるわけではありません。積立を続けていても評価損や元本割れが発生する可能性があり、手数料無料と案内されている項目とは別に、購入価格には手数料相当額が含まれます。
購入のタイミングを毎回判断する必要がない
Coincheckつみたてでは、最初に通貨・積立金額・買付頻度を設定すると、その後は毎月のスケジュールに沿って暗号資産が自動で購入されます。購入するたびに日本円を入金し、価格を確認して注文する必要はありません。
暗号資産は価格が常に変動しているため、自分で購入する場合は「価格が下がるまで待つのか」「現在の価格で購入するのか」をその都度決めることになります。自動積立では決められた日程で購入するため、短期的な値動きを基準に購入日を変更する場面が減ります。
また、購入を忘れて積立が途切れることも防げます。毎月継続して購入する方針を決めている場合は、入金や注文を繰り返す都度購入よりも、購入作業の負担を抑えられます。
ただし、自動で購入されることと、設定後に確認が不要になることは同じではありません。生活状況や収入が変わった場合は、積立金額が無理のない範囲に収まっているか定期的に確認する必要があります。
買付時期を分けて価格変動の影響を分散できる
毎日つみたてでは、1か月分の積立金額を日ごとに分け、価格が異なる複数のタイミングで購入します。一定額を継続して購入する方法は、ドルコスト平均法(一定額を定期購入する方法)と呼ばれます。
同じ日本円の金額で購入する場合、暗号資産の価格が高い時は購入数量が少なくなり、価格が低い時は購入数量が多くなります。購入日を複数に分けることで、積立資金のすべてを一時点の価格で購入する状態を避けられます。
たとえば、月1万円を一度に購入すると、その月の購入価格は買付日の価格に左右されます。複数回に分けた場合は、それぞれ異なる価格で購入するため、購入単価は各買付価格と購入数量を反映した平均値になります。
ただし、買付時期の分散によって、平均購入単価が必ず下がるわけではありません。価格が継続して上昇する場合は、早い段階でまとめて購入した方が結果的に多くの暗号資産を取得できることもあります。
積立でも元本が保証されるわけではない
暗号資産の積立は、預金のように元本が保証されるサービスではありません。購入後に暗号資産の価格が平均購入単価を下回れば、保有資産には評価損が発生します。
買付時期を複数回に分けても、価格下落による損失を防げるわけではありません。積立額を下回る可能性を考慮し、生活費や近いうちに使う予定の資金とは分けて設定する必要があります。
積立を長期間続けた場合でも、売却時の価格によっては元本割れが発生します。購入回数の多さや積立期間の長さだけで、利益が確定するわけではありません。
また、複数の暗号資産を積み立てても、暗号資産市場全体が下落すれば、複数通貨が同時に値下がりする可能性があります。通貨数を増やすだけで損失を防げるとは限らないため、価格変動を受け入れられる金額に抑えることが重要です。
手数料無料でも売買価格に手数料相当額が含まれる
Coincheckつみたてでは、銀行口座から積立資金を引き落とす際の口座振替手数料と、積立サービスの利用手数料は無料です。
一方で、暗号資産の購入価格には手数料相当額(購入価格に含まれるコスト)が含まれます。
| 費用項目 | 扱い | 確認点 |
|---|---|---|
| 口座振替手数料 | 無料 | 登録した銀行口座からの引き落としに、別途手数料はかからない |
| 積立サービス利用手数料 | 無料 | 積立の申込みや継続に、サービス利用料はかからない |
| 購入価格に含まれる手数料相当額 | 0.1〜4.0% | カバー先またはCoincheck取引所の価格を基準として購入価格に含まれる |
「送料0円」でも商品価格に配送コストが含まれている場合と似ています。口座振替手数料や利用手数料が無料でも、暗号資産を購入する際のコストまでゼロになるわけではありません。
口座振替手数料とサービス利用手数料が無料でも、市場で取引されている価格と同じ価格で購入できるとは限りません。手数料相当額は購入時に別途請求されるのではなく、Coincheckが提示する購入価格に含まれています。
手数料相当額は通常0.1〜4.0%ですが、価格が急激に変動した場合や市場の流動性が低下した場合は、この範囲を超える可能性があります。積立金額だけでなく、購入時の価格にコストが含まれることも考慮して利用する必要があります。
Coincheck全体で発生する費用と、負担を抑えるための使い方については、コインチェックで手数料を抑えて使う方法|損してしまう行動と対策を整理で解説しています。
Coincheckつみたてに関するよくある質問
Coincheckつみたてを利用する前に疑問になりやすい、最低積立金額、買付資金、複数通貨の設定、法人利用、銀行口座の残高不足について整理します。
1万円未満でもCoincheckつみたてを利用できますか?
Coincheckつみたては、各通貨につき月1万円相当から利用できます。1万円未満の金額は設定できません。
1万円を超える場合は、1万1,000円、1万2,000円のように、1,000円相当単位で積立金額を設定できます。
取引アカウントにある日本円を積立に使えますか?
取引アカウントに保有している日本円を、Coincheckつみたての買付資金として利用することはできません。
Coincheckつみたてでは、積立用に登録した銀行口座から日本円が自動で引き落とされます。取引アカウントへの入金とは別に、引落口座の設定が必要です。
複数の通貨を同時に積み立てられますか?
Coincheckつみたてでは、複数の対象通貨を同時に積み立てられます。ただし、それぞれの通貨に月1万円相当以上を設定する必要があります。
たとえば、ビットコインとイーサリアムを積み立てる場合は、それぞれ月1万円以上を設定します。すべての通貨を合計した積立金額の上限は、月100万円相当です。
個人だけでなく法人でも利用できますか?
Coincheckつみたては、個人アカウントだけでなく、法人アカウントでも利用できます。
ただし、法人アカウントで引落口座に指定できる金融機関は、楽天銀行、住信SBIネット銀行、GMOあおぞらネット銀行、PayPay銀行の4行に限られます。利用できる金融機関は変更される可能性があるため、申込時に最新の対応状況を確認してください。
銀行口座の残高が不足していた場合はどうなりますか?
引落日に銀行口座の残高が不足している場合、その月の積立資金は引き落とされず、当月分の積立はスキップされます。
不足額だけを後日引き落としたり、翌月分とまとめて買い付けたりする仕組みではありません。また、一定期間引き落としが確認できない状態が続くと、Coincheckつみたてが自動停止される場合があります。
まとめ|Coincheckつみたての仕組みと利用条件を確認して始めよう
Coincheckつみたては、あらかじめ通貨・金額・買付頻度を設定し、登録した銀行口座からの引き落としによって暗号資産を自動購入できるサービスです。
毎日つみたてでは月額を日ごとに分けて購入し、月イチつみたてでは毎月の買付日にまとめて購入します。
積立対象は29種類で、積立金額は各通貨1万円相当から1,000円相当単位で設定できます。複数通貨を積み立てる場合は、それぞれの通貨で最低金額を満たし、合計額を月100万円相当以下に収める必要があります。
申込み後も通貨・金額・買付頻度の変更や積立の停止はできますが、手続きした日によって反映される月が異なります。申込締切日、引落日、買付日を確認し、銀行口座には必要な残高を用意しておきましょう。
また、口座振替手数料と積立サービス利用手数料が無料でも、購入価格には手数料相当額が含まれます。買付時期を分けても元本が保証されるわけではないため、価格下落が続いても無理なく継続できる金額を設定することが大切です。
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