
Coincheck IEOは、取引開始前の新しいトークンへ購入を申し込めるサービスです。通常の暗号資産取引とは異なり、案件ごとに設けられた募集期間中に申し込み、抽選で当選した場合にトークンを受け取ります。
参加するには、Coincheckの口座開設と本人確認を完了し、購入代金と販売手数料を含めた日本円を用意する必要があります。ただし、申込み後は抽選結果が確定するまで資金が拘束され、希望した数量を必ず購入できるわけではありません。
この記事では、Coincheck IEOの仕組み、参加条件、申し込みから抽選・受渡しまでの流れ、過去に募集された案件を整理します。あわせて、取引開始後の価格下落や元本割れなど、参加前に確認したい注意点も解説します。
Coincheck IEOとは?
Coincheck IEO(新規トークンの販売)は、Coincheckを通じて、企業やプロジェクトが発行する新しいトークンの購入を申し込めるサービスです。
Coincheckが発行企業やプロジェクト、販売されるトークンを審査し、募集条件の案内や購入申込みの受付、抽選、トークンの受渡しを行います。
参加するには、Coincheckの口座開設と本人確認を完了し、購入代金や手数料に必要な日本円を用意します。募集期間中に申し込んだ後は抽選結果を待ち、当選した場合はトークン(サービス内で使う資産)が受け渡されます。
ただし、申し込んでも必ず購入できるわけではありません。申込みから抽選結果が確定するまで資金をほかの取引に使えないほか、取引開始後に価格が下落し、IEOの販売価格を下回る可能性もあります。
Coincheckを通じて新しいトークンの購入を申し込めるサービス
Coincheck IEOでは、企業やプロジェクトが発行する新しいトークンを、通常の取引開始前に購入する機会が設けられます。
発行企業が利用者へ直接トークンを販売するのではなく、Coincheckがプロジェクトや発行企業、トークンの内容を審査したうえで、募集条件を公開して購入申込みを受け付ける仕組みです。
利用者は、プロジェクトの目的、トークンの用途、販売価格、販売数量、申込期間、手数料などを確認し、Coincheckの口座から購入を申し込みます。応募が販売数量を上回った場合は、案件ごとに定められた方法で抽選が行われます。
なお、CoincheckではIEO以外にも、暗号資産の売買、積立、ステーキング、貸暗号資産、NFT売買などのサービスを提供しています。各サービスの目的や違いは、コインチェックのサービス一覧|つみたて・運用・NFT・IEOをまとめて解説で整理しています。
申込みから抽選・受渡しまでの全体の流れ
Coincheck IEOでは、募集案件が公開された後、販売条件を確認して購入を申し込みます。基本的な流れは次のとおりです。
-
募集要項を確認する
プロジェクトの内容、販売価格、申込単位、申込上限、手数料、募集期間などを確認します。 -
Coincheckの口座へ日本円を入金する
購入代金と手数料を支払えるだけの日本円残高を用意します。 -
申込数量を決めて購入を申し込む
案件ごとに決められた申込単位と上限の範囲内で、購入を希望する数量を指定します。 -
申込期間の終了後に抽選が行われる
応募状況と案件ごとの抽選方法に基づいて、当選数量が決まります。 -
抽選結果を確認する
当選、一部当選、落選のいずれになったかを確認します。 -
当選したトークンが受け渡される
当選分の購入代金と手数料が差し引かれ、トークンがCoincheckの口座へ受け渡されます。落選分や未使用分の資金は返却されます。 -
取引開始後に売買できるようになる
案件ごとに設定された取引開始日を迎えると、受け取ったトークンを売買できるようになります。
申込期間、抽選方法、受渡し日、取引開始日は案件ごとに異なります。過去の案件と同じ日程や条件で実施されるとは限らないため、申し込む案件の募集要項をその都度確認する必要があります。
IEOは、数量限定商品の抽選販売に近い仕組みです。先に購入を申し込み、当選すればトークンを受け取り、落選した分の資金は再び使える状態へ戻ります。ただし、受け取った後の価格まで保証されるわけではありません。
過去の案件があっても利益が保証されるわけではない
Coincheck IEOでは、これまで複数のプロジェクトによるトークン販売が実施されています。ただし、過去に実施された案件の申込倍率や取引開始後の価格推移は、次の案件の結果を保証するものではありません。
IEOで購入したトークンは、取引開始後に販売価格を上回る場合もあれば、販売価格を下回る場合もあります。Coincheckによる審査が行われていても、トークンの値上がりや元本が保証されるわけではありません。
過去案件の価格上昇や高い申込倍率だけで判断せず、プロジェクトの事業内容、トークンの用途、供給計画、資金の使い道などを確認する必要があります。
また、応募が販売数量を上回った場合は、落選や一部当選になる可能性があります。申込期間中は購入資金が拘束されるため、生活費や近く使う予定のある資金ではなく、価格が下落しても生活に影響しない範囲で参加を判断することが重要です。
Coincheck IEOの参加条件と申込み前の準備
Coincheck IEOへ参加するには、募集期間中に購入を申し込むだけではなく、あらかじめCoincheckの口座を利用できる状態にしておく必要があります。
口座開設と本人確認(利用者本人を確認する手続き)を完了し、購入代金と手数料を支払える日本円残高を用意してから申込みへ進みます。
また、販売価格、申込単位、申込上限、募集期間などは案件ごとに異なります。過去のIEOと同じ条件だと考えず、参加する案件の募集要項を確認しておくことが重要です。
Coincheckの口座開設と本人確認を完了する
Coincheck IEOは、Coincheckの口座を通じて購入申込みや抽選、トークンの受渡しが行われます。そのため、メールアドレスを登録しただけの状態ではなく、必要な情報を入力し、本人確認の審査まで完了しておく必要があります。
個人口座で本人確認を申請する場合、現在は日本国内に居住している18歳以上74歳以下の人が受付対象です。登録した氏名、住所、生年月日などと本人確認書類の情報が一致していることも確認します。
本人確認には審査があるため、IEOの募集開始後に口座開設を始めると、申込期限までに手続きが完了しない可能性があります。参加を検討している場合は、募集開始を待たずに口座を利用できる状態まで準備しておく必要があります。
申込金額と手数料を含めた日本円を入金する
Coincheck IEOへ申し込む際は、購入を希望するトークンの代金に加えて、案件ごとに設定された販売手数料(購入申込み時にかかる費用)を支払える日本円残高が必要です。
申込金額は、トークン1枚あたりの販売価格だけでは決まりません。1口あたりのトークン数量と申し込む口数を掛け合わせ、その金額に販売手数料を加えて必要額を計算します。
必要な日本円残高の計算方法
申込金額は、次の計算で確認できます。
販売価格 × 1口あたりの数量 × 申込口数=トークンの購入代金
トークンの購入代金+販売手数料=必要な日本円残高
たとえば、販売価格が1枚1円、1口が10,000枚、販売手数料が8%の案件へ5口申し込む場合、購入代金は50,000円です。販売手数料の4,000円を加え、合計54,000円の日本円残高が必要になります。
日本円が口座へ反映されていても、購入代金と販売手数料の合計に足りなければ、希望する口数を申し込めません。申込数量を決めた後に必要額を計算し、不足分がある場合は申込期限までに入金します。
募集が始まったら、口座残高から申込口数を決めるのではなく、最初に「抽選結果が出るまで動かせなくても困らない金額」を決めましょう。その金額を上限に、購入代金と販売手数料を計算してから入金します。
募集要項で申込単位・上限・期間を確認する
Coincheck IEOでは、案件ごとに販売条件が設定されています。募集ページが公開されたら、プロジェクトの内容だけでなく、購入申込みに関係する条件も確認します。
特に、購入できる数量は申込口数(購入を申し込む単位)で指定されるため、1口あたりの数量と申込口数の上限を分けて確認する必要があります。
| 確認項目 | 確認する内容 | 確認が必要な理由 |
|---|---|---|
| 売り出し価格 | トークン1枚あたりの販売価格 | 申込金額を計算する基準になるため |
| 1口あたりの数量 | 1口に含まれるトークンの枚数 | 希望する購入数量と必要資金を確認するため |
| 申込口数上限 | 1人が申し込める口数の上限 | 申込数量が上限を超えないようにするため |
| 販売手数料 | 購入代金に対して設定される手数料率 | 申込みに必要な日本円の合計を計算するため |
| 申込期間 | 申込開始日時と申込終了日時 | 期限内に入金と申込みを完了するため |
| 抽選・受渡し日 | 抽選結果が決まり、トークンが付与される時期 | 資金が拘束される期間を確認するため |
| 取引開始日 | 受け取ったトークンの売買が始まる日時 | 受渡し後に売却できる時期を確認するため |
販売手数料や申込口数上限、抽選方法などは、過去に実施された案件でも同じではありません。申込みのたびに募集ページ、ホワイトペーパー、注意事項を確認し、必要な資金と日程を把握してから申込数量を決めます。
Coincheck IEOの申し込み方法と受渡しまでの流れ
Coincheck IEOでは、募集中の案件を確認し、購入を希望する数量を指定して申し込みます。
申込みが確定すると、申込金額と販売手数料に相当する日本円が抽選結果の確定まで拘束されます。
抽選後は、当選した数量に応じてトークンがCoincheckの取引口座へ受け渡されます。落選した場合や申込数量の一部だけが当選した場合は、購入に使われなかった日本円の拘束が解除されます。
募集中の案件と販売条件を確認する
Coincheck IEOの募集が始まったら、申込画面へ進む前に、対象となるプロジェクトと販売条件を確認します。
販売価格や申込期間だけでなく、トークンの用途や抽選方法、受渡し日まで確認したうえで、参加するかを判断する必要があります。
主に確認する項目は次のとおりです。
- プロジェクトの目的と事業内容
- トークンの用途と供給計画
- トークン1枚あたりの販売価格
- 1口あたりの数量と申込口数上限
- 販売総数と販売手数料
- 申込開始日時と申込終了日時
- 抽選方法と当選数量の決まり方
- トークンの受渡し日と取引開始日
特に、過去の案件と同じ販売価格、申込上限、抽選方法が採用されるとは限りません。申込みのたびに募集ページ、ホワイトペーパー、注意事項を確認し、その案件に適用される条件を把握します。
申込数量を入力して購入を申し込む
販売条件を確認したら、購入を希望する口数を入力します。Coincheck IEOでは、トークンを1枚単位で指定するのではなく、案件ごとに定められた1口あたりの数量を基準に申し込む形式が採用されています。
たとえば、1口に10,000枚のトークンが含まれる案件へ3口申し込む場合、申込数量は30,000枚です。必要な日本円は、30,000枚分の購入代金に販売手数料を加えて計算します。
口座の日本円残高が必要額に足りない場合は、希望する口数を申し込めません。申込口数を入力した後は、トークンの申込数量、購入代金、販売手数料、支払総額を確認してから申込みを確定します。
申込口数上限まで申し込める場合でも、必ず上限まで申し込む必要はありません。抽選結果が確定するまで資金を自由に使えないことや、取引開始後に価格が下落する可能性も考え、余裕資金の範囲で申込数量を決めます。
申込期間中は購入資金が拘束される
購入申込みが確定すると、申込金額と販売手数料に相当する日本円は資金拘束(残高を一時的に確保する処理)の対象になります。
拘束された資金は抽選結果が確定するまで利用できない
申込みに使用した日本円は口座内にあっても、利用可能な残高として扱われません。抽選結果の連絡とトークンの受渡しが行われるまでは、暗号資産の購入や日本円の出金に使用できない点に注意が必要です。
複数口を申し込むほど拘束される金額も大きくなります。近く使う予定のある資金を申込みに使用すると、抽選結果が確定するまで動かせなくなるため、資金を分けて準備します。
資金が拘束される期間は、申込終了日、抽選日、トークンの受渡し日によって決まります。申込み前に募集日程を確認し、いつまで日本円を利用できないのかを把握しておく必要があります。
抽選結果の確認後にトークンが受け渡される
申込期間が終了すると、案件ごとに定められた方法で抽選が行われます。抽選結果はメールやCoincheckのサイト上などで案内され、結果に応じてトークンと日本円の扱いが決まります。
| 抽選結果 | トークンの受渡し | 申込資金の扱い |
|---|---|---|
| 申込数量の全部が当選 | 当選した全数量が取引口座へ受け渡される | 全当選分の購入代金と販売手数料が確定する |
| 申込数量の一部が当選 | 当選した数量だけが取引口座へ受け渡される | 当選分を除いた日本円の拘束が解除される |
| 当選なし | トークンは受け渡されない | 申込みに使用した日本円の拘束が解除される |
購入に使われなかった日本円はロック解除(残高を再び利用可能にする処理)され、取引や出金に利用できる状態へ戻ります。
当選したトークンは、案件ごとに定められた受渡日にCoincheckの取引口座へ付与されます。ただし、受渡しと取引開始は同じ日とは限りません。トークンを受け取った後も、取引開始日を迎えるまでは売却できないため、募集ページの日程を分けて確認します。
Coincheck IEOの過去の実績
Coincheck IEOでは、これまでに複数のプロジェクトで新規トークンの販売が行われてきました。
過去の案件を整理しておくと、Coincheck IEOでどのような分野のプロジェクトが募集されてきたのか、販売価格や申込条件がどの程度異なるのかを把握できます。
過去案件の結果だけで、次に募集される案件の利益や値動きを判断することはできません。過去実績から確認できるのは、取り扱われたプロジェクトの分野や販売条件の違いです。
過去に募集されたIEO案件
Coincheck IEOでは、NFT、コミュニティ、GameFi、エンターテインメント経済圏など、異なるテーマのプロジェクトが取り扱われてきました。主な案件は次のとおりです。
| 案件 | 申込時期 | 売り出し価格 | 販売総数 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| パレットトークン(PLT) | 2021年7月1日〜7月15日 | 1PLT=4.05円 | 230,000,000 PLT | NFTの発行・流通に特化したブロックチェーン「Palette」で使われるトークン |
| フィナンシェトークン(FNCT) | 2023年2月21日〜3月7日 | 1FNCT=0.41円 | 2,600,000,000 FNCT | FiNANCiEのコミュニティやクラウドファンディングで使われるトークン |
| ブリリアンクリプトトークン(BRIL) | 2024年5月27日〜6月10日 | 1BRIL=21.6円 | 70,000,000 BRIL | ブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto」で使われるユーティリティトークン |
| ファンプラ(FPL) | 2025年10月21日〜11月4日 | 1FPL=1.0円 | 1,000,000,000 FPL | アーティストとファンによるエンターテインメント経済圏で使われるトークン |
いずれの案件も、申込期間の終了後に抽選が行われ、当選者へトークンが受け渡された後に取引が開始される流れでした。ただし、募集期間の長さや受渡し日、取引開始日などは案件ごとに異なります。
案件ごとに申込倍率や販売条件は異なる
Coincheck IEOの過去案件を見ると、販売価格、販売総数、1口あたりの数量、申込口数上限、抽選方法などは案件ごとに異なります。過去に実施された案件の条件を、そのまま次の案件へ当てはめることはできません。
たとえば、売り出し価格はPLTが4.05円、FNCTが0.41円、BRILが21.6円、FPLが1.0円でした。1口あたりの数量も、PLTは1,000枚、FNCTとFPLは10,000枚、BRILは250枚と違いがあります。
抽選方法にも違いがあります。BRILでは応募人数が28万人を超えない場合、FPLでは応募人数が10万人を超えない場合に、1人につき1口の当選が保証される仕組みが案内されていました。一方で、すべての案件で同じ方式が採用されているわけではありません。
このため、次回のCoincheck IEOへ参加するときは、過去の申込倍率や販売条件を参考にしつつも、実際に申し込む案件の募集要項を確認する必要があります。販売価格や申込上限だけでなく、抽選方法や受渡し日まで含めて確認してから申込数量を決めます。
過去の価格推移だけで案件を判断しない
過去のCoincheck IEO案件では、取引開始後に価格が大きく動いた例があります。ただし、上場直後に価格が上昇したかどうかだけで、次の案件の良し悪しを判断することはできません。
IEOで販売されるトークンは、プロジェクトの内容や用途がそれぞれ異なります。NFTの決済や発行に使われるトークンもあれば、コミュニティ運営やゲーム内利用、ファン経済圏の支援に使われるトークンもあります。用途が違えば、需要の生まれ方や価格への影響も同じにはなりません。
また、販売価格だけではなく、総発行量、販売割合、今後の供給計画、保有者向けの機能、ロックアップの有無なども確認する必要があります。過去の案件で価格が上昇したことがあっても、それだけを理由に申し込むと、プロジェクトの中身を十分に確認しないまま判断することになります。
Coincheck IEOの過去実績は、あくまで「どのような案件が募集されてきたか」を把握するための材料です。参加を検討する場合は、過去の結果よりも、これから申し込む案件の事業内容、トークンの用途、供給条件を確認することが重要です。
Coincheck IEOへ参加する前に確認したい注意点
Coincheck IEOは、取引開始前のトークンを購入できる機会がある一方、申し込めば必ず購入できるサービスではありません。
応募状況によっては落選や一部当選となり、当選したトークンも取引開始後に販売価格を下回る可能性があります。
また、申込みに使用した日本円は抽選結果が確定するまで拘束されます。申込倍率や話題性だけで判断せず、資金を動かせない期間やプロジェクトの内容まで確認してから参加を決める必要があります。
申し込んでも必ず購入できるわけではない
Coincheck IEOでは、販売されるトークンの数量があらかじめ決められています。申込数量が販売数量を上回った場合は、案件ごとに定められた方法で抽選が行われます。
抽選結果によっては、申し込んだ数量のすべてを購入できるとは限りません。申込数量の一部だけが当選する場合や、トークンを購入できない場合もあります。
過去の案件では、応募人数が一定数を超えなければ1人につき1口の当選が保証される方式も採用されました。ただし、同じ条件が今後の案件にも適用されるとは限らないため、募集要項に記載された抽選方法を確認する必要があります。
上場後に価格が下落して元本割れする可能性がある
IEOで購入したトークンは、取引開始後に市場価格で売買されます。購入希望者が多く、取引開始直後に販売価格を上回る場合もありますが、必ず値上がりするわけではありません。
売却する人が多い場合や、プロジェクトへの評価が低下した場合は、価格がIEOの販売価格を下回る可能性があります。販売価格より安い価格で売却すると、販売手数料を含めた申込時の支払額を回収できません。
特に取引開始直後は、売買注文が集中して価格が大きく変動する可能性があります。上場直後の値上がりだけを前提にせず、価格が下落した場合も考慮して申込金額を決めることが重要です。
申込期間中は資金をほかの取引に使えない
Coincheck IEOへ申し込むと、購入代金と販売手数料に相当する日本円が抽選結果の確定まで拘束されます。拘束中の資金は、暗号資産の購入や日本円の出金には利用できません。
抽選で落選した場合や一部だけが当選した場合は、購入に使われなかった日本円の拘束が解除されます。ただし、申込みから拘束解除までには一定の期間があります。
相場が動いたときにほかの暗号資産を購入する予定がある場合や、近く日本円を出金する予定がある場合は、その資金をIEOへ申し込まない方が適切です。生活費や支払予定のある資金を避け、抽選結果が確定するまで動かせなくても問題のない範囲で申し込みます。
プロジェクトとトークンの用途を確認して申し込む
Coincheckが発行企業やトークンを審査していても、プロジェクトの成功やトークン価格の上昇が保証されるわけではありません。参加者自身も、募集ページやホワイトペーパーを確認して申込みを判断する必要があります。
- プロジェクトが解決しようとしている課題と事業内容
- 販売されるトークンを実際に使う場面
- 総発行量とIEOで販売される数量の割合
- 今後トークンが市場へ供給される時期と数量
- 運営会社や関係者が保有するトークンの割合
- ロックアップや売却制限の有無と解除時期
- IEOで調達した資金の使い道
- サービスの開発状況と今後の計画
トークンの用途が明確でも、サービスの利用者が増えなければ需要が拡大するとは限りません。反対に、申込倍率が高くても、事業内容や供給計画に納得できなければ、話題性だけを理由に申し込まない判断も必要です。
アルトコインを購入する際に確認したい用途や供給量、価格変動の考え方は、コインチェックでアルトコインを買う前に知っておきたいことで整理しています。
募集ページを確認するときは、「このトークンは何に使うのか」「誰が使うのか」「今後いつ供給量が増えるのか」の3点を、自分の言葉で書き出してみましょう。説明できない項目が残る場合は、その場で申し込まず判断を保留しましょう。
Coincheck IEOに関するよくある質問
Coincheck IEOへの参加を検討するときに疑問になりやすい、参加条件、抽選方法、申込資金、トークンの売却時期について整理します。
Coincheck IEOは誰でも申し込めますか?
誰でも申し込めるわけではありません。Coincheckの口座を開設し、本人確認を完了したうえで、案件ごとに設定された参加条件を満たす必要があります。
個人口座の本人確認は、日本国内に居住している18歳以上74歳以下の人が受付対象です。申込期限までに本人確認と日本円の入金を完了できるよう、早めに準備します。
申込みは先着順ですか?
Coincheck IEOは、基本的に先着順ではありません。募集期間内に購入を申し込み、応募状況と案件ごとに定められた方法に基づいて抽選が行われます。
過去には、応募人数が一定数を超えなければ1人につき1口の当選が保証される案件もありました。抽選方法は案件ごとに異なるため、申込み前に募集要項を確認する必要があります。
落選した場合、申込資金はどうなりますか?
落選した場合は、申込みに使用した日本円の拘束が解除され、再び取引や出金に利用できる状態へ戻ります。
申込数量の一部だけが当選した場合は、当選分の購入代金と販売手数料が確定し、購入に使われなかった日本円の拘束が解除されます。
当選したトークンはいつ売却できますか?
当選したトークンは、取引口座へ受け渡された時点で必ず売却できるわけではありません。案件ごとに設定された取引開始日時を迎えてから売却できます。
抽選結果の連絡、トークンの受渡し、取引開始は別の日程になる場合があります。募集要項で受渡し日と取引開始日を分けて確認してください。
取引開始後にトークンを売却し、日本円を銀行口座へ移す流れは、コインチェックで仮想通貨を売却して日本円を出金する方法|売却方法・受取額・出金条件を整理で解説しています。
過去のIEO案件はすべて値上がりしていますか?
過去のIEO案件がすべて値上がりしているわけではありません。取引開始後の市場価格は、購入需要、売却数量、プロジェクトの進捗、市場全体の動向などによって変動します。
IEOの販売価格を下回れば元本割れとなるため、過去案件の申込倍率や上場直後の価格だけで利益を判断することはできません。申込み前にトークンの用途や供給計画を確認し、価格が下落しても生活に影響しない資金の範囲で参加を決める必要があります。
まとめ
Coincheck IEOは、Coincheckを通じて、企業やプロジェクトが発行する新しいトークンの購入を申し込めるサービスです。口座開設と本人確認を完了し、購入代金と販売手数料に必要な日本円を用意したうえで、案件ごとの募集期間内に申し込みます。
申込み後は抽選が行われるため、希望した数量を必ず購入できるわけではありません。また、抽選結果が確定するまで申込資金が拘束され、当選したトークンも取引開始後に販売価格を下回る可能性があります。
参加を検討する際は、販売価格や申込倍率だけで決めず、募集要項、抽選方法、受渡し日、プロジェクトの事業内容、トークンの用途や供給計画まで確認することが重要です。価格が下落しても生活に影響しない余裕資金の範囲で、申し込むかを判断しましょう。
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