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L1からL2へ安全に資産を移す方法|仮想通貨ブリッジの仕組みと注意点

L1からL2へ安全に資産を移す方法|仮想通貨ブリッジの仕組みと注意点

「L2を使えば手数料が安くなるらしいけど、L1からどうやって資産を移せばいいのか分からない」「ブリッジって一歩間違えると資金を失いそうで怖い…」。
そんな不安を感じている方に向けて、本記事ではL2に資産を移すときに欠かせない「ブリッジ」の仕組みと、安全に使うためのポイントを初心者目線で解説します。

具体的には、L1とL2の基本的な違い、ブリッジの動き方、実際の手順、よくある失敗例、そしてオンチェーンブリッジと取引所経由のルート比較まで幅広くカバーします。
読み終える頃には、「どのルートで、どのくらいの金額を、どんな手順で動かせば安全か」を自分で判断できるようになることを目指します。

L1からL2へ資産を移す前に知っておきたいこと

L1からL2へ資産を移す前に知っておきたいこと

「L2を使えばガス代が安くなるらしい」「エアドロップや新しいプロジェクトはL2が多い」と聞いて気になっていても、 実際にL1から資産を動かそうとすると、不安で手が止まってしまう人は少なくありません。
この章では、本格的にブリッジを使い始める前に押さえておきたい前提知識として、 「そもそもL2を使うと何が嬉しいのか」「どんな場面でブリッジが必要になるのか」を整理していきます。

L2を使うとどんなメリットがあるのか

L2を使う最大の理由は、「同じようなことをするのに、L1よりも手数料が安く、処理が速くなりやすい点」です。
たとえば、イーサリアムL1でスワップやNFT購入をしようとすると、高いガス代がかかることがありますが、L2では数分の一〜数十分の一程度で済むケースもあります。

イーサリアムのガス代がなぜ高くなりやすいのか、L2でコストを抑える仕組みをより詳しく知りたい場合は、 イーサリアムの「ガス代」はなぜ高い?L2でコストを劇的に下げる仕組みと使い方 を先にチェックしておくと、この章の内容がイメージしやすくなります。

また、最近は L2 上にさまざまな DeFi分散型金融サービスNFTデジタル所有権トークン プロジェクトが立ち上がっており、「L2に資金を移さないと参加できない」場面も増えています。

ブリッジを使う代表的なシーン

L1からL2へ資産を移すときには、多くの場合で ブリッジチェーン間で資産を移す仕組み と呼ばれるサービスを使います。ブリッジが必要になる代表的なシーンとしては、次のようなものがあります。

  • L2限定のDeFiやNFTプロジェクトに参加したいとき
  • L1のガス代が高騰しており、L2での運用に切り替えたいとき
  • エアドロップやキャンペーンがL2のみで実施されているとき

ただし、ブリッジは便利な一方で、ハッキングや偽サイトなどのリスクもあります。「安さや速さよりも安全性を優先する」という前提で、次の章から仕組みや注意点を確認していきましょう。

おさらい:L1とL2の違いとレイヤー構造

おさらい:L1とL2の違いとレイヤー構造

ここでは、これからブリッジを使ってL1⇔L2間で資産を動かす前提として、 「そもそもL1とL2は何が違うのか」「なぜわざわざレイヤーを分ける必要があるのか」を整理します。
土台となるチェーンと、その上に乗る拡張レイヤーの役割をイメージで掴んでおくと、 後で登場するブリッジの仕組みやリスクも理解しやすくなります。

メインチェーンとしてのL1の役割

まずは、L1とL2の役割を整理しておきましょう。
イーサリアムのような ブロックチェーン分散型台帳の仕組み は、もっとも基盤となる レイヤー1(L1)基盤となる土台チェーン と呼ばれます。

L1は、取引の最終的な記録を保管し、ネットワーク全体の安全性を担保する存在です。
取引やアプリの動作を制御する スマートコントラクト条件付き自動実行プログラム も、基本的にはL1上で動いており、その分だけ混雑すると手数料や処理時間が増えてしまいます。

スケーリングを担うL2の役割

L1の混雑や手数料の高さを補うために登場したのが、 レイヤー2(L2)L1の上に乗る拡張層 と呼ばれる仕組みです。L2は、取引の多くをオフチェーンでまとめて処理し、その結果だけをL1に書き戻すことで、スケーラビリティを向上させます。

代表的なL2の仕組みとして、 ロールアップ取引をまとめて投稿する方式 があります。ロールアップでは大量の取引をひとまとめにしてL1へ投稿するため、一件あたりのコストを抑えやすくなります。

このときユーザーは、L2上で取引を行うための ガス代取引処理の手数料 を支払います。L2のガス代はL1よりも安いことが多く、少額取引や頻繁なトレードに向いています。

L1とL2の関係をイメージで捉える

イメージとしては、「L1=銀行の本店」「L2=支店・ATMネットワーク」のような関係に近いと考えると分かりやすいでしょう。
最終的なお金(資産)の管理は本店で行いつつ、普段の細かい入出金や決済は支店やATMに任せるイメージです。

L2での資産は、最終的にはL1上の資産に裏付けられているため、L1とL2のあいだで資金を移動するときには、「L1にある資産をどういう形でL2に映し出しているのか」を理解しておくことが重要です。

L1とL2のレイヤー構造そのものを、図解付きでもう少し丁寧におさらいしておきたい場合は、 L1・L2とは?ブロックチェーンの「レイヤー構造」を初心者向けにわかりやすく解説 もあわせて読んでおくと、本記事全体の理解がスムーズになります。

仮想通貨ブリッジとは?基本の仕組み

仮想通貨ブリッジとは?基本の仕組み

L1からL2へ資産を動かすときに必ずと言っていいほど登場するのが「ブリッジ」です。
しかし、「どこにお金が保管されているのか」「なぜ別チェーンでも同じ金額が使えるのか」が分からないまま使ってしまうと、 リスクの大きさを正しく判断できません。ここでは、ブリッジがどんな仕組みで動いているのかを、一度イメージで整理しておきましょう。

ブリッジの基本的な考え方

ブリッジは、異なるチェーン間で資産を移動させるための「仲介役」です。
ただし、実際には「チェーンからチェーンにコインを直接移動させている」わけではなく、あるチェーンにある資産をロック(預ける)し、別のチェーンで対応するトークンを発行するという考え方で動いています。

ロック&ミント/バーン&ミントのイメージ

多くのブリッジでは、次のような流れで資産が移動します。

  1. 送金元チェーン上のトークンをブリッジコントラクトに送る(ロックする)
  2. 送金先チェーンで、対応するトークンが新しく発行(ミント)される
  3. 逆方向に戻すときは、送金先チェーンのトークンを焼却(バーン)し、元のチェーンのトークンを解放する

この一連の流れは、 トランザクションブロックチェーン上の処理 として記録され、どのくらいの資産がロックされ、どのくらいの資産が別チェーンで発行されているかが確認できるようになっています。

公式ブリッジとサードパーティブリッジの違い

ブリッジには、チェーンの公式チームや関連プロジェクトが提供している「公式ブリッジ」と、複数チェーンをまたいでサービスを提供する「サードパーティブリッジ」があります。

一般に公式ブリッジは、特定のL1⇔L2の組み合わせに特化している代わりに、仕様やリスクが比較的分かりやすい傾向があります。
サードパーティブリッジは対応チェーンやトークンが多い一方で、運営体制やセキュリティ対策を自分でチェックする必要があります。

規模感を確認する一つの指標として、 TVL預かり資産残高の指標 (Total Value Locked)がありますが、TVLが大きいからといって安全が保証されるわけではありません。必ず複数の観点からリスクを判断しましょう。

ブリッジを使う前の準備とチェックポイント

ブリッジを使う前の準備とチェックポイント

実際にブリッジで資産を動かす前に、「環境の準備」と「最低限の安全チェック」を済ませておくことが大切です。
ウォレットやネットワーク設定があいまいなまま進めてしまうと、誤送金や偽サイトへのアクセスなど、思わぬトラブルにつながりかねません。 この章では、ブリッジを開く前に確認しておきたいポイントを順番に整理します。

ウォレットとネットワーク設定を確認する

まずはブリッジを使うウォレット(例:MetaMask)が、送金元チェーン・送金先チェーンの両方に対応しているかを確認しましょう。
ウォレットの基本的な役割や種類の違いから整理したい場合は、 ウォレットとは?仮想通貨の保管方法・種類・セキュリティ対策を初心者向けに徹底解説! を先に読んでおくとイメージが掴みやすくなります。

ネットワーク名・RPC URL・チェーンIDなどを手入力する際は、必ず公式ドキュメントや信頼できる情報源を参照し、SNSや匿名ブログをそのままコピペしないように注意してください。

公式リンクかどうかを見分ける

ブリッジのURLは、必ず公式サイトや公式Xアカウント、信頼できるドキュメントからたどるようにしましょう。検索エンジンや広告枠から偽サイトに誘導される事例も多発しています。

特に、「よく似たドメイン名」「https:// ではない」「URLが不自然に長い」といったサイトは要注意です。
ブックマークに公式URLを登録しておき、毎回そこからアクセスする習慣をつけるとリスクを下げられます。

ブリッジ以外でも、仮想通貨まわりの詐欺サイトやフィッシングの手口は年々巧妙化しています。 代表的な手口と見抜き方は、 仮想通貨詐欺の手口と見抜き方|初心者が絶対に知っておきたい安全対策 でまとめているので、一度目を通しておくとより安心してブリッジを利用できます。

ガス代と到着時間の目安を事前に把握する

ブリッジを使うときは、送金元チェーンと送金先チェーンの両方でガス代が必要になる場合があります。
送金元チェーンのガス代が足りないと処理が始まらず、送金先チェーンのガス代が足りないと、到着後にトークンを動かせないという事態になりかねません。

また、ブリッジによっては「到着まで数分〜数十分かかる」こともあります。事前に公式ドキュメントやヘルプを確認し、「これくらいの時間がかかるのが普通」という感覚を持っておくと、途中で不安になりにくくなります。

実例で解説:L1からL2へブリッジする手順

実例で解説:L1からL2へブリッジする手順

具体的な画面やボタン名はブリッジごとに少しずつ違いますが、「何をどの順番でやっているのか」を理解しておくと、 はじめての操作でも落ち着いて進められます。
ここでは、代表例として Ethereum L1 から L2 へ ETH を移動する流れを取り上げ、ブリッジ操作の全体像をステップごとに確認していきましょう。

例:Ethereum L1からL2へETHを送る流れ

ここでは、Ethereum L1からL2(例:Arbitrum)へETHを移動するケースを例に、一般的なブリッジの流れを整理します。実際の表示や手順はブリッジによって異なりますが、全体のイメージとして参考にしてください。
Arbitrum・Optimism・Polygonなど主要L2チェーンの特徴や違いは、 Arbitrum・Optimism・Polygonを徹底比較!目的別L2銘柄の選び方 で比較しているので、「どのL2にブリッジするか」を検討するときに役立ちます。

  1. ウォレットをEthereumメインネット(L1)に接続し、公式ブリッジページを開く
  2. 送金元ネットワークとしてEthereum、送金先ネットワークとして目的のL2を選択する
  3. トークンとしてETHを選び、移動させたい数量を入力する
  4. 見積もり画面で、ブリッジ手数料・ガス代・到着予定時間を確認する
  5. 問題なければウォレット上でトランザクションを承認し、処理が完了するまで待つ
  6. L2ネットワークに切り替え、着金したETH残高をウォレットで確認する

少額テスト送金を挟むべき理由

初めて使うブリッジやチェーンに資金を移動するときは、必ず少額でテスト送金を行うことをおすすめします。
少額でも一度成功体験をしておくことで、「ネットワーク設定」「到着までの時間」「表示の変化」などが分かり、その後の本番送金でのミスを減らせます。

もし少額送金でうまくいかない場合は、その時点で一度立ち止まりましょう。誤ったネットワークに送っていないか、ブリッジの仕様に問題がないかなどを確認し、状況がはっきりするまで追加の送金をしないことが重要です。

L2からL1へ戻すときの注意点

L2からL1へ戻すときの注意点

「とりあえずL2に送っておいて、必要になったらL1に戻せばいい」と考えがちですが、実際にはL2→L1のほうが時間もコストもかかることが多く、 思ったタイミングで資金を動かせないケースもあります。
この章では、L2からL1へ資産を戻すときに特に注意したいポイントを整理し、「どのくらいの資金をL2に置いておくか」を考える材料にしていきます。

L2→L1は時間とコストがかかりやすい

多くのL2では、L1への引き出し(withdraw)の方が時間とコストがかかる仕様になっています。
たとえば、ロールアップの種類によっては、セキュリティのために「数日〜1週間程度の待機期間」が設けられている場合もあります。

このため、「すぐにL1側で動かしたい資金」は最初からL1に残しておき、「しばらく運用に使う資金」だけをL2に移すといった資金管理が大切です。

資産全体の中で「どのくらいをL2などの積極的な運用に回すか」を決めるうえでは、 リスク許容度から逆算するポートフォリオ戦略|仮想通貨を「全財産」にしない線引き の考え方も役立ちます。L1・L2の配分だけでなく、現金や他の投資とのバランスもあわせて検討してみてください。

トークンによっては「戻し方」が違う

すべてのトークンが、同じブリッジでL1⇔L2の往復に対応しているとは限りません。
L2側で独自に発行されたトークンや、一部のステーブルコインなどは、「L1に戻すには取引所(CEX)や別のルートを使う必要がある」といったケースもあります。

ブリッジする前に、「このトークンはL1に戻したくなったとき、どんなルートがあるのか」「取引所で直接売却・乗り換えできるのか」を事前にチェックしておくと安心です。

ブリッジを使うときの主なリスク

ブリッジを使うときの主なリスク

ブリッジは、L1とL2をつないでくれる非常に便利な仕組みですが、そのぶん多くの資産が集まりやすく、攻撃者からも狙われやすいポイントでもあります。
また、偽サイトや承認設定のミス、相場変動など、ユーザー側の操作や判断が原因でトラブルになるケースも少なくありません。
ここでは、ブリッジ利用時に特に意識しておきたい代表的なリスクと、その背景を整理していきます。

ブリッジ固有のリスクだけでなく、価格変動やハッキングなど仮想通貨全般に共通するリスクの整理は、 仮想通貨のリスクとは?詐欺・暴落・ハッキングの回避法を初心者向けに解説 で詳しく解説しています。本記事とあわせて読むことで、「どこまでリスクを許容するか」の判断材料が増えます。

スマートコントラクトリスクとハッキング事例

ブリッジは複雑なスマートコントラクトで動いているため、コードのバグや設計ミスを突かれてハッキングされるリスクがあります。
実際に過去には、ブリッジから大量の資産が盗まれた事例も複数報告されています。

こうしたリスクを完全にゼロにすることはできませんが、「監査済みか」「運営が迅速に情報公開しているか」「コミュニティからの信頼があるか」といった点を確認することで、リスクの高いプロジェクトをある程度は避けることができます。

偽サイト・フィッシングの危険性

ブリッジに限らず、近年増えているのが偽サイトやフィッシングサイトです。
ロゴやデザインが本物そっくりでも、URLが微妙に違っていることが多く、そのままウォレットを接続すると資産を盗まれてしまう危険があります。

少しでも不安を感じたら、その場で操作を中断し、公式XやDiscord、ドキュメントなどでURLを再確認しましょう。「急いで送金しなければ」という心理状態そのものが、詐欺にとっては好都合であることを意識しておくと、落ち着いて対応しやすくなります。

無制限承認とラップドトークンのリスク

ブリッジやDeFiを使う際、ウォレットが「このコントラクトにトークンの使用許可を与えますか?」と聞いてくることがあります。ここで「無制限承認(Unlimited Approval)」を行うと、悪意のあるコントラクトに資産をすべて抜かれてしまうリスクがあります。

また、ブリッジで発行される ラップドトークン他チェーン由来の擬似トークン や、 ペグ通貨別資産に価値を連動させた通貨 には、「裏付け資産が本当に存在しているのか」「どこで管理されているのか」という固有のリスクがあります。

不要になった承認は定期的に取り消し、信頼度の低いトークンに全資産を集中させないなど、基本的なリスク管理を徹底しましょう。

相場変動・スリッページ・ガス代高騰

ブリッジの処理には時間がかかるため、その間に相場が大きく動くことがあります。
さらに、一部のブリッジでは為替レートの変動を許容する スリッページ約定価格のズレ の設定がある場合もあり、意図したよりも不利なレートで交換されてしまうこともあります。

ネットワークの混雑状況によっては、ガス代が急騰して見積もりより高くなることもあるため、「混雑している時間帯は避ける」「一度に大きな金額を動かしすぎない」といった工夫も重要です。

安全に使うためのブリッジチェックリスト

安全に使うためのブリッジチェックリスト

ここまででブリッジの仕組みやリスクを見てきましたが、実際の操作の場面では「何を確認したらいいか」を一度に思い出すのは大変です。
この章では、ブリッジ実行前後に見返せるように、ポイントをチェックリストとして整理しました。迷ったときは、一度ここに立ち戻ってから操作を進めるようにすると安心です。

ブリッジ実行前のチェックリスト

実際にブリッジを実行する前に、次のポイントを順番に確認しておくと安心です。

ブリッジ実行前の確認ポイント

すべてを完璧に守る必要はありませんが、最低限これらを意識しておくだけでも、致命的なミスの多くは防げます。

  • URLが公式リンクかどうかを複数の経路で確認したか
  • ウォレットのネットワーク設定(L1・L2)は正しいか
  • 送金先アドレスやネットワークに誤りがないか
  • 送金元・送金先の両方で十分なガス代があるか
  • まずは少額テスト送金から始める計画になっているか

実行中・実行後のチェックポイント

ブリッジの処理中や処理が終わったあとにも、次のような点を確認しておきましょう。

  • 進行中のトランザクションが途中でエラーになっていないか
  • L2側のウォレットで、残高が正しく反映されているか
  • 不要な承認(Approval)が残っていないかを後で確認する予定か

特に、金額の大きなブリッジを行ったあとには、しばらくのあいだウォレットの履歴やブロックエクスプローラーをチェックし、不審な送金や承認がないか確認しておくと安心です。

ブリッジ以外の資金移動ルートとの比較

ブリッジ以外の資金移動ルートとの比較

L1からL2へ資金を動かす方法は、オンチェーンブリッジだけではありません。
取引所を経由する方法や、別のL2や他チェーンを挟む少し特殊なルートなど、状況によって選べるパターンはいくつか存在します。 それぞれ「手数料」「手間」「安全性」のバランスが異なるため、自分に合ったルートを選ぶためにも特徴を比較しておくことが大切です。

オンチェーンブリッジを使う場合

ここまで説明してきたのは、主にオンチェーンブリッジを使ってL1⇔L2を直接つなぐ方法です。
この方法は、対応しているトークンであれば、取引所を経由せずにブロックチェーン上だけで完結できる点がメリットです。

取引所(CEX)経由で移動する場合

もう一つの方法は、中央集権型取引所である CEX運営主体のある取引所 を経由するパターンです。具体的には、「L1のトークンを取引所に送金→L2対応の出金ネットワークを選んで出金」という流れになります。

取引所がL2ネットワークへの出金に対応していれば、ユーザー側でブリッジを直接触らなくてもL2に資金を移せるため、初心者にとっては分かりやすい方法といえます。ただし、取引所リスクや出金手数料など、別のリスク・コストも存在します。

どの取引所をメインに使うか迷っている場合は、 【2025年最新】安心して使える仮想通貨取引所ランキング|初心者向けの選び方も徹底解説 でセキュリティや手数料などの観点から比較しています。複数の取引所を組み合わせる際の考え方は、 複数取引所を使用するメリット・デメリット|手数料・板の厚み・リスク分散 も参考になるはずです。

ケース別の使い分け

代表的な資金移動ルートを比較すると、次のようなイメージになります。

方法主なメリット主なデメリット
オンチェーンブリッジ取引所を経由せずに完結できる/対応トークンが多いブリッジ固有のハッキングリスク/操作ミスの影響が直接資産に及ぶ
取引所(CEX)経由インターフェースが分かりやすい/サポートがある場合も出金手数料や取引所リスク/対応ネットワークが限られる
別のL2経由など特殊ルートキャンペーンや手数料次第で有利になることがある仕組みが複雑で、初心者にはおすすめしづらい

少額であればブリッジの手数料と手間を優先し、多額であれば安全性やサポート体制を重視するなど、自分の目的と経験値に合わせてルートを使い分けることが大切です。

初心者がやりがちな失敗とその対策

初心者がやりがちな失敗とその対策

はじめてブリッジを使うときは、仕組みそのものよりも「ちょっとした操作ミス」が原因でヒヤッとする場面が多くあります。
資金が見えなくなったり、ガス代不足で処理が止まったりといったトラブルの多くは、あらかじめ典型的な失敗パターンを知っておくだけでかなり防ぐことができます。 この章では、初心者が特にやりがちなミスと、その場で取れる対策を具体的に見ていきましょう。

ネットワーク選択ミスで資金が見えない

初心者にもっとも多いのが、「正しいネットワークに送ったのに、ウォレットで残高が表示されない」というケースです。
多くの場合、ウォレット側の表示ネットワークが誤っているだけで、正しいネットワークに切り替えれば残高が表示されます。

送金先アドレス・ネットワーク・ブロックエクスプローラーの表示を落ち着いて確認し、本当に資産が失われているのかどうかを切り分けることが重要です。

ガス代不足でトランザクションが失敗する

送金元チェーンのガス代をぎりぎりしか用意していないと、ブリッジ処理の途中で失敗してしまうことがあります。
特に、複数回のトランザクションが必要なブリッジでは、「1回ぶんのガス代」ではなく「全体で必要になりそうなガス代+余裕分」を用意しておくのが安全です。

ブリッジ中の二重送金・焦りによる操作ミス

ブリッジ処理に時間がかかっていると、「失敗したのでは?」と不安になり、同じ操作を何度も繰り返してしまうことがあります。結果として、意図せず多額の資産をL2側に送りすぎてしまうこともあります。

事前に「このブリッジは平均で何分くらいかかるのか」を把握し、その時間内は追加の操作をしないルールを自分の中で決めておくと、焦りによるミスを防ぎやすくなります。

L2での運用状況を把握していない

L2に移した資産を、そのまま複数のDeFiやNFTに分散してしまい、「どこにいくら預けているのか分からない」という状態になってしまうケースも少なくありません。

ブリッジでL2へ移した直後に、簡単なメモでもよいので「どのプロトコルにいくら預けたか」を記録しておくと、後からL1に戻したくなったときの整理がぐっと楽になります。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

最後に、ブリッジやL2への資金移動について、初心者の方から特によく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめました。
迷ったときにここだけ読み返しても全体の流れが思い出せるように、「どのブリッジを選ぶか」「手数料や誤送金への向き合い方」「相場変動への考え方」といったポイントを簡潔に整理しています。

Q. どのブリッジを使えば一番安全ですか?

「絶対に安全」と言い切れるブリッジは存在しませんが、公式ブリッジや、監査済みで長期間運用されている実績のあるブリッジから優先的に検討するのが無難です。
公式ドキュメントで紹介されているかどうか、セキュリティレポートが公開されているかなども確認材料になります。

Q. 手数料はどのくらいかかりますか?

手数料は「送金元のガス代」「ブリッジ手数料」「送金先のガス代」などが組み合わさるため、ケースによって大きく変わります。
実行前の見積もり画面で、合計コストを必ず確認し、「この金額なら納得できるか」を自分の中で判断してから承認しましょう。

Q. 間違ったチェーンに送ってしまったら戻せますか?

誤送金のパターンによって対応は異なります。アドレスは合っているがネットワーク表示が違うだけなら、ウォレットのネットワークを切り替えることで表示される場合もあります。
一方で、まったく別のチェーンのアドレスに送ってしまった場合は、基本的に取り戻せません。高額な送金ほど、事前の確認を徹底しましょう。

Q. ブリッジ中に相場が動いたらどうなりますか?

単純なL1→L2のETH移動であれば、数量自体は変わらず、価格変動の影響は「保有しているETHの評価額の変動」として現れます。
途中で別トークンに交換するタイプのブリッジの場合は、レートやスリッページ設定によって受け取り数量が変わることもあるため、事前に仕様を確認しておきましょう。

まとめ|L1からL2へ資産を「安全に」移すことが最優先

まとめ|L1からL2へ資産を「安全に」移すことが最優先

ここまで、L1とL2の違いからブリッジの仕組み、具体的な手順、リスクとチェックリスト、そして他ルートとの比較までを一通り見てきました。
最後に、「なぜL2を使うのか」「どんな基準でルートを選べばよいのか」をもう一度整理し、実際に行動するときの指針としてまとめておきます。

安全性を最優先に考える

L2を活用すれば、手数料の削減や新しいプロジェクトへの参加など、多くのメリットを享受できます。
しかし、その前提として「どのブリッジを使うか」「どのようにリスクを管理するか」を自分で考えることが欠かせません。安さや速さだけでブリッジを選ばないという姿勢を持ち続けましょう。

自分に合ったルートを選ぶ

ブリッジには、オンチェーンブリッジ・取引所経由・その他の特殊ルートなど、さまざまな選択肢があります。
経験が少ないうちは、できるだけシンプルで分かりやすいルートを選び、少額から試しながら慣れていくのがおすすめです。

本記事の内容を参考にしつつ、自分の目的やリスク許容度に合った方法で、L1からL2への資産移動を安全に行っていきましょう。

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