
仮想通貨の積立は、一度設定すれば定期的に購入できる便利な方法ですが、取引所によって最低積立金額・購入頻度・資金の用意方法などが異なります。 「少額から始められる」という理由だけで選ぶと、自分の積立方法に合わないこともあります。
この記事では、仮想通貨積立に対応する国内7社を比較し、少額から始めたい人、入金の手間を減らしたい人、購入頻度を細かく決めたい人など、目的に合った積立先の選び方を整理します。 毎月の予算・購入頻度・積立対象銘柄・購入時のコストまで確認し、自分が無理なく続けられる取引所を選んでいきましょう。
仮想通貨の積立におすすめの取引所を比較
仮想通貨の積立サービスは、取引所によって最低積立金額・購入頻度・積立資金の用意方法が異なります。 少額から始めたいのか、銀行口座から自動で資金を用意したいのか、購入間隔を細かく設定したいのかによって、選びやすい取引所も変わります。
国内7社の積立条件を比較すると、少額で始めやすいのは1回1円から設定できるbitFlyerです。 一方、Coincheckは銀行口座からの自動引落に対応しているため、取引所口座へ日本円を入金する手間を減らしたい人に向いています。 購入間隔の自由度では、1〜365日間隔や毎月の日付指定に対応するbitbankが選択肢になります。
| 取引所 | 最低積立金額 | 購入頻度 | 資金の用意方法 | 積立対象銘柄 | 購入時のコスト | 関連情報 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Coincheck | 月10,000円 | 毎日・毎月 | 指定した銀行口座から自動引落 | 30銘柄 | 口座振替・積立サービス手数料無料。売買価格に0.1〜4.0%の手数料相当額を含む場合あり | 解説記事 / 公式 |
| GMOコイン | 1回500円 | 毎日・毎週・毎月 | GMOコイン口座の日本円残高 | 20銘柄 | 積立手数料無料。販売所の購入価格で買付 | 解説記事 / 公式 |
| bitFlyer | 1回1円 | 毎日・毎週・毎月2回・毎月1回 | bitFlyer口座の日本円残高 | 販売所の取扱銘柄 | 販売所価格を参照。購入価格と売却価格にはスプレッドあり | 公式 |
| bitbank | 1回100円 | 毎日・毎月・1〜365日間隔 | bitbank口座の日本円残高 | 販売所の取扱全銘柄 | 販売所で購入。売買手数料無料だがスプレッドあり | 公式 |
| SBI VCトレード | 1回500円 | 毎日・毎週・毎月 | SBI VCトレード口座の日本円残高 | 30銘柄 | 積立手数料無料。買付価格と売付価格にはスプレッドあり | 公式 |
| OKJ | 1回1,000円 | 毎日・毎週・隔週・毎月 | 入出金口座の日本円残高 | 販売所の対象銘柄に準拠 | 積立手数料無料。販売所取引で購入 | 公式 |
| BitTrade | 1回1,000円 | 毎日・毎週・隔週・毎月 | BitTrade口座の日本円残高 | BTC・ETH・XRP・SOLなど | 積立手数料無料。販売所のスプレッドは利用者負担 | 公式 |
最低積立金額だけで取引所を決めるのではなく、月にいくら積み立てるのか、どの頻度で購入するのか、積立資金をどう準備するのかまで含めて選ぶことが大切です。 積立以外の売買方法や手数料、取扱銘柄なども含めて選びたい場合は、 国内の仮想通貨取引所を用途別に比較|初心者向けに選び方を整理 も参考にしてください。
少額から積み立てたい人に向いている取引所
1回あたりの金額をできるだけ小さくしたい場合は、1円から設定できるbitFlyerが選択肢になります。 bitbankも1回100円、GMOコインとSBI VCトレードも1回500円から設定できるため、少額から始めやすいサービスです。
ただし、最低積立金額が小さいことと、毎月の負担が小さいことは同じではありません。 購入頻度によって月の合計額は変わるため、少額から始める場合も1回あたりの最低額だけで判断せず、毎月の予算に収まるか確認して選びましょう。
Coincheckは1回あたりの最低金額ではなく、1か月あたり10,000円から設定する仕組みです。 取引所ごとに最低金額の考え方が異なるため、比較するときは「1回あたり」なのか「1か月あたり」なのかも確認しておく必要があります。
入金の手間を減らしたい人に向いている取引所
積立資金を準備する手間を減らしたい場合は、Coincheckが使いやすい仕組みです。 指定した銀行口座から毎月自動で資金が引き落とされ、その資金を使って暗号資産が購入されます。
一方、GMOコイン、bitFlyer、bitbank、SBI VCトレード、OKJ、BitTradeは、基本的に取引所口座にある日本円残高を使って積み立てます。 積立の購入自体は自動化できますが、買付に必要な日本円を口座内に用意しておく必要があります。
画像のように、違いは暗号資産の購入を自動化できるかではなく、その前段階の日本円の準備まで自動化できるかにあります。 定期的な入金を忘れたくない人は、この違いを確認して積立先を選ぶと管理しやすくなります。
購入頻度を細かく設定したい人に向いている取引所
購入間隔を細かく決めたい場合は、bitbankが選択肢になります。 毎日・毎月に加えて、1〜365日の範囲から任意の間隔を設定でき、毎月購入では1〜31日から購入日を指定できます。
bitFlyerは毎日・毎週・毎月1回に加えて、毎月1日と15日に購入する「毎月2回」を選択できます。 OKJとBitTradeは毎日・毎週・隔週・毎月の4種類、GMOコインとSBI VCトレードは毎日・毎週・毎月に対応しています。
Coincheckは毎日と毎月の2種類に絞られています。 選択肢が多ければよいというより、自分が希望する購入ペースを設定できるかを基準に選ぶとよいでしょう。
仮想通貨の積立先を選ぶ5つのポイント
仮想通貨の積立先は、最低積立金額の安さだけで決めるのではなく、月の予算・購入頻度・資金の用意方法・積立対象銘柄・購入時のコストを組み合わせて選ぶことが大切です。
1回あたりの金額が小さくても、購入回数が多ければ毎月の積立額は大きくなります。 また、自動積立に対応していても、日本円を取引所口座へ事前に入金する必要があるサービスもあります。 自分が続けやすい条件かどうかを確認してから積立先を決めましょう。
最低積立金額だけでなく月の予算から選ぶ
少額から始めたい場合でも、1回あたりの最低積立金額だけで判断しないことが重要です。 実際に毎月いくら使うことになるのかは、1回の積立金額と購入頻度の組み合わせで決まります。
たとえば、同じ1回500円でも、毎月1回なら月500円ですが、毎週なら月におよそ2,000〜2,500円、毎日なら月14,000〜15,500円程度になります。 少額設定ができるサービスでも、頻度によって必要な予算は大きく変わります。
先に「毎月いくらまで積み立てるか」を決め、その範囲で1回の金額と購入頻度を組み合わせると、無理のない設定を選びやすくなります。
1回500円だと少なく見えますが、毎日なら月1万円を超えます。「1回いくら?」ではなく、「1か月でいくら?」に置き換えて考えてみてくださいね。
積立できる頻度から選ぶ
仮想通貨の積立サービスでは、毎日・毎週・毎月など、取引所によって選べる購入頻度が異なります。 自分が希望するペースに対応しているかを確認しましょう。
| 購入頻度 | 購入タイミング | 確認点 |
|---|---|---|
| 毎日 | 原則として毎日少額ずつ購入する | 1回の金額が小さくても月額が大きくならないか確認する |
| 毎週 | 週に1回のペースで購入する | 曜日や買付タイミングの設定条件を確認する |
| 隔週 | おおむね2週間ごとに購入する | 月によって購入回数が変わることがある |
| 毎月2回 | 1か月の中で決められた2回に購入する | 隔週とは購入日の決まり方が異なる |
| 毎月 | 月に1回購入する | 購入日を指定できるか確認する |
| 任意間隔 | 一定の日数間隔などを自分で設定する | 設定できる日数や購入日の条件を確認する |
とくに「隔週」と「毎月2回」は同じではありません。 隔週は一定の日数間隔で購入するため、月によって2回または3回になることがあります。 一方、毎月2回は1か月の中で決められた2回に購入する方式です。
購入頻度を分散する考え方や、定期的に購入することで価格変動とどう付き合うのかを詳しく知りたい場合は、 積立投資が安心なワケ|仮想通貨の激しい値動きと上手につき合うコツ も参考にしてください。
積立資金の用意方法から選ぶ
積立先を選ぶときは、購入だけでなく資金準備まで自動化したいかを基準にすると選びやすくなります。 銀行口座からの自動引落に対応していれば入金の手間を減らせる一方、取引所口座の日本円残高を使う方式では、必要な残高を維持できるかも確認が必要です。
積立を長く続けることを考えるなら、購入頻度や最低金額だけでなく、自分が無理なく管理できる資金準備の方法かどうかまで含めて選びましょう。
積立したい仮想通貨に対応しているか確認する
取引所で取り扱っている仮想通貨が、すべて積立対象になっているとは限りません。 積立したい銘柄が決まっている場合は、取引所全体の取扱銘柄ではなく、積立サービスの対象銘柄を確認しましょう。
ビットコインやイーサリアムなど主要な銘柄だけを積み立てる場合は対応先を見つけやすい一方、特定のアルトコインを積み立てたい場合は、対象サービスが限られることがあります。 先に銘柄を決めている人ほど、この違いを確認してから取引所を選ぶ必要があります。
購入時にかかるコストを確認する
積立サービスを比較するときは、積立の利用料だけでなく、実際にどのような価格で暗号資産を購入するのかも確認しておきましょう。 利用料が無料でも購入時に別のコストが含まれる場合があるため、料金表示だけで判断しないことが大切です。
通常の売買手数料まで広げて比較する必要はありませんが、積立を続けるうえで購入時のコストを確認できるかどうかは、取引所を選ぶ基準の一つになります。
各取引所の仮想通貨積立サービスの特徴
仮想通貨の積立サービスは、同じように自動購入できても、最低積立金額・購入頻度・資金の準備方法などに違いがあります。 ここでは取引所全体の機能ではなく、積立サービスを選ぶうえで確認したい特徴に絞って整理します。
Coincheck
Coincheckつみたては、月10,000円から設定でき、購入頻度は「毎日つみたて」と「月イチつみたて」から選べます。 1回あたりの少額設定を重視するサービスとは異なり、毎月の積立予算を決めて継続的に購入する仕組みです。
大きな特徴は、積立資金を指定した銀行口座から自動で引き落とせることです。 取引所口座へ日本円を定期的に入金しておく必要がないため、購入だけでなく資金準備の手間も減らせます。
対象通貨や利用条件などをさらに確認したい場合は、 Coincheckつみたてとは?特徴・対象通貨・積立金額・利用条件を解説 で詳しく紹介しています。
Coincheckが向いている人: 毎月10,000円以上を積み立てる予定があり、取引所への入金も含めてできるだけ自動化したい人に向いています。
GMOコイン
GMOコインの「つみたて暗号資産」は、1回500円から設定でき、毎日・毎週・毎月の3つの購入頻度に対応しています。 積立金額は500円以上を500円単位で設定できるため、月の予算と購入頻度を組み合わせながら調整できます。
買付にはGMOコイン口座内の日本円残高を使用します。 Coincheckのように銀行口座から積立資金が直接引き落とされる仕組みではないため、買付に必要な日本円を事前に用意しておく必要があります。
GMOコインで積立するメリットや注意点まで確認したい場合は、 GMOコインの「つみたて暗号資産」はどう?メリット・デメリットとおすすめ活用法 で詳しく紹介しています。
GMOコインが向いている人: 500円から始めたい人や、毎日・毎週・毎月から自分に合う頻度を選んで積み立てたい人に向いています。
bitFlyer
bitFlyerの「かんたん積立」は、1回1円から設定できるため、少額から積立を試したい人が利用しやすいサービスです。 大きな金額を設定する前に、少額で積立を始めたい場合にも選択肢になります。
購入頻度は、毎日・毎週・毎月2回・毎月1回の4種類です。 毎月2回では月の中で決められた2回に分けて購入できるため、毎月1回より購入タイミングを分散できます。 買付にはbitFlyer口座内の日本円残高を使用するため、必要な資金をあらかじめ用意しておきます。
bitFlyerが向いている人: できるだけ少額から積立を始めたい人や、毎日・毎週・毎月2回など複数の頻度から選びたい人に向いています。
bitbank
bitbankの定期購入は、1回100円から設定できます。 少額から始めやすいことに加えて、購入間隔を細かく調整できる点が特徴です。
毎日・毎月に加えて、1〜365日の範囲で購入間隔を設定できます。 毎月購入する場合は購入日も指定できるため、「毎月給料日の後に購入する」「10日ごとに購入する」といった、自分の資金管理に合わせた設定がしやすくなっています。
買付にはbitbank口座内の日本円残高を使用するため、設定した購入日に必要な金額が残っているか確認しておく必要があります。
bitbankが向いている人: 100円から少額で始めたい人や、購入日・購入間隔を自分の予算や生活サイクルに合わせて細かく設定したい人に向いています。
SBI VCトレード
SBI VCトレードの積立は、1回500円以上を1円単位で設定できます。 購入頻度は毎日・毎週・毎月に対応しており、少額から始めながら金額を細かく調整できる点が特徴です。
積立には期間も設定できるため、「一定期間だけ積み立てる」といった使い方もできます。 買付資金にはSBI VCトレード口座内の日本円残高を利用するため、設定した積立額に合わせて必要な資金を準備しておきます。
SBI VCトレードが向いている人: 500円から始めつつ積立金額を1円単位で調整したい人や、購入頻度だけでなく積立期間も設定したい人に向いています。
OKJ
OKJの積立は、1回1,000円から設定でき、毎日・毎週・隔週・毎月の4種類から購入頻度を選べます。 毎週と毎月の中間となる隔週にも対応しているため、購入回数を調整しやすいのが特徴です。
買付にはOKJ口座内の日本円残高を使用します。 また、対象銘柄では積立設定時に自動ステーキング(保有通貨を自動で運用する設定)を選択できるため、積立後の保有方法まであわせて設定できる場合があります。
OKJが向いている人: 毎日・毎週・隔週・毎月から購入頻度を選びたい人や、対応銘柄で積立後のステーキングまで活用したい人に向いています。
BitTrade
BitTradeの積立は、1回1,000円から設定できます。 購入頻度は毎日・毎週・隔週・毎月に対応しており、OKJと同様に隔週を含めた4つの選択肢から購入ペースを決められます。
積立資金にはBitTrade口座内の日本円残高を使用します。 1回あたりの最低金額はbitFlyerやbitbankより高いため、最低金額の小ささよりも、購入頻度の選択肢が自分に合うかを確認して選ぶとよいでしょう。
BitTradeが向いている人: 1回1,000円以上の予算を確保でき、毎日・毎週・隔週・毎月から自分に合う購入頻度を選びたい人に向いています。
仮想通貨積立を始めるまでの流れ
利用する取引所を決めたら、口座開設から積立条件の設定、購入資金の準備まで順番に進めます。 各社で操作画面や設定方法は異なりますが、基本的な流れは共通しています。
- 積立サービスを利用する取引所の口座を開設する
- 積立する仮想通貨と月の予算を決める
- 購入頻度と1回あたりの積立金額を設定する
- 積立に必要な日本円を用意する
とくに先に決めておきたいのは、1回の購入金額ではなく毎月いくらまで積立に使うかです。 月の予算を基準にして銘柄・頻度・1回あたりの金額を決めると、継続しやすい設定にしやすくなります。
取引所の口座を開設する
まず、積立サービスを利用したい取引所の口座を開設します。 仮想通貨の積立は取引所の口座内で設定するため、まだ口座を持っていない場合は本人確認などを済ませて利用できる状態にしておきましょう。
口座開設後は、積立サービスを利用できるようになるまでの条件を確認します。 取引所によっては銀行口座の登録や日本円の入金などが必要になるため、積立設定を始める前に準備しておくとスムーズです。
積立する仮想通貨と月の予算を決める
次に、積立する仮想通貨と毎月の予算を決めます。 先に1回あたりの金額を決めるのではなく、「毎月いくらまでなら無理なく続けられるか」を基準に考えるのが基本です。
たとえば月10,000円を積み立てる場合でも、毎月1回で購入するのか、毎週や毎日に分けるのかによって1回あたりの購入金額は変わります。 そのため、月の予算を決めてから購入頻度と1回あたりの金額へ落とし込むと、想定以上の金額を積み立てるのを防ぎやすくなります。
また、積立に使うお金は生活費や近いうちに必要になる資金とは分けて考えることが大切です。 投資に使う金額の決め方を詳しく確認したい場合は、 なぜ「余剰資金」以外で投資してはいけないのか?生活を守る資金計画の立て方 も参考にしてください。
ここまで決まったら、実際に「毎月いくらなら使っても困らないか」をメモしてみましょう。先に月予算を決めておけば、積立画面で金額を決めるときも迷いにくくなりますよ。
購入頻度と積立金額を設定する
月の予算を決めたら、毎日・毎週・毎月などの購入頻度と、1回あたりの積立金額を設定します。 選べる頻度は取引所によって異なるため、自分が希望する購入ペースに対応しているか確認しましょう。
毎日積立では購入回数が多くなるため、1回あたりの設定金額が小さくても月の合計額は大きくなる場合があります。 設定時には、1回の積立金額だけでなく1か月あたりの合計額まで確認しておくことが重要です。
必要な日本円を用意する
最後に、設定した積立を実行するための日本円を用意します。 資金の準備方法は、銀行口座から自動で引き落とすサービスと、取引所口座内の日本円残高を使うサービスに分かれます。
銀行口座から自動引落される場合は、指定した口座に必要な残高を用意しておきます。 一方、取引所口座の日本円残高を使う場合は、買付日までに必要な金額を入金しておく必要があります。
積立設定が完了していても、買付に必要な日本円が不足していると購入できない場合があります。 設定した金額と購入頻度に合わせて、必要な資金を準備しておきましょう。
仮想通貨を積み立てるときの注意点
仮想通貨積立は購入を自動化できますが、設定しておけば必ず予定どおり購入できるとは限りません。 購入時のコストや日本円残高、1か月の購入額、価格変動、設定変更の反映時期などを確認しておく必要があります。
とくに注意したいのは、どのような条件で積立が実行されないのか、どのような状況で想定以上の支出や損失につながるのかです。 主な注意点を整理すると、次のようになります。
| 注意点 | 確認すること |
|---|---|
| 購入時のコスト | 積立手数料が無料でも、購入価格にスプレッドなどのコストが含まれていないか確認する |
| 日本円残高の不足 | 買付日に必要な日本円が口座内に用意されているか確認する |
| 毎日積立の月額 | 1回の金額だけでなく、1か月の購入回数を含めた合計額を確認する |
| 価格下落 | 積立でも価格下落による損失は避けられないため、余剰資金の範囲で設定する |
| 設定変更・停止 | 変更や停止が次回の買付に反映される期限を確認する |
利用料が無料でも購入時のコストが発生することがある
積立サービスを選ぶときは、「積立手数料無料」「サービス利用料無料」といった表示だけで購入コストを判断しないようにしましょう。 積立時に販売所価格などが使われる場合、購入価格と売却価格の差であるスプレッド(売値と買値の価格差)などが実質的なコストになることがあります。
つまり、積立サービス自体の利用料が0円でも、暗号資産を市場価格とまったく同じ価格で購入できるとは限りません。 積立を長期間続ける場合は購入回数も増えるため、毎回どのような価格で買付されるのかを確認しておくことが大切です。
日本円残高が不足すると積立できないことがある
取引所口座の日本円残高を使って積み立てるサービスでは、買付時点で必要な金額が不足していると、その回の積立が実行されない場合があります。 積立設定が残っていても、日本円が自動的に補充されるとは限りません。
とくに毎日・毎週など購入回数が多い設定では、前回の買付後にどれくらい日本円が残っているかを確認しておく必要があります。 積立設定が有効であることと、実際に毎回購入できることは別と考えて、必要な残高を確保しておきましょう。
「自動積立にしたから、あとは何もしなくていい」とは限りません。取引所口座から買うタイプなら、給料日などに月1回だけ残高を確認する習慣をつけておくと安心ですよ。
毎日積立では想定以上の月額にならないようにする
毎日積立では、1回あたりの購入金額が小さく見えても、1か月分を合計するとまとまった金額になります。 たとえば1回500円なら、28日間で14,000円、31日間では15,500円を購入する計算です。
1回1,000円なら、同じ条件で月28,000〜31,000円になります。 「1回500円だから少額」と考えるのではなく、購入頻度を掛け合わせた月の合計額が自分の予算内に収まっているか確認しましょう。
価格下落が続けば含み損になることもある
積立では購入時期を分けられるため、一度に全額を購入する場合よりも購入価格を分散できます。 ただし、分散できるのは購入するタイミングであり、仮想通貨そのものの価格下落を防げるわけではありません。
たとえば積立開始後に価格が長期間下落し続ければ、途中で買い増していても保有資産全体が含み損になることがあります。 また、価格が回復する前に資金が必要になり、売却しなければならなくなれば、損失が確定する可能性があります。
積立で分散できるのは購入時期です。 価格下落による損失そのものをなくす方法ではないため、短期間で使う予定の資金まで積立に回さないことが重要です。
設定変更や停止が次回の買付に間に合わない場合がある
積立金額や購入頻度を変更したり、積立自体を停止したりする場合は、変更した時点ですぐに次回の買付へ反映されるとは限りません。 取引所ごとに申込期限や設定の反映時期が決められているためです。
次回の購入日前に操作した場合でも、すでに買付処理の締切を過ぎていれば、変更前の金額や頻度で購入されることがあります。 金額を減らす場合や積立を停止する場合は、操作日だけでなく、次回買付への反映条件まで確認しておきましょう。
仮想通貨積立に関するよくある質問
仮想通貨積立を始める前に気になりやすい、金額・購入頻度・停止方法・銘柄選びについて整理します。 自分の予算や運用方針に合う積立方法を決める際の参考にしてください。
仮想通貨積立はいくらから始めるのがおすすめですか?
最低積立金額に合わせるのではなく、生活費とは分けて無理なく継続できる月予算から決めるのがおすすめです。 少額から設定できるサービスでも、購入頻度を増やせば月の合計額は大きくなります。
まず毎月いくらまでなら継続できるかを決め、その範囲で1回あたりの金額と購入頻度を設定すると、予算を管理しやすくなります。
毎日・毎週・毎月ではどれがおすすめですか?
購入頻度に絶対的な正解はありません。 月の予算、管理のしやすさ、利用する取引所で選べる頻度を基準に決めるのが基本です。
購入タイミングを細かく分けたい場合は毎日や毎週、設定や資金管理をシンプルにしたい場合は毎月など、自分が継続しやすい頻度を選びましょう。
仮想通貨積立は途中で停止できますか?
多くの積立サービスでは、設定後でも積立金額や購入頻度の変更、積立の停止ができます。 ただし、変更や停止が次回の買付に反映されるタイミングは取引所によって異なります。
次回買付の直前に操作すると変更が間に合わない場合もあるため、停止や金額変更をするときは各社の締切や反映時期を確認してください。
積立するならビットコインとアルトコインのどちらがいいですか?
どちらが一律に適しているとは決められません。 ビットコインとアルトコインでは値動きや特徴が異なるため、積立の目的や自分が許容できる価格変動の大きさを踏まえて選ぶ必要があります。
1つの銘柄だけに集中するのではなく、複数の暗号資産へ分ける方法もあります。 銘柄の組み合わせ方を詳しく知りたい場合は、 【投資の基本】仮想通貨で「分散投資」が生命線である理由|BTC・ETH以外に何をどう組み合わせるか も参考にしてください。
まとめ
仮想通貨の積立先を選ぶときは、最低積立金額の小ささだけでなく、自分の予算や積立方法に合った条件かを確認することが大切です。 同じ自動積立でも、選べる購入頻度や日本円の準備方法、積立できる銘柄、購入時のコストには違いがあります。
取引所を選ぶ際は、次のポイントを確認しておきましょう。
- 1回の最低金額ではなく、購入頻度を含めた月の予算で考える
- 毎日・毎週・毎月など、希望する購入頻度に対応しているか確認する
- 銀行口座からの自動引落か、取引所口座の日本円残高を使う方式か確認する
- 積み立てたい仮想通貨が積立サービスの対象になっているか確認する
- サービス利用料だけでなく、購入価格に含まれるコストも確認する
少額から始めたい人、資金準備まで自動化したい人、購入間隔を細かく設定したい人では、適した取引所が異なります。 まず毎月の予算と希望する積立方法を決め、その条件を満たすサービスから選ぶと、自分に合った積立先を判断しやすくなります。
積立だけでなく、通常の売買や手数料、取扱銘柄なども含めて取引所を選びたい場合は、 国内の仮想通貨取引所を用途別に比較|初心者向けに選び方を整理 も参考にしてください。
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