
Coincheckつみたてでは、BTC・ETHを含む29種類の暗号資産を積立対象として選べます。送金、ブロックチェーン基盤、NFT・ゲーム、メタバース、ミームなどに関係するアルトコインも含まれているため、どの通貨を選べばよいのか迷う方もいるでしょう。
ただし、対応銘柄であることや、1通貨あたりの価格が安いことだけでは、長期積立に適しているかを判断できません。積立する通貨は、時価総額、用途と利用状況、値動き、供給設計、プロジェクトの継続性を比較して選ぶことが重要です。
この記事では、Coincheckつみたての対応29銘柄を一覧で比較し、BTC・ETH・アルトコインを積み立てる違いや、1つの通貨と複数通貨へ分ける場合の考え方を解説します。積立開始後に通貨や積立額を見直す基準も紹介するため、長期的に保有する理由を説明できる通貨を選ぶ際の参考にしてください。
Coincheckつみたて対応銘柄は29種類
Coincheckつみたてでは、BTC・ETHを含む29種類の暗号資産を積立対象として選択できます。
主要通貨だけでなく、送金、アプリやサービスを支える基盤、NFT(固有性を持つデジタル資産)、ゲーム、仮想空間、ミームコイン(話題性から広がった通貨)などに関係するアルトコイン(BTC以外の暗号資産)も含まれています。
ただし、対応している29銘柄をすべて積み立てる必要はありません。通貨ごとに用途や価格が動く要因が異なるため、単価や知名度だけでなく、長期的に保有する理由を説明できる通貨を選ぶことが重要です。
29銘柄の用途と特徴を一覧で比較する
Coincheckつみたての対応銘柄には、暗号資産市場を代表する通貨から、特定のネットワークやサービスで利用される通貨まで含まれています。
各通貨の主な用途と、積立対象として選ぶ際に確認したい特徴は以下のとおりです。
| 通貨名 | 主な用途 | 選ぶ際に確認したい特徴 |
|---|---|---|
| BTC | 価値の保存・送金 | 暗号資産市場全体の動向や長期的な需要 |
| ETH | アプリやサービスを動かす基盤 | ネットワークの利用状況や技術更新 |
| ETC | アプリやサービスを動かす基盤 | 開発状況やネットワークの利用規模 |
| LSK | ブロックチェーンアプリの開発基盤 | 技術開発や開発者向け環境の普及状況 |
| XRP | 国際送金・決済 | 送金分野での利用状況や関連企業の動向 |
| LTC | 決済・送金 | 決済手段としての利用状況や競合通貨との違い |
| BCH | 決済・送金 | 利用できる店舗やネットワーク需要の広がり |
| XLM | 国際送金・資産の発行 | 送金サービスや関連ネットワークの利用状況 |
| XEM | 送金・資産の発行 | 開発やコミュニティ活動の継続状況 |
| IOST | アプリやサービスを動かす基盤 | 対応アプリの利用状況や開発の継続性 |
| MONA | 決済・送金・投げ銭 | 国内コミュニティの活動や売買規模 |
| SAND | 仮想空間内の取引・サービス利用 | 利用者数やコンテンツの拡大状況 |
| DOT | 異なるブロックチェーンの接続 | 接続されるネットワークや開発活動の状況 |
| CHZ | スポーツ分野のファントークン利用 | 提携チームやファンサービスの利用状況 |
| LINK | 外部データとブロックチェーンの接続 | 連携するネットワークやサービスの拡大状況 |
| POL | Polygon関連ネットワークの運用 | 技術移行やネットワークの利用状況 |
| AXS | ブロックチェーンゲームの運営・報酬 | ゲーム利用者やゲーム内経済の継続性 |
| APE | NFT・Web3関連サービスでの利用 | 関連プロジェクトの進捗や通貨の供給予定 |
| IMX | NFT・ブロックチェーンゲームの基盤 | 対応ゲームやネットワークの利用状況 |
| WBTC | BTCを別のネットワーク上で利用 | BTCとの価格連動や資産の管理方法 |
| SHIB | コミュニティ・関連サービスでの利用 | 話題性やコミュニティ、関連サービスの動向 |
| AVAX | アプリや独自ネットワークの開発基盤 | ネットワークの利用状況や競合基盤との違い |
| DOGE | 決済・送金・コミュニティ利用 | 話題性や利用状況、新規発行が続く仕組み |
| PEPE | ミーム・コミュニティ取引 | 話題性や価格変動の大きさ |
| MASK | SNSとWeb3サービスの接続 | 関連サービスの利用状況や機能開発 |
| MANA | 仮想空間内の土地・アイテム取引 | 利用者数や仮想空間内の経済活動 |
| GRT | ブロックチェーンデータの検索・取得 | 対応アプリやデータ利用需要の広がり |
| SOL | アプリやサービスを動かす基盤 | ネットワークの利用状況や安定性 |
| TRX | 送金・決済・アプリの開発基盤 | 送金需要や関連サービスの利用状況 |
一覧表の用途は、29銘柄の違いを比較しやすいように簡略化しています。積立する通貨を選ぶ際は、用途だけでなく、利用状況や値動きに加えて、供給設計(発行量や配布方法の仕組み)なども確認する必要があります。
Coincheckで取り扱う通貨全体や、販売所・取引所の対応状況を確認したい場合は、コインチェックの取扱通貨一覧|銘柄数と初心者におすすめの通貨を解説をご覧ください。
積立金額や利用条件など、サービス自体の仕組みは、Coincheckつみたてとは?特徴・対象通貨・積立金額・利用条件を解説で解説しています。
BTC・ETH・アルトコインでは積立する目的が異なる
BTCは暗号資産市場全体への期待、ETHはイーサリアムの利用拡大、その他のアルトコインは個別のネットワークやサービスへの期待から積み立てる通貨として整理できます。
通貨単価ではなく、何に期待して長期保有するのかを説明できる通貨を選ぶことが重要です。
最初は理解できる通貨に絞って積み立てる
Coincheckつみたてが29銘柄に対応していても、複数の通貨をすべて積み立てる必要はありません。
通貨数を増やすほど、価格の動きやプロジェクトの進捗、利用状況など、継続して確認する情報も増えていきます。
最初は、通貨の目的、価格が動く要因、想定されるリスクを理解できる範囲に絞ると管理しやすくなります。知名度の高いBTCやETHにも価格下落の可能性があるため、通貨選びだけでなく、無理なく継続できる積立額を設定することも重要です。
対応銘柄の多さを理由に通貨数を増やすのではなく、用途や値動き、リスクを理解できる通貨に絞ることが基本です。
積立を始めた後も、選んだ理由やプロジェクトの状況を継続して確認できる通貨を選びましょう。
最初から29銘柄すべてを詳しく比べなくても大丈夫です。まずは気になる通貨を3つまで選び、「何に使われる通貨か」「なぜ積み立てたいか」を1行ずつメモしてみましょう。うまく説明できない通貨は、いったん候補から外してOKです。
Coincheckつみたてを利用する方法と、価格を確認しながらその都度購入する方法では、購入時期や管理方法が異なります。両者の違いは、Coincheckつみたては都度購入とどう使い分ける?毎日・毎月の違いと設定後の扱いで解説しています。
BTC・ETH・アルトコインを積み立てる違い
BTC・ETH・その他のアルトコインでは、長期間積み立てるときに確認すべき情報が異なります。
いずれも価格が大きく変動する可能性はありますが、BTCは暗号資産市場全体、ETHはイーサリアムの利用状況、アルトコインは個別プロジェクトの進捗や需要から影響を受けやすいという違いがあります。
そのため、知名度や直近の値動きだけで積立対象を選ぶのではなく、どのような理由で価格が動く通貨なのかを理解しておくことが重要です。主な違いを整理すると、以下のとおりです。
| 通貨の区分 | 価格に影響しやすい要素 | 長期積立で確認したい点 |
|---|---|---|
| BTC | 暗号資産市場全体の需要や市場環境 | 市場全体への長期的な期待を持てるか |
| ETH | イーサリアムの利用状況や技術更新 | ネットワークの需要が継続しているか |
| アルトコイン | 個別プロジェクトの進捗や利用状況 | 用途やサービスが継続して成長しているか |
BTCやETHも価格下落の可能性があるため、主要通貨であれば安心というわけではありません。
一方、アルトコインは通貨ごとの差が大きく、積立中もプロジェクトの状況を個別に確認する必要があります。
ざっくり言うと、BTCは「暗号資産という街全体」、ETHは「街を動かす道路や電気」、アルトコインは「街の中にある個別のお店」を見るイメージです。どれを積み立てるかによって、普段チェックする情報も変わります。
BTCは暗号資産市場全体の動きを受けやすい
BTCは暗号資産市場を代表する通貨であり、特定のアプリやゲーム、運営企業だけに用途を依存していません。
そのため、個別サービスの利用者数よりも、暗号資産に対する需要、各国の規制、投資家の売買動向など、市場全体の環境から影響を受けやすい特徴があります。
長期間積み立てる場合は、短期的な価格上昇を期待するのではなく、暗号資産市場やBTCの需要が将来も継続すると考えられるかが判断の基準になります。
特定のサービスが成長するかではなく、暗号資産市場全体への長期的な期待を持って積み立てる通貨として整理できます。
ただし、市場を代表する通貨であっても、価格変動が小さいわけではありません。市場全体が下落する局面ではBTCも大きく値下がりする可能性があるため、積立によって購入時期を分散しても、元本割れのリスクは残ります。
ETHはネットワークの利用状況も確認する
ETHは、イーサリアム上でアプリやサービスを利用するときの手数料などに使われる基盤通貨です。
イーサリアムでは、ステーブルコイン(価格安定を目指す通貨)、NFT、金融サービスなど、さまざまな仕組みが利用されています。
そのため、ETHを長期間積み立てる場合は、価格だけでなく、イーサリアム上の取引やアプリが継続して利用されているかも確認する必要があります。
ネットワークの利用が広がればETHの需要につながる可能性がありますが、利用が減少すれば、長期的に保有する前提が変わることもあります。
また、イーサリアム自体の技術更新に加えて、同じようにアプリの基盤として利用されるほかのブロックチェーンとの競争も続いています。
ETHは知名度だけで選ぶのではなく、ネットワークの利用状況、技術更新、競合との関係を確認しながら積み立てる通貨として考える必要があります。
アルトコインは通貨ごとの値動きと継続性が異なる
アルトコインには、送金、ゲーム、メタバース、ミームなど、通貨ごとに異なる目的があります。
特定のネットワークやサービスと深く結び付いている通貨も多く、価格は暗号資産市場全体だけでなく、個別プロジェクトの進捗や利用状況からも影響を受けます。
関連サービスの利用者が増えたり、新しい機能や提携先が追加されたりすれば、通貨への需要が高まる可能性があります。規模の小さい通貨では、プロジェクトの成長に伴って大きく値上がりする可能性もあります。
一方で、開発の停滞、利用者の減少、関連サービスの終了などによって、積立を始めたときの前提が失われる場合もあります。
BTCやETHより価格変動が大きい通貨もあり、値下がりしたまま需要が回復しない可能性にも注意が必要です。
アルトコインを積み立てる場合は、値上がりへの期待だけでなく、通貨の用途とプロジェクトが長期間継続する根拠を確認しましょう。アルトコインを選ぶ際の基本的な注意点は、コインチェックでアルトコインを買う前に知っておきたいことでも解説しています。
積立する通貨を選ぶ4つの基準
Coincheckつみたての対応銘柄を選ぶときは、「有名だから」「1通貨あたりの価格が安いから」といった理由だけで判断しないことが重要です。
通貨単価が低くても市場全体の規模が小さいとは限らず、知名度が高い通貨にも大きく値下がりする可能性があります。
長期間購入を続ける通貨は、市場規模、用途と利用状況、価格変動、供給設計とプロジェクトの継続性という4つの基準から比較しましょう。
| 選ぶ基準 | 確認する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 市場規模 | 時価総額や取引規模 | 通貨単価だけでは規模を判断できない |
| 用途と利用状況 | 通貨の役割や実際の利用 | 話題性だけでは需要の継続を判断できない |
| 価格変動 | 上昇時だけでなく下落時の値動き | 積立でも価格下落のリスクは残る |
| 供給・運営状況 | 発行量や開発、サービスの継続性 | 新規発行や開発停滞が価格へ影響する場合がある |
時価総額と取引規模を確認する
時価総額(市場全体の評価規模)は、1通貨あたりの価格に市場で流通している数量を掛けて算出される指標です。
通貨単価だけでは、その暗号資産が市場全体でどの程度の規模を持つのかを判断できません。
たとえば、1通貨あたりの価格が低くても、流通数量が多ければ時価総額は大きくなる場合があります。反対に、通貨単価が高くても、流通数量が少なければ時価総額が大きいとは限りません。
時価総額が大きい通貨であっても価格下落の可能性はありますが、規模が小さい通貨は、少ない売買でも価格が大きく動く場合があります。
長期間積み立てる場合は、時価総額だけでなく、一定の売買が継続しているかも確認することが重要です。
通貨の用途と実際の利用状況を確認する
積立対象を選ぶ前に、その通貨が何のために作られ、どのような場面で必要とされるのかを確認しましょう。
送金に使われる通貨、アプリを動かすために使われる通貨、ゲームやメタバース内で利用される通貨では、需要が生まれる理由が異なります。
用途が説明されているだけでなく、関連するネットワークやサービスが実際に利用されているかも重要です。開発が続いていても、利用者や取引が増えていなければ、通貨への需要につながらない可能性があります。
何に使われ、なぜ需要が続くと考えるのかを説明できない通貨は、話題性や直近の値上がり率だけで積立対象にしない方がよいでしょう。長期間保有する前提がある通貨だからこそ、価格以外の利用状況も継続して確認する必要があります。
価格変動の大きさを確認する
通貨の値動きを確認するときは、過去の最高値や上昇率だけでなく、下落局面でどの程度値下がりしたのかも確認しましょう。
大きく上昇した実績がある通貨でも、その後に価格が大幅に下落し、長期間回復しない場合があります。
積立では購入時期を複数回に分けられるため、高値で一度に購入するリスクを抑えやすくなります。ただし、購入時期を分散しても、積み立てている通貨自体の価格が下がり続ければ、保有資産の評価額も下落します。
積立は価格下落を防ぐ仕組みではありません。
購入価格を分散できても、通貨の需要低下やプロジェクトの停滞による値下がりリスクは残ります。下落時にも無理なく継続できる金額かどうかを確認しておきましょう。
積立による購入時期の分散と価格変動の関係は、積立投資が安心なワケ|仮想通貨の激しい値動きと上手につき合うコツで詳しく解説しています。
供給設計とプロジェクトの継続性を確認する
供給設計(発行量や配布の仕組み)も、長期間積み立てる通貨を選ぶうえで確認したい要素です。
暗号資産によって、発行上限が決まっている通貨、新しい通貨が継続して発行される通貨、一定の予定に従って市場へ放出される通貨があります。
新しく流通する数量が増えると、需要が変わらなくても価格へ下落圧力がかかる場合があります。発行上限の有無だけで判断せず、今後どの程度の通貨が市場へ供給される予定なのかも確認しましょう。
また、長期間積み立てる場合は、開発状況、運営体制、関連サービスの利用継続も重要です。公式サイトや発表が残っていても、開発やサービス更新が長期間止まっていれば、積立を始めたときの前提が変化している可能性があります。
供給量だけでなく、開発が続いているか、利用者がいるか、運営体制が維持されているかをあわせて確認し、長期間保有する理由が現在も残っている通貨を選びましょう。
1つの通貨と複数通貨では管理方法が異なる
Coincheckつみたてでは、1つの通貨に絞る方法と、複数の通貨へ積立額を分ける方法があります。
1銘柄に絞ると保有状況を把握しやすい一方、その通貨の値動きや問題の影響を集中して受けます。複数銘柄へ分ける場合は、管理する情報が増える点に注意が必要です。
どちらが適しているかは、積立額や許容できるリスク、通貨について継続して調べられる範囲によって異なります。銘柄数を増やすこと自体を目的にせず、それぞれの通貨を保有する理由を明確にすることが重要です。
| 積立方法 | 管理面の特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1つの通貨に絞る | 購入額や保有数量、関連情報を把握しやすい | 1銘柄の値動きや問題の影響を集中して受ける |
| BTCとETHに分ける | 異なる性質を持つ主要通貨へ分けられる | 暗号資産市場全体の下落時には両方が値下がりする可能性がある |
| アルトコインも加える | 送金やゲームなど異なる分野の通貨を保有できる | 通貨ごとの進捗や利用状況を個別に確認する必要がある |
1つの通貨に絞ると管理しやすい
積立対象を1銘柄に絞ると、毎月の購入額、保有数量、平均的な購入価格などを把握しやすくなります。
確認する通貨の情報も限定されるため、複数のプロジェクトを同時に追い続ける必要がありません。
特に積立額が少ない場合は、複数銘柄へ細かく分けるよりも、理解できる通貨へ絞った方が、何のために積み立てているのかを整理しやすくなります。
一方で、その通貨が大きく値下がりした場合や、ネットワークやプロジェクトに問題が発生した場合は、保有する暗号資産全体が影響を受けます。管理しやすいことと、価格下落の影響を抑えられることは同じではありません。
BTCとETHに分けると異なる特徴を持たせられる
BTCとETHは価格に影響する要素が異なるため、両方を積み立てることで、1つの通貨だけを保有する場合とは異なる組み合わせにできます。
ただし、2銘柄へ分けると、購入額、保有数量、値動き、関連情報をそれぞれ確認する必要があります。銘柄数を増やすこと自体を目的にせず、両方を保有する理由を理解したうえで管理しましょう。
また、BTCとETHに分けても、暗号資産市場全体が下落する局面では、両方の価格が同時に下がる可能性があります。
アルトコインを加える場合は役割を明確にする
BTCやETH以外のアルトコインを加える場合は、その通貨を追加する目的を明確にしましょう。
アルトコインには、送金、ブロックチェーン基盤、NFT・ゲーム、メタバースなど、通貨ごとに異なる役割があります。
たとえば、BTCやETHとは異なる分野へ期待してアルトコインを追加するのであれば、その分野の利用状況やプロジェクトの進捗を継続して確認する必要があります。値上がりへの期待だけで追加すると、保有理由が曖昧になり、価格が下落したときの判断も難しくなります。
「価格が安い」「最近上昇している」といった理由だけで銘柄数を増やさず、保有中に確認できる範囲へ絞ることが重要です。
複数通貨に分けても暗号資産内の分散に限られる
複数の暗号資産へ積立額を分けると、1つの通貨に問題が発生した場合の影響を抑えられる可能性があります。
ただし、銘柄を分けることによって、暗号資産市場全体の価格変動から離れられるわけではありません。
BTC、ETH、複数のアルトコインに分けていても、規制や市場環境の変化によって暗号資産市場全体が下落すれば、複数の通貨が同時に値下がりする可能性があります。
これは、暗号資産という同じ種類の資産の中で、銘柄を分けているためです。
預貯金や株式などを含めて資産全体を分ける資産分散(異なる種類の資産へ分けること)とは意味が異なります。
複数通貨への積立は、個別銘柄の影響を分ける方法であり、暗号資産市場全体の下落リスクをなくす方法ではありません。積立対象の数だけでなく、保有資産全体に占める暗号資産の割合も確認しましょう。
BTC・ETH・アルトコインに分けても、すべて「暗号資産という同じ船」に乗っています。船そのものが大きく揺れれば、どの席に座っていても影響を受けます。銘柄の割合を考える前に、暗号資産へ回す総額が無理のない範囲かも確認しておきましょう。
積立する通貨を見直す基準
一度選んだ通貨を、同じ条件のまま積み立て続ける必要はありません。通貨の用途やプロジェクトの状況、Coincheckでの取扱状況、自分の生活状況が変われば、積立対象や積立額を見直す理由になります。
ただし、短期的な値上がりや値下がりのたびに通貨を変更すると、価格の動きを追いかける形になりやすくなります。積立開始時の理由が現在も維持されているかを基準に、継続・変更・停止を判断することが重要です。
積み立て始めた理由が変わっていないか確認する
積立する通貨を見直すときは、最初にその通貨を選んだ理由を確認しましょう。
通貨の用途、関連するネットワークやサービスの成長、暗号資産市場における役割など、積立開始時に期待していた内容が現在も維持されているかを確かめます。
価格が下がっていても、選んだ理由や通貨の利用状況が変わっていなければ、短期的な値動きだけで積立を停止する必要があるとは限りません。反対に、価格が上がっていても、通貨の用途や需要が以前と変わっている場合は、継続する理由を改めて考える必要があります。
なぜ積み立てているのかを説明できなくなった場合は、積立を続けるか見直すきっかけになります。価格だけでなく、通貨を選んだ前提が残っているかを確認しましょう。
プロジェクトや取扱状況の変化を確認する
アルトコインは、関連するネットワークやサービス、開発チームの活動と結び付いているものが多くあります。積立開始時には開発や利用が進んでいても、その状況が将来も続くとは限りません。
積立中は、価格以外にも以下のような変化がないか確認しましょう。
- 開発やサービスの更新が長期間停止していないか
- 関連サービスの終了や利用規模の縮小が発表されていないか
- 資産やネットワークへ影響する重大なセキュリティ問題が発生していないか
- Coincheckでの取扱廃止や積立対象の変更が発表されていないか
Coincheckつみたての対応銘柄であることは、その通貨の価格上昇やプロジェクトの継続を保証するものではありません。また、現在は積立できる通貨でも、取扱方針の変更によって対象外になる可能性があります。
通貨自体の変化とCoincheckでの取扱状況を分けて確認することで、積立を始めたときの前提が崩れていないか判断しやすくなります。
積立額と通貨ごとの割合を確認する
積立を続けていると、通貨ごとの値動きによって保有資産の割合が変化します。複数通貨へ同じ金額を積み立てていても、特定の通貨だけが大きく値上がりすれば、その通貨が暗号資産全体に占める割合も大きくなります。
特定通貨の割合が想定以上に大きくなると、その通貨が値下がりしたときに受ける影響も大きくなります。積立額だけでなく、現在保有している通貨ごとの金額や割合も定期的に確認しましょう。
また、収入や支出、貯蓄額などの生活状況が変われば、無理なく積み立てられる金額も変化します。積立開始時と同じ金額を維持することを優先せず、生活に必要な資金を確保できる範囲へ調整することが重要です。
暗号資産へ回す金額を決める際の注意点は、コインチェックで少額投資を始める前に気をつけたいことでも解説しています。
短期的な値上がり・値下がりだけで変更しない
価格が上昇している通貨へ積立対象を変更したり、値下がりした通貨をすぐに停止したりすると、価格が動いた後から売買判断を変える形になりやすくなります。
上昇している通貨へ乗り換えても、その後も値上がりが続くとは限りません。また、価格が下がっている通貨も、値下がりしたという事実だけでは、将来性が失われたのか、一時的に市場全体の影響を受けているのかを判断できません。
見直す際は、直近の価格変動だけでなく、通貨を選んだ理由、用途や利用状況の変化、許容できる損失、保有割合をあわせて確認します。
値動きに反応して頻繁に変更するのではなく、積立を続ける前提が変わったときに見直すことが、長期的な積立方針を維持するうえで重要です。
積立を始めるときに、「この通貨を選んだ理由」を1行でメモしておくのがおすすめです。見直すときは価格だけを見るのではなく、そのメモを読み返して、選んだ理由が今も残っているかを確認してみましょう。
Coincheckつみたて対応銘柄に関するよくある質問
Coincheckつみたての対応銘柄や、積立する通貨の選び方について、よくある疑問をまとめました。
Coincheckつみたてで一番おすすめの通貨はどれですか?
すべての人に共通する、一番おすすめの通貨はありません。通貨の用途、値動きの大きさ、想定する保有期間、許容できる損失によって、適した積立対象は異なります。
初心者が比較しやすい候補としては、暗号資産市場を代表するBTCや、アプリの基盤として利用されるETHが挙げられます。どちらも用途や価格に影響する要素に関する情報を確認しやすいためです。
ただし、知名度が高いBTCやETHであっても、価格上昇が保証されているわけではありません。有名な通貨かどうかではなく、値下がりした場合も保有する理由を説明できるかを基準に選びましょう。
BTCとETHの両方を積み立てた方がよいですか?
BTCとETHの両方を積み立てなければならないわけではありません。どちらか一方に絞る方法と、両方へ積立額を分ける方法には、それぞれ異なる考え方があります。
1銘柄に絞ると、購入額や保有数量、関連情報を管理しやすくなります。一方、BTCとETHへ分けると、デジタル資産としてのBTCと、アプリやサービスを支える基盤通貨としてのETHという、異なる特徴を持たせられます。
ただし、両方へ分けても暗号資産市場全体が下落すれば、同時に値下がりする可能性があります。銘柄数を増やすこと自体を目的にせず、それぞれを積み立てる理由を理解して決めることが重要です。
価格が下がっている通貨へ変更した方がよいですか?
価格が下がっているという理由だけでは、その通貨が割安かどうかを判断できません。以前より安く購入できても、通貨の需要低下やプロジェクトの停滞によって値下がりしている可能性があります。
積立対象を変更する前に、市場全体の下落によるものか、その通貨に固有の問題が発生しているのかを確認しましょう。ネットワークやサービスの利用状況、開発状況なども判断材料になります。
積立開始時にその通貨を選んだ理由が現在も維持されているかを確認し、直近の価格だけで変更しないことが大切です。
ミームコインも積立できますか?
Coincheckつみたてでは、SHIB・DOGE・PEPEを積立対象として選択できます。いずれもミームコイン(話題性から広がった通貨)に分類される銘柄です。
ミームコインは、実用性や技術開発だけでなく、コミュニティの盛り上がり、SNS上の話題、著名人の発言などによって価格が大きく変動する場合があります。
Coincheckつみたてに対応していることと、長期積立に適していることは同じではありません。話題性が落ち着いた後も保有する理由が残るかを確認したうえで判断しましょう。
各銘柄の特徴や選ぶ際の注意点は、コインチェックのミームコイン・草コインに関する記事で解説しています。
つみたて対応銘柄が変更されることはありますか?
Coincheckつみたての対応銘柄は、将来変更される可能性があります。新しい暗号資産の取扱開始に伴って積立対象が追加される場合がある一方、取扱廃止などによって対象外になる場合もあります。
現在対応している通貨を、将来も同じ条件で積み立てられるとは限りません。積立中の通貨が対象外になった場合は、積立設定や保有している通貨の扱いを確認する必要があります。
積立を開始した後も、Coincheckからのお知らせや取扱状況の変更を定期的に確認することが大切です。
まとめ|積立する通貨は長期的に保有する理由から選ぶ
Coincheckつみたてでは、BTC・ETHを含む29種類の暗号資産を積立対象として選べます。
ただし、対応銘柄であることだけを理由に、積立する通貨を決めるべきではありません。
通貨を選ぶ際は、時価総額や取引規模だけでなく、何に利用される通貨なのか、ネットワークやサービスが実際に利用されているか、どの程度の価格変動があるかを確認する必要があります。新規発行やトークンの放出予定などの供給設計、開発や運営が継続しているかも重要な判断材料です。
BTC・ETH・アルトコインでは、価格に影響する要素や長期的に保有する理由が異なります。複数通貨へ分ける場合も、銘柄数を増やすこと自体を目的にせず、それぞれの通貨を積み立てる役割を明確にすることが大切です。
また、一度選んだ通貨を固定し続ける必要はありません。積立開始時に期待していた用途や成長性、プロジェクトの進捗、Coincheckでの取扱状況、自分の生活状況が変わった場合は、積立対象や積立額を見直しましょう。
積立する通貨は、単価の安さや直近の値上がりではなく、長期的に保有する理由を説明できるかどうかで選ぶことが基本です。
対応する29銘柄の中から、用途やリスクを理解でき、積立開始後も継続して情報を確認できる通貨に絞りましょう。
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