
コインチェックで貸暗号資産サービスを利用する場合、保有している暗号資産は取引アカウントと貸暗号資産アカウントに分けて管理します。
売買・送金・日本円の入出金に使う資産は取引アカウント、貸出に回す資産は貸暗号資産アカウントへ移すのが基本です。
ただし、貸暗号資産アカウントへ残高を移しただけでは、貸出は始まりません。
振替後に貸出申請を行い、コインチェックから承認される必要があります。また、貸出可能・申請中・貸出中のどの状態にあるかによって、取引アカウントへ戻す方法も異なります。
この記事では、2つのアカウントの違いをはじめ、残高の移動と戻し方、貸出申請後の状態、売却・送金予定に合わせた資産の分け方を整理します。
貸出に回してよい資産と、取引アカウントへ残すべき資産を判断したい方は、申請前に確認しておきましょう。
コインチェックの取引アカウントと貸暗号資産アカウントの違い
コインチェックでは、保有資産が取引アカウント(通常取引に使う口座)と貸暗号資産アカウント(貸出資産を管理する口座)に分けて管理されます。
取引アカウントは暗号資産の売買や送金、日本円の入出金に使い、貸暗号資産アカウントは貸出に回す暗号資産を管理するために使います。
暗号資産を貸し出す場合は、取引アカウントから貸暗号資産アカウントへ残高を振り替えた後、貸出期間・数量などを選んで貸出申請(貸付開始を申し込む操作)を行います。
残高を移しただけでは貸出は始まらず、申請後にコインチェックから承認されるまでは申請中の状態です。
承認されると貸出中となり、契約期間中は対象の暗号資産を売却したり、外部へ送金したりできません。
売却・送金に使う資産と、一定期間貸し出す資産を分け、用途に合わせて置くアカウントを決める必要があります。
取引アカウントは売買・送金・日本円の入出金に使う
取引アカウントは、コインチェックを通常利用するときの基本となるアカウントです。
暗号資産の購入・売却、外部ウォレットや他社取引所への送金、外部からの受取、日本円の入金・出金などに使用します。
購入した暗号資産を売却する予定がある場合や、外部へ送金する可能性がある場合は、取引アカウントに置いておく必要があります。
貸暗号資産サービスを利用するときも、最初に取引アカウントで暗号資産を保有し、貸し出す数量だけを貸暗号資産アカウントへ振り替えます。
売買・積立・運用・日本円出金・暗号資産送金など、コインチェックで利用できる機能全体については、コインチェックの使い方|売買・積立・運用・出金・送金を目的別に整理で解説しています。
貸暗号資産アカウントは貸出用の資産を管理する
貸暗号資産アカウントは、保有している暗号資産のうち、貸暗号資産サービスで運用する資産を分けて管理するためのアカウントです。
取引アカウントから貸出予定の暗号資産を振り替えることで、貸出申請に使用できる状態になります。
貸暗号資産サービスでは、利用者とコインチェックが契約を結び、コインチェックが一定期間暗号資産を借り受けます。
契約期間の満了後は、貸し出した暗号資産と同量・同等の暗号資産に、所定の利用料が加えられて返却されます。
貸暗号資産アカウントへ資産を分けることで、通常の取引に使う残高と、貸出に回す残高を区別できます。
ただし、貸暗号資産アカウントに残高が表示されているだけでは、すべての資産が貸出中とは限りません。
残高を移しただけでは貸出は始まらない
取引アカウントから貸暗号資産アカウントへの振替は、貸出申請の準備にあたる操作です。
振替が完了しただけではコインチェックとの貸付契約は成立せず、利用料の計算も始まりません。
暗号資産を実際に貸し出すには、振替後に貸出する通貨・貸出期間・数量などを選び、貸出申請を行います。
申請後は申請中となり、コインチェックから承認されると貸出が開始されます。
申請すれば必ずすぐに承認されるわけではありません。
募集状況や貸出総額、選択した期間などによっては承認されず、申請中の状態が続く場合があります。
貸暗号資産アカウントへの振替は、暗号資産を「貸出用の箱」へ移した段階と考えると分かりやすいです。
箱へ移しただけでは貸出は始まりません。貸出申請を行い、コインチェックに承認されて初めて貸出中になります。
売却・送金する資産は取引アカウントに置く
貸暗号資産アカウントにある暗号資産は、そのままでは日本円への売却や外部への送金ができません。
売却や送金に使う場合は、貸暗号資産アカウントから取引アカウントへ振り替える必要があります。
ただし、貸出申請中の暗号資産は取引アカウントへ振り替えられません。
申請中の資産を売却・送金したい場合は、先に貸出申請をキャンセルし、その後に取引アカウントへ戻します。
すでに貸出中となっている暗号資産は、原則として契約期間が満了して返却されるまで売却・送金に使えません。
近いうちに売却する予定がある資産や、外部へ送る可能性がある資産まで貸出に回さず、運用する資産は貸暗号資産アカウント、動かす資産は取引アカウントに分けて管理しましょう。
取引アカウントに置いた資産でできること
取引アカウントは、暗号資産の売買や送金、日本円の入出金など、資産を動かすために使う基本のアカウントです。
購入・売却する予定がある暗号資産や、外部の取引所・ウォレットへ送る可能性がある暗号資産は、取引アカウントで管理します。
貸暗号資産サービスを利用する場合も、すべての保有資産を貸暗号資産アカウントへ移す必要はありません。
当面売却や送金に使わない数量だけを貸出用として分け、動かす可能性がある資産は取引アカウントに残しておくことが大切です。
取引アカウントで行う主な操作と、資産を残しておく目的を整理すると次のとおりです。
| 目的 | 取引アカウントで行うこと | 残しておく資産 |
|---|---|---|
| 暗号資産を売買する | 販売所や取引所で購入・売却する | 購入や売却に使う暗号資産と日本円 |
| 暗号資産を移動する | 外部から受け取る、外部へ送金する | 送金予定または受取後に動かす暗号資産 |
| 日本円を入出金する | 銀行口座から入金し、売却代金を出金する | 購入に使う日本円や出金予定の日本円 |
| 貸暗号資産を利用する | 貸出予定の数量だけ別アカウントへ振り替える | 売却や送金に使う可能性がある暗号資産 |
暗号資産を購入・売却できる
コインチェックで暗号資産を購入・売却する場合は、取引アカウントの残高を使用します。
日本円で暗号資産を購入すると、購入した数量が取引アカウントへ反映され、売却すると売却代金が日本円残高へ反映されます。
購入した暗号資産を近いうちに売却する予定がある場合は、貸暗号資産アカウントへ移さず、取引アカウントに残しておく方が目的に合います。
貸暗号資産アカウントに移した資産は、そのままでは売却できず、取引アカウントへ戻す操作が必要になるためです。
また、貸出申請中や貸出中になると、自由に振り替えられない場合があります。
価格変動に応じて売却する可能性がある数量まで貸出用に分けず、取引に使う資産と貸出に回す資産を事前に区別しておきましょう。
暗号資産の受取や外部送金ができる
外部の取引所やウォレットから暗号資産を受け取る場合は、コインチェックで発行された入金用アドレスを使用します。
受け取った暗号資産は取引アカウントへ反映され、売却や外部送金などに利用できます。
コインチェックから外部の取引所やウォレットへ送る場合も、送金する暗号資産を取引アカウントに置いておく必要があります。
貸暗号資産アカウントにある暗号資産は直接外部へ送れないため、貸出前の残高であれば取引アカウントへ振り替えてから送金します。
外部へ送る予定が決まっている資産や、ウォレットで利用する可能性がある資産は、貸出用として移さない方が管理しやすくなります。
送金予定の数量と長期間動かさない数量を分け、必要な資産を取引アカウントに確保しておくことが大切です。
日本円の入金・出金に利用する
暗号資産を購入するために銀行口座などから入金した日本円は、取引アカウントで管理されます。
この日本円残高を使って暗号資産を購入し、保有している暗号資産を売却した場合も、売却代金は取引アカウントの日本円残高へ反映されます。
売却代金を銀行口座で受け取るには、暗号資産を売却しただけでは完了しません。
日本円残高へ反映されたことを確認し、登録している銀行口座への出金申請を行います。
貸暗号資産アカウントにある暗号資産を現金化したい場合は、取引アカウントへ振り替えた後に売却し、日本円の出金手続きを進めます。
売却から銀行口座への出金までの流れは、コインチェックで仮想通貨を売却して日本円を出金する方法|売却方法・受取額・出金条件を整理で解説しています。
貸出したい資産だけを別アカウントへ移す
貸暗号資産サービスを利用する場合は、取引アカウントにある暗号資産のうち、貸出に回したい数量だけを貸暗号資産アカウントへ振り替えます。
すべての保有資産を移すのではなく、当面売却・送金する予定がない分を選ぶことが基本です。
例えば、保有数量の一部を長期間保有し、残りを相場に応じて売却する可能性がある場合は、長期間動かさない分だけを貸出用に分けます。
売却や送金に備える分は取引アカウントへ残すことで、必要なときに振替や申請キャンセルを挟まず利用できます。
なお、貸暗号資産アカウントへ残高を移しただけでは貸出は開始されません。
振替後に別途貸出申請を行い、コインチェックに承認されると貸出中へ変わるため、資産の振替と貸出申請は別の操作として管理しましょう。
貸暗号資産アカウントへの残高移動と戻し方
貸暗号資産サービスを利用する場合は、取引アカウントにある暗号資産を、貸暗号資産アカウントへ振り替えます。
このアカウント間振替(口座内で管理先を変える操作)は、外部の取引所やウォレットへ送金する操作ではなく、同じCoincheck口座内で資産の管理先を変更する操作です。
貸出申請を行うには、先に対象の暗号資産を貸暗号資産アカウントへ移す必要があります。
ただし、振り替えただけでは貸出は始まらず、通貨・数量・貸出期間を選んで申請し、コインチェックに承認されると貸出中へ変わります。
まだ貸出を申請していない資産は、取引アカウントへ戻して売却や外部送金に利用できます。
一方、貸出申請中の資産は、先に申請をキャンセルしてから振り替える必要があり、すでに貸出中の資産は原則として期間満了まで戻せません。
残高移動はCoincheck内のアカウント間振替
取引アカウントから貸暗号資産アカウントへの残高移動は、Coincheck内で暗号資産の管理先を変更する振替です。
外部送金のように送金先アドレスを入力し、Coincheckの外へ暗号資産を移動する操作ではありません。
振替を行っても、保有する暗号資産の通貨や数量が別の資産へ変わるわけではありません。
取引アカウントで管理していた暗号資産が、貸暗号資産アカウントの残高として表示されるようになります。
貸暗号資産アカウントへ移した資産は、そのまま販売所や取引所で売却したり、外部へ送金したりできません。
どのアカウントに置くかは、資産を貸し出すのか、通常の取引に使うのかによって決めます。
貸出する前に対象資産を振り替える
貸暗号資産サービスで貸出申請を行うには、対象の暗号資産を取引アカウントから貸暗号資産アカウントへ振り替えておく必要があります。
取引アカウントに残したままでは、その数量を貸出申請に使用できません。
振替後の資産は、貸暗号資産アカウントで貸出可能(まだ申請していない残高)として管理されます。
その後、貸し出す通貨・数量・期間を選択して申請し、コインチェックの承認を受けると貸出が始まります。
貸出申請が承認される時期は決まっておらず、対象通貨や貸出期間の借入可能枠に空きができるまで待つ場合があります。
近いうちに売却や送金に使う可能性がある資産まで移さず、貸出期間中に動かせなくても困らない数量を振り替えることが大切です。
貸出可能の残高は取引アカウントへ戻せる
貸暗号資産アカウントに振り替えた後でも、まだ貸出申請を行っていない貸出可能の残高は、取引アカウントへ戻せます。
売却や外部送金が必要になった場合は、対象通貨と数量を選んで取引アカウントへ振り替えます。
取引アカウントへ戻した暗号資産は、販売所や取引所での売却、外部ウォレットへの送金などに使用できます。
貸暗号資産アカウントから直接これらの操作を行うのではなく、先に管理先を取引アカウントへ戻す流れです。
貸出可能の状態であれば貸付契約は始まっていないため、貸出期間の満了を待つ必要はありません。
貸し出す予定がなくなった資産をそのまま残さず、利用目的に応じて取引アカウントへ戻しましょう。
申請中の資産はキャンセル後に振り替える
貸出申請を行った資産は貸出申請中(承認を待っている状態)となり、そのままでは取引アカウントへ振り替えられません。
申請中の資産を売却や送金に使いたい場合は、先に貸出申請をキャンセルする必要があります。
申請中の資産を取引アカウントへ戻す流れは、次のとおりです。
- 貸暗号資産サービスの「貸出注文の一覧」を確認する
- 取引に使いたい暗号資産の貸出申請をキャンセルする
- 残高が貸出可能の状態へ戻ったことを確認する
- 貸暗号資産アカウントから取引アカウントへ振り替える
貸出申請中であればキャンセルできますが、コインチェックに承認されて貸出中へ変わった後は、原則として期間満了前の中途解約はできません。
貸出中の資産は返却されるまで売却や外部送金に使えないため、申請前に貸出期間と利用予定を確認しておくことが大切です。
貸出可能・申請中・貸出中の違い
貸暗号資産アカウントへ移した暗号資産は、貸出申請の前後で貸出可能・申請中・貸出中のいずれかの状態になります。
同じ貸暗号資産アカウント内に表示されていても、取引アカウントへ戻せるか、申請を取り消せるかは状態によって異なります。
貸出可能は、まだCoincheckへ貸し出していない残高です。
貸出申請を行うと申請中へ変わり、Coincheckから承認されると貸出中になります。
申請中であれば貸出申請をキャンセルできますが、貸出中になると期間満了前の中途解約はできません。
資産を動かす予定がある場合は、申請前や承認前の段階で状態を確認することが大切です。
| 状態 | 資産の扱い | 取引アカウントへ戻す場合 |
|---|---|---|
| 貸出可能 | 貸暗号資産アカウントにあるが、まだ貸出を申請していない | そのまま振り替えられる |
| 申請中 | 貸出申請が完了し、Coincheckからの承認を待っている | 申請をキャンセルしてから振り替える |
| 貸出中 | Coincheckへの貸出が開始されている | 期間満了まで振り替えられない |
3つの状態は、「申込み前・受付中・契約開始後」の違いに近いです。
貸出可能はまだ申請していない状態、申請中は承認待ち、貸出中は契約が始まった状態です。名称だけでなく、現在どの状態かまで確認しましょう。
貸出可能は貸出申請前の残高
貸出可能は、取引アカウントから貸暗号資産アカウントへ移したものの、まだ貸出申請を行っていない状態です。
資産の管理先は貸暗号資産アカウントへ変わっていますが、Coincheckへの貸出は始まっていません。
この状態の暗号資産は、貸出する通貨・数量・期間を選んで貸出申請に使用できます。
貸し出す予定がなくなった場合や、売却・外部送金に使う必要が生じた場合は、取引アカウントへ振り替えることも可能です。
貸暗号資産アカウントに残高が表示されているだけで、貸出中になっているとは限りません。
実際に運用が始まっているか確認する場合は、残高の置き場所だけでなく、表示されている状態まで確認しましょう。
申請中はCoincheckからの承認を待っている状態
貸出可能の暗号資産について、通貨・数量・貸出期間を選んで申請すると申請中になります。
申請が完了しても、その時点ですぐに貸出が始まるわけではありません。
Coincheckでは、暗号資産と貸出期間ごとに借入総額の上限が設けられています。
借入可能枠が上限に達している場合は、空きができて申請が承認されるまで申請中の状態が続きます。
借入可能枠に空きができた場合は、貸出期間ごとの申請順に承認されます。
承認される日をあらかじめ指定することはできないため、すぐに売却・送金する可能性がある資産を申請する場合は注意が必要です。
申請中であれば貸出申請をキャンセルできる
Coincheckから承認される前の申請中であれば、貸出申請をキャンセルできます。
売却や外部送金に使う予定が生じた場合は、貸出注文の一覧から対象の申請を取り消します。
キャンセル後は対象資産が貸出可能の状態へ戻るため、その後に貸暗号資産アカウントから取引アカウントへ振り替えます。
申請をキャンセルしただけでは取引アカウントへ自動で戻らないため、振替操作まで行う必要があります。
ただし、キャンセルできるのは申請中の間だけです。
承認されて貸出中へ変わった後は同じ操作で取り消せないため、資産を動かす予定が変わった場合は早めに状態を確認しましょう。
貸出中は売却や外部送金に回せない
Coincheckから申請が承認されると、対象の暗号資産は貸出中になります。
この状態ではCoincheckへの貸出が開始されているため、取引アカウントにある暗号資産と同じように自由に動かすことはできません。
貸出中の暗号資産は、期間満了前に中途解約できず、販売所や取引所での売却、外部への送金、取引アカウントへの振替も行えません。
原則として、貸出期間が満了して資産が返却されるまで待つ必要があります。
貸出申請を行う前に、契約期間中に売却する可能性がないか、外部へ送金する予定がないかを確認しておくことが大切です。
貸出可能はそのまま戻せる状態、申請中はキャンセル後に戻せる状態、貸出中は期間満了まで動かせない状態として区別しましょう。
売却・送金・貸出予定に合わせた残高の分け方
保有している暗号資産をどちらのアカウントに置くかは、今後その資産を何に使う予定かで決めます。
近く売却する資産や外部へ送る資産は取引アカウントに残し、当面動かす予定がない資産を貸暗号資産アカウントへ移すのが基本です。
貸暗号資産アカウントへ移した資産は、直接売却したり外部へ送金したりできません。
さらに貸出中になると、原則として契約期間が満了するまで取引アカウントへ戻せないため、保有資産の全額を貸出用に移すのは避ける必要があります。
資産の使い方と置き場所を整理すると、次のように分けられます。
売却する予定がある
相場に応じて売却できるよう、取引アカウントに残します。
外部へ送金する予定がある
他社やウォレットへ送る数量は、取引アカウントで管理します。
当面動かす予定がない
売却・送金に使わない数量を、貸出候補として分けます。
近く売却する資産は取引アカウントに残す
相場状況に応じて売却する可能性がある暗号資産は、取引アカウントに残しておきます。
取引アカウントにあれば、販売所や取引所で売却し、日本円残高へ反映できます。
貸暗号資産アカウントへ移した資産は、そのままでは売却できません。
まだ貸出を申請していない貸出可能の残高であれば取引アカウントへ戻せますが、申請中の場合はキャンセル、貸出中の場合は期間満了を待つ必要があります。
価格が一定の水準に達したら売却する予定がある資産や、急な資金需要に備えて現金化する可能性がある資産は、貸出に回さない方が目的に合います。
貸出による利用料だけでなく、必要な時期に資産を動かせるかも含めて判断しましょう。
外部へ送金する資産も取引アカウントに残す
他の暗号資産取引所や外部ウォレットへ送る予定がある資産も、取引アカウントに残しておきます。
貸暗号資産アカウントから外部へ直接送金することはできないためです。
貸出可能の資産であれば取引アカウントへ戻してから送金できますが、申請中の場合は申請のキャンセルが必要です。
すでに貸出中となっている場合は、原則として契約期間が満了して返却されるまで送金に使えません。
送金先や送金時期が決まっている資産は、最初から貸出用に移さず、必要な数量を取引アカウントへ確保しておくことが大切です。
Coincheckから送金する際のコストや他社との使い分けは、送金目的でコインチェックをおすすめできない理由|送金手数料と他社併用でお得に使う方法で解説しています。
当面動かさない資産を貸出候補にする
長期間保有する予定があり、当面売却や外部送金に使わない資産は、貸暗号資産サービスへ回す候補になります。
取引に使う予定がない数量を分けることで、保有を続けながら所定の利用料を受け取る選択肢を持てます。
ただし、貸暗号資産アカウントへ移しただけでは貸出は始まりません。
振替後に貸出申請を行い、Coincheckから承認されると貸出中へ変わります。
ETHを貸暗号資産アカウントへ移す場合は、ステーキング対象との関係にも注意が必要です。
貸出可能または申請中のETHはステーキング対象ですが、Coincheckへの貸出が始まって貸出中になると対象外になります。
ETHをどちらの運用に回すか判断する際は、コインチェックのETHは持っているだけでステーキング対象?貸暗号資産との関係を整理も確認してください。
保有資産の全額を貸出用に移さない
当面動かす予定がない場合でも、保有資産の全額を貸暗号資産アカウントへ移す必要はありません。
相場の変化によって売却したくなった場合や、外部サービスで使用するため送金が必要になった場合に、すぐ動かせる残高がなくなるためです。
例えば、保有数量のうち長期間保有する分だけを貸出候補にし、売却・送金の可能性がある分は取引アカウントに残します。
取引に使う分と貸出に回す分を分けることで、資産を動かす予定と運用期間を両立できます。
貸出申請を行う前には、貸出期間中に使う予定がない数量か、急な売却が必要になっても困らないかを確認することが大切です。
売却・送金に備える資産は取引アカウント、当面動かさない資産は貸暗号資産アカウントを基本に、用途ごとに残高を分けて管理しましょう。
貸出申請を行う前に、保有数量を「近く売却する分」「外部へ送金する分」「当面動かさない分」の3つに分けてメモしてみましょう。
貸出候補にするのは、当面動かさない分だけです。売却や送金に使う可能性がある数量は、取引アカウントへ残しておきましょう。
コインチェックのアカウントと貸出申請に関するよくある質問
取引アカウントと貸暗号資産アカウントでは、資産を利用できる目的が異なります。
ここでは、アカウント間の振替、貸出申請後の状態、売却・送金する場合の扱いについて、よくある疑問へ回答します。
貸暗号資産アカウントへ移すと自動で貸出されますか?
いいえ、取引アカウントから貸暗号資産アカウントへ移しただけでは、貸出は始まりません。
アカウント間の振替は、貸出に使う資産の管理先を変更する操作です。
実際に貸し出すには、対象通貨・数量・貸出期間を選んで貸出申請を行い、Coincheckから承認される必要があります。
承認されるまでは申請中となり、利用料の計算も始まりません。
貸出申請中の資産を取引アカウントへ戻せますか?
貸出申請中の状態では、そのまま取引アカウントへ振り替えられません。
先に貸出注文の一覧から対象の貸出申請をキャンセルする必要があります。
キャンセル後に貸出可能の残高へ戻ったことを確認し、貸暗号資産アカウントから取引アカウントへ振り替えます。
すでに承認されて貸出中になっている場合は、原則として契約期間が満了するまで戻せません。
貸暗号資産アカウントから直接売却・送金できますか?
いいえ、貸暗号資産アカウントにある暗号資産を、そのまま販売所や取引所で売却したり、外部へ送金したりすることはできません。
貸出可能の資産であれば、取引アカウントへ振り替えてから売却・送金します。
申請中の場合は申請をキャンセルしてから振り替え、貸出中の場合は契約期間の満了と資産の返却を待つ必要があります。
貸出申請はすぐに承認されますか?
貸出申請を行っても、すぐに承認されるとは限りません。
Coincheckでは、暗号資産と貸出期間ごとに借入総額の上限が設定されています。
選択した通貨・貸出期間の借入可能枠が上限に達している場合は、空きができるまで申請中の状態が続きます。
空きが生じた場合は貸出期間ごとの申請順に承認されるため、承認日をあらかじめ指定することはできません。
まとめ:資産の使い道に合わせて2つのアカウントを使い分けよう
コインチェックの取引アカウントと貸暗号資産アカウントは、資産の使い道に応じて役割が分かれています。
暗号資産の売買や外部送金、日本円の入出金に使う資産は、取引アカウントで管理します。
当面売却や送金に使う予定がなく、貸暗号資産サービスへ回したい資産は、貸暗号資産アカウントへ振り替えます。
ただし、残高を移しただけでは貸出は始まらず、別途貸出申請を行い、Coincheckから承認される必要があります。
貸暗号資産アカウントの資産は、貸出可能・申請中・貸出中の状態によって、取引アカウントへ戻す方法が異なります。
貸出可能であればそのまま振り替えられますが、申請中は申請のキャンセルが必要で、貸出中は原則として契約期間の満了まで動かせません。
近く売却する資産や外部へ送る予定がある資産まで貸出に回すと、必要なときにすぐ動かせなくなります。
保有資産の全額を貸暗号資産アカウントへ移さず、売却・送金に備える数量を取引アカウントへ残しておくことが大切です。
売買・送金する資産は取引アカウント、当面動かさず貸出を検討する資産は貸暗号資産アカウントを基本に、今後の利用予定に合わせて残高を分けて管理しましょう。
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