
仮想通貨レンディングには、レンディングを専門に扱うサービスから暗号資産取引所が提供するものまで、複数の選択肢があります。サービスごとに金利だけでなく、対応通貨や最低貸出数量、貸出期間、募集方式、返還条件なども異なるため、自分が何を重視するかによって選ぶべきサービスは変わります。
当面売却する予定のないBTCやETHなどを保有しているなら、レンディングを利用することで、暗号資産を保有し続けながら貸借料を受け取れます。長期保有する資産をそのまま眠らせるのではなく、貸し出して収益につなげられることは、レンディングを利用する大きな魅力です。
本記事では、レンディング専門サービス4社と、暗号資産取引所が提供する4サービスを対象に比較します。 高い金利を設定する専門サービスだけに絞らず、購入した暗号資産を同じ口座から貸し出せる取引所型も含めることで、金利だけでなく、申込み方法や返還条件、対応銘柄まで含めて違いを確認できるようにしています。
比較するのは、PBR LENDING、Lendee、BitLending、らくらくちょコイン、コインチェック、GMOコイン、SBI VCトレード、bitbankの8社です。金利・対応通貨・最低数量・貸出期間・募集方式・返還条件などを確認したうえで、BTC・ETH・ステーブルコインを貸し出す場合の違いや、自分に合ったサービスの選び方まで解説します。
レンディング自体の仕組みや貸借料を受け取れる理由から確認したい方は、仮想通貨レンディングの仕組み・利率・始め方を詳しく解説した記事も参考にしてください。すでに利用を検討している方は、まず8社の違いから確認していきましょう。
仮想通貨レンディングサービス8社を比較
今回比較するのは、レンディング専門サービスのPBR LENDING、Lendee、BitLending、らくらくちょコインと、取引所型のコインチェック、GMOコイン、SBI VCトレード、bitbankの8社です。
いずれも暗号資産を貸し出して貸借料を受け取れるサービスですが、金利だけでなく、貸し出せる通貨、最低数量、貸出期間、申込み方法、返還条件にも違いがあります。高金利を狙いたい場合と、保有中の暗号資産を手間なく活用したい場合では、有力なサービスも変わります。
比較条件は2026年8月時点の各社公開情報を基準としています。募集状況や貸借料率が変動するサービスについては、固定された数字として扱わず、募集ごとに条件が変わることが分かるように整理しています。 なお、一時的なキャンペーンや紹介特典による年率の上乗せは原則として除き、通常条件を基準に比較しています。
8社の基本条件を比較
まずは、8社の金利や対応通貨、最低貸出数量などを比較します。年率の表示方法もサービスによって異なり、APR(単利ベースの年率)とAPY(複利込みの年換算率)では計算方法が異なります。
また、サービス全体の最大年率とBTCに適用される年率が同じとは限りません。BTCを保有している人でも違いを確認しやすいように、BTCの参考年率と最大年率を分けて見ていきましょう。
| サービス | 種類 | BTC参考年率 | 最大年率 | 年率表記 | 主な対応通貨 | BTCの最低貸出数量 | 貸出期間・募集方式 | 解説記事 / 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PBR LENDING | 専門サービス | 10%・12% |
12% プレミアムレンディング | 固定年利・単利 | BTC・ETH・ADA・XRP・USDT・USDC | 0.0008 BTC |
レギュラー:1か月ロック プレミアム:1年間 プランを選択して貸出 | 解説記事 / 公式 |
| Lendee | 専門サービス |
3〜10% 貸出日数で上昇 |
12% USDT・USDCを361日以上 | APR | BTC・ETH・XRP・USDT・USDC | 通貨ごとに設定 |
最低期間なし 随時レンディング申請 | 解説記事 / 公式 |
| BitLending | 専門サービス | 8% |
10% USDT・USDC | APY | BTC・ETH・XRP・SOL・USDT・USDCなど | 0.0022 BTC |
最短30日間 随時貸出可能 | 解説記事 / 公式 |
| らくらくちょコイン | 専門サービス | 8% |
10% USDC | APY | BTC・ETH・XRP・USDC | 0.0005 BTC |
最短30日間 随時貸出可能 | 解説記事 / 公式 |
| コインチェック | 取引所型 |
1〜5% 貸出期間による | 5% | 年率 | Coincheck取扱通貨のうちFLRを除く対象通貨 | 1万円相当 |
14・30・90・180・365日 受付中の通貨・期間へ申請 | 解説記事 / 公式 |
| GMOコイン | 取引所型 |
1.3% 1か月コース |
10% 貸暗号資産ベーシックの一部銘柄 | 年率・日割り | BTC・ETH・XRP・SOL・DOT・ATOMなど22通貨 | 0.1 BTC |
1か月・3か月など 通貨・コースごとに募集 | 解説記事 / 公式 |
| SBI VCトレード | 取引所型 | 募集ごとに変動 | 最大10%の募集実績あり | 税込年率 | BTC・ETH・XRP・SOL・USDCなど32通貨 | コースごとに設定 |
1週間・2週間など募集ごとに設定 原則申請順に承認 | 公式 |
| bitbank | 取引所型 | 募集月・貸出数量により変動 | 5% | 年率 | 募集月ごとの対象通貨 | 募集条件ごとに設定 |
1年間 募集月ごとに申請 | 公式 |
BTCの金利を見ると、PBR LENDINGは固定年利10%または12%、BitLendingとらくらくちょコインはAPY8%となっています。Lendeeは貸出日数によって年率が段階的に上がり、BTCでは361日以降にAPR10%が適用されます。
一方、取引所型では、金利だけではなく対応通貨の多さも特徴です。SBI VCトレードは32通貨、GMOコインの貸暗号資産ベーシックは22通貨に対応しており、BTCやETH以外の保有資産も活用できる候補があります。
なお、GMOコインには「貸暗号資産プレミアム」もありますが、特約レートや日本円の証拠金を利用するなど、通常の貸暗号資産とは仕組みが異なります。そのため、8社の基本条件では、一般的なレンディングと条件をそろえて比較できる「貸暗号資産ベーシック」を基準にしています。
返還・運用条件を比較
長期保有する暗号資産を貸し出す場合でも、必要になったときに返還できるかは確認しておきたいポイントです。サービスによって、いつでも解約できるもの、30日経過後から返還できるもの、契約満了まで原則として返還できないものがあります。
貸借料の受け取り方や自動継続の有無も異なるため、運用中の手間まで含めて比較すると、自分の保有方針に合うサービスを見つけやすくなります。
| サービス | 中途解約・返還申請 | 返還までの目安 | 主な返還コスト | 貸借料の付与 | 継続・再投資 | 解説記事 / 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PBR LENDING |
レギュラー:30日後から返還申請可能 プレミアム:原則1年満期 | 出庫申請受理後、通常2〜3営業日 |
通貨ごとの送信手数料 ロック期間中の特別な中途解約では20%相当の手数料が発生する場合あり | レギュラーは返還時、プレミアムは満期時に貸借料を反映 | 単利のため貸借料の自動複利なし | 解説記事 / 公式 |
| Lendee |
いつでも解約可能 最低レンディング期間なし | 返還申請から10営業日 |
解約手数料なし 通貨ごとのネットワーク手数料 | 毎日デポジットアカウントへ付与 | 最低数量を満たせば手動で再レンディング可能 | 解説記事 / 公式 |
| BitLending | 貸出開始から30日後に返還申請可能 |
即時返還:翌日から7営業日以内 月末返還:翌月1日から7営業日以内 | 年4回まで返還手数料無料 | 毎月1日に貸出残高へ加算 | 貸借料を元本へ加算して複利運用 | 解説記事 / 公式 |
| らくらくちょコイン | 貸出開始から30日後に返還申請可能 |
即時返還:翌日から7営業日以内 月末返還:翌月1日から7営業日以内 |
途中解約手数料なし 返還手数料は年4回まで無料 | 毎月1日に付与 | 貸借料を元本へ加算して複利運用 | 解説記事 / 公式 |
| コインチェック | 貸出開始後の中途解約不可 | 契約期間満了後に返却 | 特になし | 満期時に元本とあわせて受取 | 満期後の自動再貸出申請を設定可能 | 解説記事 / 公式 |
| GMOコイン | 中途解約可能 | 通常はコースの償還日に返却 | 中途解約時は受取予定貸借料の10%相当 |
償還時に付与 中途解約時は貸借料なし | 同条件での自動再貸出を設定可能 | 解説記事 / 公式 |
| SBI VCトレード | 貸出開始後の途中解約不可 | 受取日当日の15〜16時を目途に返却 | 募集コースの条件に従う | 満期時に元本と利用料を受取 | 募集コースごとに申請 | 公式 |
| bitbank | 所定の条件で中途解約を申請可能 | 満期日の翌日から5営業日以内 | 中途解約時は所定の手数料 | 満期後に元本と利用料を受取 | 募集期ごとに申請 | 公式 |
返還条件の柔軟さを重視する場合は、ロック期間がなくいつでも解約できるLendeeが特徴的です。PBR LENDINGのレギュラーレンディング、BitLending、らくらくちょコインも、最初の30日間を経過すれば返還を申請できます。
一方、コインチェックやSBI VCトレードなどは、貸出開始後は契約期間が満了するまで原則として途中返還できません。その代わり、取引所口座の中で貸出を申し込めるため、すでに利用している取引所で暗号資産を活用したい場合には選択肢になります。
運用の手間を抑えたい場合は、毎月の貸借料を元本へ加えて複利運用するBitLendingやらくらくちょコイン、同条件での自動再貸出を設定できるGMOコインなどが候補になります。 貸借料が付与されるたびに再度貸し出したり、満期ごとに申込み直したりする手間を減らせるのがメリットです。
基本条件と返還・運用条件を確認したところで、続いてBTC・ETH・ステーブルコインごとの金利を比較していきましょう。
BTC・ETH・ステーブルコインの金利を比較
レンディングサービスを比較するときは、サービス全体の「最大年率」ではなく、実際に貸し出したい通貨に適用される年率を見ることが重要です。最大年率が10%を超えるサービスでも、その金利がBTCやETHに適用されるとは限りません。
2026年8月時点では、BTC・ETHで高い年率を設定している専門サービスがある一方、ステーブルコインではUSDT・USDCにさらに高い年率が設定されているケースもあります。同じ通貨で条件をそろえると、サービスごとの収益性の違いを判断しやすくなります。
どの通貨を貸し出すかから検討したい方は、BTC・ETH・ステーブルコインをレンディングする場合の違いと選び方を解説した記事も参考にしてください。
BTCの金利を比較
BTCは8社の多くがレンディングに対応していますが、年率や貸出期間には大きな差があります。PBR LENDINGは固定年利10%・12%、BitLendingとらくらくちょコインはAPY8%となっており、専門サービスではBTCにも高い年率が設定されています。
10万円相当のBTCを保有している場合に、年率の違いがどの程度の差になるのかも確認してみましょう。貸借料の目安は、BTC価格が変わらないものとして年率から計算した概算です。Lendeeは期間ごとに年率が変わるため、365日間継続した場合の各期間の貸借料を合計しています。
| サービス | BTC年率 | 最低貸出数量 | 貸出期間 | 募集方式 | 10万円相当を1年間貸した場合の目安 | 解説記事 / 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PBR LENDING |
10% 12% | 0.0008 BTC |
レギュラー:30日経過後から返還可 プレミアム:1年間 | 随時申込み |
約10,000円 約12,000円 | 解説記事 / 公式 |
| Lendee | 3〜10%(APR) | 通貨ごとに設定 |
期間指定なし 貸出日数に応じて年率上昇 | 随時申込み |
約6,630円 365日間継続した場合 | 解説記事 / 公式 |
| BitLending | 8%(APY) | 0.0022 BTC | 最短30日間 | 随時申込み | 約8,000円 | 解説記事 / 公式 |
| らくらくちょコイン | 8%(APY) | 0.0005 BTC | 最短30日間 | 随時申込み | 約8,000円 | 解説記事 / 公式 |
| コインチェック | 1〜5% | 1万円相当 | 14・30・90・180・365日 | 申込み後にCoincheckが承認 |
約5,000円 365日・年率5%の場合 | 解説記事 / 公式 |
| GMOコイン | 1.3% | 0.1 BTC | 1か月 | コースごとに募集 |
約1,300円相当 年率1.3%を単純年換算した場合 | 解説記事 / 公式 |
| SBI VCトレード | 募集ごとに変動 | 募集ごとに設定 | 募集ごとに設定 | 原則申請順 | 募集年率が固定されないため一律に算出不可 | 公式 |
| bitbank |
募集期・貸出数量で変動 最大5% | 募集期ごとに設定 | 1年間 | 募集期ごとに申込み |
最大約5,000円 年率5%の場合 | 公式 |
※貸借料は比較のための概算です。実際に利用するには各サービスの最低貸出数量を満たす必要があります。また、貸出期間が1年未満のサービスは、同じ年率が1年間続いた場合の単純換算であり、同条件で1年間継続して貸し出せることを示すものではありません。
10万円相当を基準にすると、年率12%なら1年間で約12,000円、8%なら約8,000円、5%なら約5,000円相当の貸借料になる計算です。 貸出日数に応じた年率上昇を待たず、高い金利を重視するなら、固定年利10%・12%のPBR LENDING、APY8%のBitLendingやらくらくちょコインが有力です。
一方、Lendeeは最初から10%が適用されるのではなく、30日までは3%、31〜90日は5%、91〜180日は6%、181〜360日は8%、361日以降は10%へ上昇します。 短期間では上記3社より年率が低いものの、BTCを長期間動かさない予定なら、貸出を続けるほど適用年率が上がるのが特徴です。
ETHの金利を比較
ETHも専門サービスではBTCと同程度の高い年率が設定されています。PBR LENDINGは固定年利10%・12%、BitLendingとらくらくちょコインはAPY8%、Lendeeは貸出期間に応じてAPR3〜10%となっています。
BTCと同じく10万円相当を基準にすると、年率だけでなく、最低数量や貸出期間まで含めた違いを確認できます。
| サービス | ETH年率 | 最低貸出数量 | 貸出期間 | 募集方式 | 10万円相当を1年間貸した場合の目安 | 解説記事 / 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PBR LENDING |
10% 12% | 0.03 ETH |
レギュラー:30日経過後から返還可 プレミアム:1年間 | 随時申込み |
約10,000円 約12,000円 | 解説記事 / 公式 |
| Lendee | 3〜10%(APR) | 通貨ごとに設定 |
期間指定なし 貸出日数に応じて年率上昇 | 随時申込み |
約6,630円 365日間継続した場合 | 解説記事 / 公式 |
| BitLending | 8%(APY) | 0.07 ETH | 最短30日間 | 随時申込み | 約8,000円 | 解説記事 / 公式 |
| らくらくちょコイン | 8%(APY) | 0.03 ETH | 最短30日間 | 随時申込み | 約8,000円 | 解説記事 / 公式 |
| コインチェック | 1〜5% | 1万円相当 | 14・30・90・180・365日 | 申込み後にCoincheckが承認 |
約5,000円 365日・年率5%の場合 | 解説記事 / 公式 |
| GMOコイン | 1%・3% | 0.05 ETH | 1か月・3か月 | コースごとに募集 |
約1,000〜3,000円相当 各年率を単純年換算した場合 | 解説記事 / 公式 |
| SBI VCトレード | 募集ごとに変動 | 募集ごとに設定 | 募集ごとに設定 | 原則申請順 | 募集年率が固定されないため一律に算出不可 | 公式 |
| bitbank |
募集期・貸出数量で変動 最大5% | 募集期ごとに設定 | 1年間 | 募集期ごとに申込み |
最大約5,000円 年率5%の場合 | 公式 |
※貸借料は比較のための概算です。実際に利用するには各サービスの最低貸出数量を満たす必要があります。また、貸出期間が1年未満のサービスは、同じ年率が1年間続いた場合の単純換算であり、同条件で1年間継続して貸し出せることを示すものではありません。
ETHでも金利を重視する場合は、専門サービスが有力です。10万円相当なら、PBR LENDINGのプレミアムレンディングと年率5%のサービスでは、単純計算で年間約7,000円相当の差が生じます。
ただし、ETHにはレンディング以外にステーキングで報酬を得る方法もあります。ETHをどちらの方法で運用するか迷っている方は、ステーキングとレンディングを利回り・流動性などから比較した記事も参考にしてください。
USDT・USDC・DAIなどの金利を比較
ステーブルコインは、サービスによって対応状況が大きく異なります。特にUSDTとUSDCは専門サービスで高い年率が設定されており、PBR LENDINGは固定年利10〜12%、Lendeeは最大APR12%、BitLendingはAPY10%となっています。
一方、DAIは国内取引所型のサービスで利用できる場合があるなど、USDT・USDCとは候補が異なります。保有しているステーブルコインごとに対応状況を確認すると、貸出先を絞り込みやすくなります。
| サービス | USDT | USDC | DAI | 主な条件 | 解説記事 / 公式 |
|---|---|---|---|---|---|
| PBR LENDING | 10%・12% | 10%・12% | 対象外 |
レギュラー10% プレミアム12% | 解説記事 / 公式 |
| Lendee | 5〜12%(APR) | 5〜12%(APR) | 対象外 | 貸出日数に応じて5%→7%→8%→10%→12%へ上昇 | 解説記事 / 公式 |
| BitLending | 10%(APY) | 10%(APY) | 現在の貸借料率一覧に掲載なし | USDT・USDCは最低200通貨から | 解説記事 / 公式 |
| らくらくちょコイン | 現在の貸借料率一覧に掲載なし | 10%(APY) | 提供準備中 | USDCは最低60 USDC・最短30日間 | 解説記事 / 公式 |
| コインチェック | 取扱なし | 取扱なし | 最大5% | 貸出期間に応じて年率1〜5% | 解説記事 / 公式 |
| GMOコイン | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 貸暗号資産ベーシックでは3通貨とも対象外 | 解説記事 / 公式 |
| SBI VCトレード | 取扱なし |
通常時は年率5%程度を予定 10%の募集実績あり | 対象外 |
USDCは12週間満期を基本に募集 募集上限あり | 公式 |
| bitbank | 取扱なし | 取扱なし | 募集期・貸出数量で変動 |
DAIも「貸して増やす」の対象 1年間の契約 | 公式 |
USDTを貸し出す場合はPBR LENDING、Lendee、BitLending、USDCではこれらにらくらくちょコインやSBI VCトレードも加わります。 特にUSDT・USDCはBTCやETHより高い年率が設定されているサービスがあるため、値上がり益より貸借料を重視して運用したい場合は有力な候補になります。
一方、DAIはUSDT・USDCとは対応サービスが異なり、コインチェックやbitbankなどが候補になります。 すでにDAIを保有している場合は、対応しているサービスから貸出先を選ぶことで、新たな通貨へ交換せずにレンディングを利用できます。
仮想通貨レンディングサービスの選び方
仮想通貨レンディングサービスは、すべての条件で1社が優れているわけではありません。 何を優先するかによって、おすすめのサービスは変わります。
長期保有している暗号資産をどのように活用したいのかを考えながら、金利、申込み時期、貸出期間と返還条件、最低数量、対応銘柄の中から、自分にとって重要な条件を基準に選んでいきましょう。
金利を重視する場合の選び方
当面売却する予定のない暗号資産から、できるだけ多く貸借料を得たい人は、金利を重視してサービスを選ぶ方法があります。 ただし、サービス全体で表示されている最大年率だけではなく、自分が貸し出したい通貨に何%が適用されるのかを確認することが重要です。
APRとAPY、通常年率と最大年率、貸出期間が異なる条件をそのまま比べると、実際の収益性を判断しにくくなります。 同じ通貨を近い期間貸し出した場合に、どの年率が適用されるのかまでそろえて確認しましょう。
一方、金利を最優先しないのであれば、年率が多少低くても、普段利用している取引所からそのまま貸し出せることや、返還条件、募集方式を優先する選び方もあります。 高い年率だけを追うのではなく、申込み方法や募集方式、返還条件まで含めて判断することが大切です。
金利を最優先するなら、PBR LENDINGがおすすめです。 PBR LENDINGはBTCやETHを含む対象6通貨で固定年利10%が設定され、1年間貸し出すプレミアムレンディングでは固定年利12%を狙えます。 BTCやETHでもサービス全体の最大年率と同じ水準を狙えるため、長期保有中の主要通貨から高い貸借料を得たい人に向いています。
PBR LENDINGは、対象6通貨を固定年利10%で貸し出せ、プレミアムレンディングでは固定年利12%が設定されています。 BTC・ETHを含めて高い固定年利を重視したい人におすすめです。
年率だけでなく、固定年利10%と12%では貸出期間も異なります。途中で売却・送付する可能性がある資産なら、年率だけでプレミアムレンディングを選ばず、貸出期間も確認しておきましょう。
サービスによって貸借料率に差が生まれる理由まで確認したい方は、仮想通貨レンディングの運用先と利率が決まる仕組みを詳しく確認すると、年率だけでは分からない違いも判断しやすくなります。
貸し出したいタイミングで利用できるか確認する
保有している暗号資産を早めにレンディングへ回したい人は、年率だけでなく、貸し出したいタイミングで実際に申し込めるかを確認しましょう。 高い年率が設定されていても、募集を受け付けていなければ、その条件ですぐに運用を始めることはできません。
取引所型では、通貨や貸出期間ごとに募集コースが用意され、募集期間中に申し込む方式や、募集上限が設定される場合があります。 申込み後に事業者側の承認が必要なサービスもあるため、希望する通貨の募集状況まで確認する必要があります。
その一方で、すでに利用している取引所で条件の合う募集が行われていれば、別のサービスへ暗号資産を送金せずに申し込めるのはメリットです。 貸出から返還後の売却まで同じ口座で管理したい人なら、募集を待って取引所型を利用する選択もできます。
専門サービスには、特定の募集開始を待たずに随時貸出を申し込めるサービスがあります。 すぐに運用を始めたい場合は、受付頻度だけでなく、募集上限や承認の有無、送金した暗号資産にいつから貸借料が発生するのかまで確認すると選びやすくなります。
募集開始を待たずにレンディングを始めたいなら、BitLendingがおすすめです。 BitLendingは貸出申込みを毎日受け付けており、対象通貨を送金して着金すると翌日から貸借料が発生します。 募集コースの開始を待たず、保有している暗号資産を早めにレンディングへ回したい人に向いています。
BitLendingは貸出申込みを毎日受け付けており、着金翌日から貸借料が発生します。 募集開始のタイミングを待たずにレンディングを始めたい人におすすめです。
毎日申し込めるサービスでも、申込みをした瞬間から貸借料が発生するわけではありません。送金後の着金確認や、いつから貸出開始になるのかまで確認しておくと安心です。
貸出期間と返還条件から選ぶ
貸出中の暗号資産を途中で売却したり、別のウォレットや取引所へ送付したりする可能性がある人は、返還条件を重視して選びましょう。 最低貸出期間だけでなく、いつ返還申請できるか、申請後どの程度で資産が戻るかまで確認する必要があります。
サービスによっては契約期間が満了するまで原則として返還できない場合もあれば、一定期間の経過後に返還できるものや、貸出開始後でもいつでも返還を申し込めるものがあります。 返還時の手数料や、途中返還した場合に貸借料を受け取れるかどうかも確認しておきたいポイントです。
一方、当面売却する予定がなく、長期間動かさないことが決まっている暗号資産であれば、一定期間のロックが必ずしも大きなデメリットになるとは限りません。 途中で動かせない代わりに高い年率を選べるのであれば、長期保有の方針に合わせて固定期間のあるプランを選ぶ方法もあります。
途中で資産を動かせる余地を残しておきたいなら、Lendeeがおすすめです。 Lendeeには最低レンディング期間やロック期間がなく、貸出中でも返還を申請できます。 長期保有しながら貸借料を得たいものの、将来的に売却や送付する可能性も残しておきたい人に向いています。
Lendeeはロック期間がなく、貸出中でもいつでも返還を申請できます。 貸借料を得ながら、必要になったときに資産を動かせる余地も残しておきたい人におすすめです。
いつでも返還申請できることと、すぐに資産が戻ることは別です。売却や送付を予定している場合は、申請してから実際に返還されるまでの日数も確認しておきましょう。
最低貸出数量から選ぶ
保有している暗号資産の数量が多くない場合は、年率を見る前に最低貸出数量を確認しましょう。 条件のよいサービスでも、最低数量を満たしていなければ利用できないため、少額から始めたい人ほど最低貸出数量が重要な判断基準になります。
一方、すでに十分な数量を保有している場合は、最低数量の差をそれほど重視する必要はありません。 利用条件を満たしているのであれば、金利や返還条件、募集方式を優先して選ぶことで、自分の運用目的に合うサービスを絞り込めます。
BTCをできるだけ少額から貸し出したいなら、らくらくちょコインがおすすめです。 BTCの最低貸出数量は0.0005 BTCとなっているため、まとまった数量を用意せず、保有しているBTCの一部からレンディングを始めたい人にも利用しやすくなっています。
らくらくちょコインはBTCを0.0005 BTCから貸し出せるため、まずは少ない数量からレンディングを利用したい人におすすめです。
最低貸出数量が少ないほど始めやすくなりますが、貸し出す金額が小さければ受け取れる貸借料も小さくなります。最低数量だけでなく、実際にどの程度の貸借料になるかも確認しておきましょう。
対応銘柄から選ぶ
BTCやETHだけでなく複数のアルトコインを保有している人は、自分が保有している通貨をどこまでレンディングに活用できるかも確認しておきましょう。 サービスによって対応銘柄の範囲は大きく異なります。
レンディング専門サービスは、BTC・ETHやステーブルコインなど、主要な通貨に対象を絞っているサービスが多くあります。 貸し出したい通貨が対象になっていれば、対応銘柄数そのものが少なくても大きな問題にはならず、金利や返還条件を優先して選べます。
一方、複数のアルトコインをすでに保有している場合は、幅広い通貨を扱う取引所型が候補になります。 取引所で保有している通貨がそのまま貸出対象になれば、通貨ごとに別の専門サービスへ送金せず、複数の資産を活用できます。
複数の保有通貨を取引所内でレンディングしたいなら、コインチェックやGMOコインがおすすめです。 暗号資産の購入から貸出までを同じ取引所内で完結できるため、BTC・ETH以外の保有資産もまとめてレンディングに活用できます。
コインチェックは取扱暗号資産の多くを貸暗号資産サービスで活用できるため、複数の保有通貨をまとめて貸し出したい人におすすめです。 コインチェックの貸暗号資産サービス解説記事を見る / コインチェックの公式サイトを見る
GMOコインも複数の暗号資産を貸出対象としており、すでにGMOコインで保有している通貨を取引所内で活用したい人におすすめです。 GMOコインの貸暗号資産サービス解説記事を見る / GMOコインの公式サイトを見る
取扱通貨が多くても、すべての通貨をいつでも同じ条件で貸し出せるとは限りません。対応銘柄数だけで決めず、自分が保有している通貨の募集状況や貸出条件も確認しておきましょう。
取引所型と専門サービスのどちらを選ぶか
個別の条件だけでは絞りきれない場合は、取引所型とレンディング専門サービスのどちらが自分の使い方に合うかから考える方法もあります。 両者では、金利だけでなく、暗号資産を購入してから貸し出し、返還後に売却するまでの使い方が異なります。
取引所型は、暗号資産の購入、保有、貸出、売却、日本円への換金までを同じサービス内で完結できるのがメリットです。 別のサービスへ暗号資産を送金する必要がなく、取引所が扱っている複数の通貨をレンディングに活用できる場合もあります。
その一方で、通貨や期間ごとに募集コースが設定され、募集上限に達すると申し込めない場合や、貸出開始後は契約満了まで途中返還できない場合があります。 普段使っている取引所からそのまま利用できる利便性を取る代わりに、募集や返還の条件を確認しておく必要があります。
レンディング専門サービスは、利用するために取引所やウォレットから暗号資産を送金する必要があります。 一方で、比較的高い年率を設定しているサービスや、募集開始を待たずに随時申し込めるサービス、途中返還に対応しているサービスがあります。 金利や申込み時期、返還条件など、レンディング自体の条件を優先して選べるのが特徴です。
暗号資産の購入から貸出、売却までまとめて管理したい人や、幅広い保有通貨を活用したい人には取引所型が向いています。 一方、金利、返還条件、募集方式など、レンディング自体の条件を優先したい人には専門サービスが向いています。 どちらの使い方を重視するかを決めると、自分に合うサービスを絞り込みやすくなるでしょう。
レンディングサービスを利用する前に確認したい注意点
仮想通貨レンディングは、保有している暗号資産を貸し出して貸借料を得られる一方で、表示されている年率だけを見て利用すると、想定していた運用とズレることがあります。 金利の適用条件だけでなく、貸出中の資産をいつ返還できるか、貸出先となる事業者に問題が起きた場合はどうなるかまで確認しておきましょう。
利用前に特に確認しておきたいのは、次の4点です。
- 最大年率には適用条件があります。 長期間の貸出や特定プランへの申込みなどが必要な場合があるため、自分が利用する条件で実際に何%が適用されるのか確認しましょう。
- 貸借料を得ても、暗号資産自体の価格は変動します。 年率が高くても価格下落によって円換算の資産価値が減る可能性があるため、貸借料と価格変動は分けて考える必要があります。
- 貸出中は自由に売却・送付できない場合があります。 急な価格変動時に売却したくても、返還まで待つ必要があるサービスもあります。すぐ使う予定の資産までまとめて貸し出さず、返還条件を確認してから貸出数量を決めましょう。
- 事業者へ暗号資産を貸し付ける以上、返還されないリスクもあります。 元本保証の運用ではないため、運営会社や資産管理の仕組み、利用規約、返還条件などを確認し、必要に応じて複数のサービスへ分けることも検討しましょう。
レンディングでは、リスクがあることだけを理由に避けるのではなく、どのような条件なら自分が許容できるかを確認したうえで利用することが重要です。 事業者の信用リスクや価格変動、資金拘束への対策まで詳しく確認したい方は、仮想通貨レンディングの危険性と利用前にできる対策を詳しく解説した記事も参考にしてください。
仮想通貨レンディングサービスの比較でよくある質問
仮想通貨レンディングサービスを比較すると、金利だけでなく、返還条件や最低数量、サービス形態などによって選び方が変わります。ここでは、比較したあとに迷いやすいポイントをQ&A形式で整理します。
最も金利が高いレンディングサービスはどこですか?
最も金利が高いサービスは、貸し出す通貨や利用期間によって変わります。 今回比較したサービスでは、PBR LENDINGはプレミアムレンディングで固定年利12%、LendeeはUSDT・USDCを361日以上貸し出した場合に最大年率12%となります。
BTC・ETH、ステーブルコインでは有利な条件が異なるため、サービス全体の最大年率ではなく、自分が貸し出したい通貨に適用される年率から選ぶのがおすすめです。
取引所型と専門サービスはどちらがおすすめですか?
暗号資産の購入から貸出、売却までまとめて管理したいなら取引所型、金利や返還条件などレンディング自体の条件を重視するなら専門サービスがおすすめです。
取引所型は、別のサービスへ暗号資産を送金せず、普段利用している取引所からそのまま貸し出せるのがメリットです。 一方、専門サービスには、高い金利を設定しているものや、途中返還に対応しているもの、募集開始を待たずに随時申し込めるものがあります。
レンディングした暗号資産は途中で返還できますか?
途中返還できるかどうかは、サービスや契約条件によって異なります。 ロック期間なしで返還申請できるサービスもあれば、一定期間が経過するまで返還できないサービスもあります。
貸出中に売却や送付をする可能性がある場合は、年率だけでなく、返還申請できる時期と実際に返還されるまでの日数を優先して選ぶのがおすすめです。
少額でも仮想通貨レンディングを利用できますか?
少額から利用できるレンディングサービスもあります。 たとえば、らくらくちょコインはBTCを0.0005 BTCから貸し出せます。コインチェックも日本円換算で1万円相当以上から貸出申請が可能です。
最低貸出数量は通貨ごとにも異なるため、保有額が少ない場合は、まず自分が保有している通貨の最低数量を比較してサービスを選ぶとよいでしょう。
レンディングで受け取った貸借料に税金はかかりますか?
レンディングで受け取った貸借料は、税金を考える必要があります。 暗号資産で貸借料を受け取る場合は、日本円へ換金したときだけでなく、貸借料として暗号資産を取得した時点の時価をもとに所得を確認することが重要です。
そのため、貸借料の付与日や数量、付与時点の価格を記録しておきましょう。課税されるタイミングや所得の計算方法、確定申告の考え方については、仮想通貨レンディングの税金で詳しく解説しています。
仮想通貨積立とレンディングを組み合わせるメリットはありますか?
積立とレンディングを組み合わせることで、仮想通貨を継続的に買い増しながら、保有中の資産から貸借料を得ることができます。 積立だけの場合は購入した暗号資産を保有し続ける形になりますが、レンディングも活用することで、長期保有中の資産を収益につなげられる可能性があります。
積立による買い増しとレンディングによる資産活用をどのように組み合わせるかは、仮想通貨積立とレンディングを併用するメリットで詳しく解説しています。
複数のレンディングサービスを併用できますか?
複数のレンディングサービスを使い分けることもできます。 すべての暗号資産を1社へまとめる必要はなく、通貨や重視する条件に合わせてサービスを変える方法もあります。
たとえば、BTCは金利を重視して選び、ETHは返還条件を重視するなど、保有資産ごとに比較すると、それぞれに合った運用条件を選びやすくなります。
まとめ
仮想通貨レンディングサービス8社を比較すると、最初に考えたいのは、取引所型の利便性を取るか、レンディング専門サービスの条件を重視するかです。 最大年率だけで決めるのではなく、どのように暗号資産を保有・運用したいのかから選ぶと、自分に合うサービスを絞れます。
暗号資産の購入から貸出、返還後の売却、日本円への換金まで同じ口座で完結させたい場合は、取引所型が向いています。 複数の保有通貨をレンディングへ回したい場合は、コインチェックやGMOコインなどが候補になります。
一方、金利、返還条件、申込み方法など、レンディング自体の条件を優先するなら専門サービスが有力です。 金利を重視するならPBR LENDING、途中返還の柔軟さを重視するならLendee、募集開始を待たずに申し込みたいならBitLending、少額のBTCから始めたいなららくらくちょコインがおすすめです。
まず取引所型と専門サービスのどちらが自分の使い方に合うかを決め、そのうえで貸し出したい通貨、金利、貸出期間、返還条件、最低数量を確認していきましょう。 最後に現在の募集状況や適用年率まで確認すれば、利用するサービスを具体的に絞り込めます。
長期保有する予定の暗号資産があるなら、ただ保有し続けるだけでなく、レンディングで貸借料を得る選択肢も検討してみてください。 自分の保有方針に合うサービスを選び、無理のない範囲から暗号資産を活用していきましょう。
レンディング条件を重視するなら専門サービス
金利を重視するなら PBR LENDING 、 返還条件を重視するなら Lendee 、 募集開始を待たずに申し込みたいなら BitLending 、 少額のBTCから始めたいなら らくらくちょコイン の利用条件を確認してみましょう。
購入から貸出・売却まで同じ口座で完結させたいなら取引所型
レンディング関連記事







