「GMOコインをメイン口座にして大丈夫？」「CoincheckやbitFlyerと比べてどこがいいの？」──そんな疑問を持ちながら、口座開設を後回しにしていませんか。
国内には複数の暗号資産取引所があり、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerのどれをメイン口座にするか、あるいは「メインとサブをどう使い分けるか」で迷う人は少なくありません。
実際には、手数料の安さだけでなく、取扱通貨の数やラインナップ、アプリの使いやすさ、積立・ステーキング・貸暗号資産などのサービスまで含めて考えることで、自分に合う組み合わせが見えてきます。GMOコインは総合力の高い取引所ですが、人によってはCoincheckやbitFlyerをメイン／サブにしたほうがしっくりくるケースもあります。
このページでは、「GMOコイン メイン口座」を検討している人向けに、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerを比較しながら、メイン＋サブ口座の使い分け方まで分かりやすく整理していきます。「初心者はどこから始めるべきか」「ステーキングをするならどこが向いているか」「スマホアプリ重視ならどこを選ぶか」など、よくある悩みも一緒に解消していきましょう。
GMOコイン・Coincheck・bitFlyerの違いを整理し、「どれか1社だけを選ぶ」のではなく、メイン＋サブの組み合わせで使うという考え方をベースに比較します。
- 3社の基本スペック・手数料・取扱銘柄・アプリの使いやすさ・サービスの違いをざっくり比較し、それぞれの得意分野を整理
- 初心者／中級者／ステーキングやNFT・IEOも使いたい人など、目的別にどの取引所をメインにするか・どう組み合わせるかの具体例を紹介
- コインチェックやGMOコインなどの個別紹介ページもあわせて確認しながら、「比較→理解→口座開設」まで迷わず進められるイメージを持てる内容になっている
結論：GMOコインは「メイン候補の1つ」。ただしベストな取引所は人によって変わる
「GMOコインをメイン口座にして大丈夫？」「CoincheckやbitFlyerと比べてどこが違うの？」という疑問を持つ人は多いと思います。結論から言うと、GMOコインは手数料のバランス・取扱銘柄・サービスの幅を考えると、十分にメイン候補になり得る取引所です。
ただし、アプリのシンプルさを最重視するならCoincheck、ビットコイン中心の板取引にこだわるならbitFlyerなど、どの項目を重視するかによって「ベストな1社」は変わってきます。
この記事では、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerを「基本スペック」「手数料・スプレッド」「取扱銘柄」「アプリの使いやすさ」「サービスの幅」などの観点で比較しつつ、投資スタイル別にどの取引所をメインにしやすいかを整理していきます。
GMOコインそのものの概要を先に押さえておきたい場合は、「GMOコインってどう？実際に使う前に知っておきたい特徴・評判・使い方」もあわせて読んでみてください。
GMOコイン・Coincheck・bitFlyerの基本スペックを比較
ここでは、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerの「基本スペック」をまとめて押さえておきます。
口座開設や維持費、日本円の入出金方法、取扱銘柄数など、日常的な使いやすさに直結するポイントを中心に確認していきましょう。
まずは3社それぞれの立ち位置と特徴をざっくり整理したうえで、そのあとに具体的なスペックの違いを表で見ていきます。
3社の立ち位置とざっくりした特徴
まずは、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerの「立ち位置」をざっくり整理しておきましょう。どの取引所も金融庁登録済みで、国内では知名度の高いサービスです。
GMOコインは、インターネット関連事業を幅広く展開するGMOインターネットグループ傘下の暗号資産取引所です。板を使った 現物取引暗号資産そのものの売買 や レバレッジ取引証拠金を使う取引 、ステーキングや貸暗号資産など、サービスの幅広さが特徴です。
「Coincheckとは？ 特徴・評判・使い方を初心者向けに解説！」でも詳しく紹介しているCoincheckは、シンプルで分かりやすいアプリが強みで、「とにかく迷わず使えること」を重視する初心者からの人気が高い取引所です。一方、bitFlyerは歴史が長く、ビットコインの取引量の多さや、専用ツールを使った板取引に強みがあります。
基本スペック比較｜口座維持費・入出金・取扱銘柄数など
ここでは、3社の基本的なスペックをざっくり比較しておきます。細かな数値は変更されることもあるため、最新情報は各社の公式サイトで確認してください。
| 項目 | GMOコイン | Coincheck／bitFlyer |
|---|---|---|
| 口座開設・維持費 | 無料で開設・維持可能 | いずれも無料で開設・維持可能 |
| 日本円入金の方法 | 振込・即時入金などに対応 | 各社とも振込・即時入金などに対応 |
| 日本円出金の手数料 | 出金手数料を抑えた設計が特徴 | 出金手数料がかかるケースが多い |
| 取扱銘柄数の傾向 | 主要銘柄＋アルトコインも比較的豊富 | 主要銘柄中心。アルト数は取引所ごとに差 |
| 提供サービス | 現物・レバレッジ・ステーキングなど幅広い | 現物中心＋各社独自サービスを展開 |
この表から分かるように、3社とも「基本的な使い勝手」は大きくは変わりませんが、出金手数料の傾向や、取扱銘柄数・サービスの幅といった部分はGMOコインの強みになりやすいポイントです。
手数料・スプレッドの違い｜トレード主体ならどこが有利？
ここでは、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerの「手数料」と「スプレッド」の違いを整理していきます。
同じ金額を取引していても、どの画面で売買するか・どのサービスを使うかによって、実際にかかるコストは大きく変わります。
「できる 「できるだけコストを抑えてトレードしたい」「メイン口座にするならどこが有利か知りたい」という人は、「取引所と販売所の違いとは？初心者でもわかる仮想通貨の買い方ガイド」で販売所と取引所（板取引）の違いを押さえたうえで読み進めてみてください。 だけコストを抑えてトレードしたい」「メイン口座にするならどこが有利か知りたい」という人は、販売所と取引所（板取引）の違いも意識しながら読み進めてみてください。
GMOコインの手数料の特徴
GMOコインの大きな特徴は、 取引所ユーザー同士が板で売買 を使ったトレードで、手数料やスプレッドを比較的抑えやすい点です。販売所で「ワンタップ購入」もできますが、メイン口座として本格的に使うなら、板を使った現物取引に慣れていくとコスト面のメリットを活かしやすくなります。
また、キャンペーンや銘柄ごとの手数料優遇などが実施されることもあり、頻繁に売買する人ほど「手数料設計の細かさ」が効いてくる場面が増えてきます。短期〜中期のトレードでメイン口座を検討している人にとっては、GMOコインの強みと言えるでしょう。
GMOコインの入出金や売買手数料を他社と詳しく比較したい場合は、「GMOコインの手数料は安い？スプレッド・取引所・送金手数料を他社比較」もチェックしてみてください。
Coincheckの手数料・スプレッドの傾向
Coincheckは、アプリ画面がシンプルで初心者でも直感的に操作しやすい半面、販売所での売買が中心になりやすく、スプレッド（実質的なコスト）が広く感じられるケースがあります。
少額でたまに購入する程度であれば、UIの分かりやすさが勝る場面も多いですが、「頻繁に売買するメイン口座」として考える場合は、板取引の使いやすさやコストの観点から、GMOコインやbitFlyerとの比較検討が必要になります。
Coincheckの具体的な手数料やスプレッドについては、「コインチェックの手数料は高い？主要取引所との比較からわかる結論」で詳しく解説しています。
bitFlyerの手数料・スプレッドの傾向
bitFlyerは、ビットコインの板取引に強みがある取引所です。専用ツールを使ったトレード環境や、BTCの流動性などを評価してメイン口座にしているユーザーも少なくありません。
一方で、全体として見ると「ビットコイン中心」の設計になりやすく、アルトコインを幅広くトレードしたい人にとっては、GMOコインと組み合わせて使うパターンも有力です。ビットコインの短期売買にbitFlyer、アルトコインを含むポートフォリオ運用にGMOコイン、といった使い分けも考えられます。
トレード主体の人は、次のポイントを意識して比較しておくと、自分に合うメイン口座が選びやすくなります。
- 販売所ではなく取引所（板）をどこまで使いこなしたいか
- ビットコイン中心か、アルトも含めて広く売買したいか
- 手数料だけでなく、アプリやツールの使いやすさも重視したいか
取扱銘柄ラインナップ｜アルトコイン投資のしやすさを比較
ここでは、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerそれぞれの「取扱銘柄ラインナップ」に注目して比較していきます。
ビットコインだけでなく、どれくらいアルトコインを扱っているか、ステーキングやIEOとの相性はどうか、といったポイントは「どの取引所をメイン口座にするか」を決めるうえで重要な材料になります。
特に、複数銘柄への分散投資や、ステーキング・貸暗号資産などを活用したい人にとっては、銘柄ラインナップの違いがそのまま運用のしやすさにつながります。まずはGMOコインの特徴を押さえたうえで、Coincheck・bitFlyerとの違いを見ていきましょう。
GMOコインの取扱銘柄の特徴
GMOコインは、ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄に加え、国内で人気の高いアルトコインやIEO銘柄など、比較的幅広いラインナップを揃えています。複数銘柄に分散投資したい人や、「テーマ別に銘柄を選びたい」という人にとって、メイン口座にしやすい構成です。
また、ステーキングや貸暗号資産の対象となる銘柄もあり、単に「買って保有する」だけでなく、保有銘柄を増やしながら運用方法の幅を広げていきたいユーザーにも向いています。
GMOコインで買える銘柄の一覧や特徴は、「GMOコイン取扱通貨一覧｜アルトコイン・ステーキング対応銘柄の特徴と選び方」で詳しく整理しています。
Coincheck・bitFlyerとの銘柄ラインナップの違い
Coincheckもアルトコインの取扱銘柄は多く、NFTやIEOなどのサービスとあわせて「エンタメ寄りの銘柄」も楽しみやすい特徴があります。一方、bitFlyerはビットコイン・イーサリアムなどの主要通貨はしっかり押さえつつ、全体の銘柄数では他2社より少なめの印象です。
「とにかくビットコイン重視」「少数銘柄だけで運用する」というスタイルならbitFlyerでも十分ですが、「アルトも含めて選択肢を広く持ちたい」という人にとっては、GMOコインやCoincheckをメイン口座候補にしやすくなります。
Coincheckの取扱通貨の全体像は、「コインチェック取扱通貨36銘柄一覧｜初心者におすすめの銘柄と選び方」を見ながら確認するとイメージしやすくなります。
アルトコイン・ステーキング対応銘柄のざっくり比較
正確な銘柄数は変動するため、ここでは「傾向」としての違いを整理します。
| 項目 | GMOコイン | Coincheck／bitFlyer |
|---|---|---|
| アルトコインの充実度 | 主要〜中堅アルトまで比較的豊富 | Coincheckも多め／bitFlyerはやや少なめ |
| ステーキング対象銘柄 | 複数銘柄で提供（詳細は公式参照） | Coincheck・bitFlyerは対象が限定的 |
| IEO銘柄との相性 | IEO実施実績あり（将来性銘柄も期待） | CoincheckもIEO実績あり／bitFlyerは限定的 |
アルトコインやステーキング対応銘柄を重視する人ほど、GMOコインをメイン口座にしておくメリットは大きくなります。一方で、「少数のメジャー通貨だけで十分」という人は、他社との組み合わせやサブ口座の活用も視野に入れて考えるとよいでしょう。
アプリの使いやすさ・UIの違い｜毎日の操作ストレスを減らす
暗号資産取引所を毎日のように使う場合、アプリの使いやすさや画面設計（UI）は、手数料や取扱銘柄と同じくらい重要なポイントになります。どれだけ条件が良くても、操作にストレスを感じると「開くのが面倒になってしまう」ということも珍しくありません。
ここでは、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerのアプリについて、「情報量の多さ」「画面のシンプルさ」「ビットコインに特化した使いやすさ」といった観点から特徴を整理します。自分の投資スタイルと照らし合わせながら、「どのアプリなら毎日無理なく使い続けられそうか」をイメージしてみてください。
GMOコインアプリの特徴
GMOコインのアプリは、チャートや板情報、注文画面などが1つのアプリで完結しており、慣れてくるほど「情報量の多さ」が強みとして感じられやすい設計です。複数銘柄をチェックしたり、板を見ながらトレードしたりするユーザーにとっては、メイン口座に向いたUIと言えます。
その一方で、暗号資産をまったく触ったことがない初心者にとっては、「最初は情報が多くて少し難しく見える」と感じる場面もあるかもしれません。はじめは少数の銘柄に絞って画面を触り、徐々に他の機能を開いていく使い方がおすすめです。
実際のユーザー目線での評価や使い勝手は、「GMOコインの口コミ・評判まとめ｜手数料・取扱銘柄・アプリの使いやすさをチェック」もあわせて確認しておくとイメージしやすくなります。
Coincheckアプリ：シンプルさ重視の設計
Coincheckのアプリは、価格チャートと売買ボタンが分かりやすく配置されており、「何を押せば良いか」を迷いにくいデザインが特徴です。初めて暗号資産を購入する人や、「たまにアプリを開いて積立状況をチェックする」程度の使い方であれば、非常に使いやすいと感じる人が多いでしょう。
ただし、板を使った細かなトレードや、複数銘柄のチャートを一度に見比べたい場合には、GMOコインやbitFlyerのアプリのほうが便利に感じる場面もあります。UIのシンプルさを取るか、情報量の多さを取るかは、投資スタイルによって変わります。
Coincheckアプリに関する具体的な口コミやデメリットは、「コインチェックの口コミ・評判まとめ｜アプリの使いやすさ・デメリットまでチェック」に詳しくまとまっています。
bitFlyerアプリ：ビットコインを中心に使う人向き
bitFlyerのアプリは、ビットコインの売買や、専用ツールを使った板取引との連携など、「ビットコインを軸に据えたい人」にとって使いやすい設計になっています。長くビットコインを触っているユーザーが、メイン口座としてbitFlyerを選ぶケースも少なくありません。
一方で、「アルトコインの分散投資」「ステーキングや貸暗号資産も活用」といったニーズが強い場合は、GMOコインのほうがアプリ内で完結しやすく、メイン口座にしやすい傾向があります。
サービスラインナップ比較｜積立・レバレッジ・ステーキング・貸暗号資産
ここでは、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerの「サービスの種類」に注目して比較していきます。
同じように暗号資産を売買できる取引所でも、積立・レバレッジ・ステーキング・貸暗号資産・NFT・決済連携など、用意されているメニューの幅はそれぞれ異なります。
「とりあえず買うだけで良い」のか、「将来的にステーキングや貸暗号資産も使ってみたい」のかによって、メイン口座に向いている取引所は変わってきます。まずはGMOコインのサービスの広さを押さえたうえで、Coincheck・bitFlyerとの違いをざっくり整理していきましょう。
GMOコインのサービスの幅
GMOコインは、「買って終わり」ではなく、さまざまな運用方法を試したい人向けにサービスが揃っています。たとえば、毎月コツコツ買い付けできる つみたて自動で定期買付 や、価格変動を積極的に狙うレバレッジ取引、保有しているだけで報酬が見込めるステーキング、一定期間貸し出す 貸暗号資産取引所に貸して利回り など、多様な選択肢があります。
1つの口座の中で「現物の長期保有」「短期トレード」「ステーキング・貸し出し」といった使い方を組み合わせやすいため、「将来的に運用方法を増やしていきたい」という人にとってメイン口座候補として強みがあります。
各サービスの詳しい内容や始め方は、「GMOコインでできること完全ガイド｜現物・積立・レバレッジ・ステーキング・IEO・貸暗号資産」にまとまっています。
Coincheck・bitFlyerのサービスとの違い
Coincheckは、「コインチェックつみたて」やIEO、NFTマーケット、でんき／ガスとの連携など、日常生活やエンタメとの相性が良いサービスが多いのが特徴です。「投資だけでなく、好きなIPのNFTやポイント連携も楽しみたい」という人には魅力的な構成です。
とくにCoincheck側のサービス全体像は、「コインチェックでできること完全ガイド｜積立・IEO・NFT・ステーキング・でんき/ガス活用」をあわせて読むと整理しやすくなります。
bitFlyerは、ビットコイン決済やポイント連携、Lightningを使ったトレードなど、ビットコインに関連するサービスが充実しています。ビットコインを中心に、決済やポイント還元も含めて活用したい人に向いています。
サービス内容をざっくり比較
3社の主なサービスを、ざっくり一覧で整理すると次のようなイメージになります。
| サービス | GMOコイン | Coincheck／bitFlyer |
|---|---|---|
| つみたてサービス | あり（つみたて暗号資産） | Coincheck・bitFlyerともにあり |
| レバレッジ取引 | 対応（提供状況は要確認） | 各社とも一部で対応（条件は異なる） |
| ステーキング | 複数銘柄で提供 | 対応銘柄は限定的または未提供 |
| 貸暗号資産 | あり | Coincheckで提供／bitFlyerは条件付きなど |
| IEO | 実施実績あり | Coincheckも実施実績あり／bitFlyerは限定的 |
| NFT関連サービス | グループ内サービスと連携可能 | Coincheck NFT（β版）など独自展開 |
「サービスの幅」という観点では、GMOコインとCoincheckが拮抗しつつも方向性が異なり、bitFlyerはビットコイン軸に強みがある、というイメージを持っておくと、自分のスタイルに合わせてメイン口座を選びやすくなります。
セキュリティ・企業基盤・信頼性の比較
「どの取引所をメイン口座にするか」を考えるうえで、セキュリティ体制や運営している企業の基盤・実績は非常に重要なポイントです。
手数料やアプリの使いやすさが魅力的でも、運営基盤に不安があるサービスをメインで使うのは避けたいところです。
ここでは、GMOコインの運営母体やセキュリティ対策の特徴を確認したうえで、Coincheck・bitFlyerの信頼性とあわせて「安心してメイン口座候補にできるか」という視点から整理していきます。
GMOコインの運営基盤とセキュリティ
GMOコインは、東京証券取引所プライム市場に上場しているGMOインターネットグループの一員として運営されています。金融庁登録済みの暗号資産交換業者であり、コールドウォレットでの資産管理や二段階認証など、一般的なセキュリティ対策も整えられています。
もちろん、どの取引所であっても「100％安全」と言い切ることはできませんが、「上場企業グループの一員であること」「金融関連サービスを幅広く展開してきた実績」は、信頼性を判断するうえでの材料のひとつになります。
GMOコインの安全性や注意点をさらに深掘りしたい場合は、「GMOコインは危ない？東証プライム上場グループの安全性と注意点」もチェックしておくと安心です。
Coincheck・bitFlyerの信頼性
Coincheckは、過去に大規模なハッキング被害を経験しましたが、その後はマネックスグループ傘下となり、金融庁登録やセキュリティ体制の見直しを経て現在に至っています。過去の事件が気になる人も多い一方で、「その後の改善」を評価する声もあります。
Coincheckの過去のハッキング事例や、その後のセキュリティ改善については、「コインチェックは危ない？過去のハッキングと現在の安全性のポイント」で詳しく解説しています。
bitFlyerも金融庁登録済みの暗号資産交換業者で、ビットコイン取引量が多い国内取引所の一つです。長く利用しているユーザーも多く、老舗のイメージを持つ人も少なくありません。
いずれの取引所を使う場合でも、「二段階認証の設定」「ログイン通知メールの確認」「資産の一部を自分のウォレットで保管する」といったユーザー側の対策も非常に重要です。ウォレットの種類や保管方法の基本は、「ウォレットとは？仮想通貨の保管方法・種類・セキュリティ対策を初心者向けに徹底解説！」で詳しく解説しています。
メイン口座選びと同じくらい、「自分でできるセキュリティ対策」を習慣にしておきましょう。
投資スタイル別：どの取引所をメインにすべき？
ここまで見てきたように、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerにはそれぞれ強みと弱みがあり、「どの取引所がベストか」は投資スタイルによって変わります。
そこでこのパートでは、「初心者・少額スタート」「トレード主体の中級者」「長期ホールド・積立重視」といったパターンごとに、おすすめしやすい組み合わせ方を整理してみます。
1社だけに絞り込むというよりも、「自分のスタイルに合うメイン口座を1つ決めつつ、必要に応じてサブ口座も開設しておく」という考え方を前提に、「どの取引所をどう組み合わせると使いやすいか」をイメージしてみてください。
複数口座を併用するメリットや注意点は、「複数取引所を使用するメリット・デメリット｜手数料・板の厚み・リスク分散」でも整理しています。
初心者・少額スタートならこの組み合わせ
まずは、初心者や少額スタートの人向けに、メイン口座の考え方を整理します。最初の一歩では、「UIの分かりやすさ」と「できることの多さ」のバランスがポイントになります。
- とにかく画面のシンプルさを重視 → Coincheckメイン＋GMOコインはサブで開設
- 最初からステーキングやサービスの幅も見据えたい → GMOコインメイン＋Coincheckをサブで併用
- ビットコイン中心だが、将来アルトも触りたい → GMOコインメイン＋bitFlyerを補助的に使う
1社に絞る必要はなく、「まず1社を中心に、必要に応じて他社も開設しておく」という柔らかいスタンスのほうが、のちのち使い分けもしやすくなります。
中級者・トレード主体ならこの組み合わせ
ある程度取引に慣れてきて、板を使ったトレードを主体にしたい人は、「板の使いやすさ」「手数料・スプレッド」「ツールとの相性」が重要になります。
ビットコインの短期売買を中心にするなら、bitFlyerのLightningなど専用ツールを活用しつつ、アルトコインやステーキング目的でGMOコインをメイン口座にするパターンも考えられます。逆に、複数銘柄を同じ口座で管理したい人は、GMOコインをメインにして、特定用途にbitFlyerをサブ利用するイメージでもよいでしょう。
長期ホールド・積立重視ならこの組み合わせ
長期ホールドや積立を中心に考える場合は、「手数料」「使い続けやすさ」「サービス連携」のバランスが重要です。GMOコインには、「GMOコインの「つみたて暗号資産」はどう？メリット・デメリットとおすすめ活用法」で詳しく紹介しているつみたてサービスやステーキング、貸暗号資産など、長期運用と相性の良いサービスが揃っているため、メイン口座に向いていると言えます。
一方で、CoincheckのつみたてやNFT、IEOなど「投資＋エンタメ」にも興味がある場合は、GMOコインをメイン、Coincheckをサブとして組み合わせておくと、それぞれの強みを活かしやすくなります。
GMOコインをメイン口座にしやすい人の特徴は、次のようなイメージです。
- アルトコインも含めて複数銘柄に分散投資したい
- つみたて・ステーキング・貸暗号資産なども試してみたい
- 板を使った現物取引にも、少しずつ慣れていきたい
- 1つの口座の中で、長期保有と短期トレードを組み合わせていきたい
自分がGMOコインに向いているかをより詳しく確認したい場合は、「GMOコインが向いている人・向いていない人｜Coincheck・BITPOINTとの比較でタイプ診断」もあわせて参考にしてみてください。また、コインチェック側から見たタイプ診断については、「コインチェックが向いている人・向いていない人｜GMOコイン・bitFlyerとの比較でわかるタイプ診断」をチェックしておくと、よりイメージしやすくなります。
よくある質問（FAQ）
ここまでの内容を読んで、「結局どう選べばいいの？」「自分の場合はどう考えればいい？」と感じた人も多いと思います。
このパートでは、GMOコインをメイン候補に考えるときによく出てくる疑問を、Q&A形式でまとめておきます。
メイン口座を1社に絞るかどうか、最初の1社をどこにするか、複数口座を併用するときの注意点など、判断に迷いやすいポイントをピンポイントで確認できるようにしているので、自分の状況と照らし合わせながらチェックしてみてください。
Q. メイン口座は1社に絞ったほうが良いですか？
メイン口座を1社に絞ると、「管理のしやすさ」という点ではメリットがありますが、リスク分散やサービスの使い分けという観点では、2〜3社を併用する選択肢も有効です。特に暗号資産は、取扱銘柄や手数料、サービス内容が取引所ごとに違うため、「GMOコイン＋自分に合う別の1社」という形で組み合わせる人も多くいます。
Q. これから1社だけ開設するなら、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerのどこが良いですか？
何を重視するかによっておすすめは変わります。UIのシンプルさを最重視するならCoincheck、ビットコイン中心の板取引を見据えるならbitFlyer、アルトコインやステーキングを含めて幅広く活用したいならGMOコイン、といったイメージで考えると、自分に合う「最初の1社」が選びやすくなります。
Q. 複数口座を使うときの注意点はありますか？
複数口座を使う場合は、ログイン情報やメールアドレス、二段階認証の管理が煩雑になりがちです。各取引所で必ず二段階認証をオンにし、パスワード管理ツールなどを活用して「どのメールアドレスで何の口座を開いているか」を整理しておくと安心です。
Q. 手数料だけを見て取引所を決めても大丈夫ですか？
手数料は重要な比較ポイントですが、アプリの使いやすさ・取扱銘柄・サービスの幅・セキュリティ体制なども含めて総合的に判断することが大切です。手数料が多少有利でも、UIが合わずにストレスを感じると、結果的に運用が続かないこともあります。複数社の口座を無料で開設し、「実際に触ってからメインを決める」のもおすすめです。
まとめ｜GMOコインを「メイン候補の1つ」として、賢く複数口座を使い分けよう
ここまで、GMOコイン・Coincheck・bitFlyerを「手数料」「取扱銘柄」「アプリの使いやすさ」「サービスの幅」「セキュリティ」といった切り口で比較してきました。
結論としては、GMOコインはメイン口座候補として十分に検討できるスペックを持ちながら、他社との組み合わせ次第でさらに使い勝手を高められる取引所だと言えます。
最後に、GMOコインの強みをあらためて整理しつつ、「1社に絞り込む」のではなく「複数口座を賢く使い分ける」という視点で、これからの口座選び・見直しのヒントをまとめておきます。
GMOコインの強みを理解して、自分のスタイルに合わせて活かす
ここまで見てきたように、GMOコインは手数料のバランス、アルトコインを含む取扱銘柄の広さ、つみたて・ステーキング・貸暗号資産などのサービスの幅といった点から、メイン口座候補として十分に検討する価値のある取引所です。
一方で、CoincheckやbitFlyerにもそれぞれの強みがあり、「どこか1社だけが正解」というわけではありません。大切なのは、「自分がどんなスタイルで暗号資産を運用したいか」を基準に、GMOコインをはじめとする複数の取引所をどう組み合わせていくかを考えることです。
まずはGMOコインをメイン候補の1つとして口座開設し、実際にアプリやサービスを触ってみたうえで、必要に応じてCoincheckやbitFlyerも併用していく——そんな柔らかなスタンスで、自分に合った「メイン口座」の形を見つけていきましょう。
コインチェック側から見たメイン口座比較を知りたい場合は、「コインチェックはメイン口座にすべき？bitFlyer・GMOコインとの違いを徹底比較」、3社以外も含めてより多くの取引所を横断的に比較したい場合は、「【2025年最新】安心して使える仮想通貨取引所ランキング｜初心者向けの選び方も徹底解説」もあわせてチェックしてみてください。
