
「Polygon(MATIC)やImmutable X(IMX)がレイヤー2(L2)って聞くけれど、そもそも何が違うの?」「コインチェックで買えるL2関連の通貨だけをまとめて知りたい」という人向けのページです。
このページでは、コインチェックで購入できる代表的なレイヤー2関連銘柄である
MATIC/POL/IMX
にフォーカスし、「どんなプロジェクトか」「どんなテーマに賭ける通貨なのか」を整理していきます。
いきなり海外取引所やブリッジを使うのではなく、まずは国内のコインチェックからL2銘柄に触れてみたい初心者を想定しています。
レイヤー2のざっくりした仕組みを押さえたうえで、コインチェックで買えるL2銘柄の一覧・それぞれの特徴・投資スタイル別の使い方・具体的な購入ステップまで、「L2が気になる」から「少額で試してみる」までの流れを一気にたどれる構成になっています。
コインチェックで買えるレイヤー2関連銘柄(PolygonのMATIC/POLと、NFT・ゲーム特化のIMX)に絞り、レイヤー2の基礎イメージから特徴・選び方・買い方までを初心者向けに整理します。
- レイヤー1とレイヤー2の役割分担をおさらいしつつ、コインチェックで取扱いのあるL2銘柄(MATIC/POL/IMX)だけを一覧で比較できる
- 各銘柄の特徴・将来性・向いている投資スタイル(インフラ寄り/NFT・ゲーム寄り/海外L2との組み合わせなど)を、初めての人にもわかりやすく解説
- コインチェックでの購入手順や、ウォレットへ送る際のネットワーク確認などの注意点までカバーし、「L2に興味がある→少額で試す」までのイメージを持てる内容になっている
コインチェックで買えるレイヤー2銘柄一覧|このページの使い方
「コインチェックでレイヤー2(L2)関連の通貨だけをまとめて知りたい」「MATICやIMXがL2って聞くけれど、他に何があるの?」という人向けのガイドが本ページです。
まずは、コインチェックで買えるL2関連銘柄を一覧で整理し、そのあとに「どんな特徴があるか」「どんな投資スタイルと相性が良いか」を順番に確認できるように構成しています。
具体的には、最初にL2のざっくりしたイメージを押さえたうえで、コインチェックで買える代表的なL2銘柄の一覧表→銘柄ごとの特徴→投資スタイル別の使い分けという流れで読み進められます。
「まずは全体像を掴んでから、気になる通貨だけを個別ページ(/data以下の辞書ページや関連コラム)で深掘りする」という使い方をイメージしてもらえると分かりやすいはずです。
「レイヤー2銘柄」をコインチェック目線で整理する理由
コインチェックでは、ビットコインやイーサリアムだけでなく、
レイヤー2イーサの補助レイヤー
関連の通貨も取り扱っています。
ただ、「レイヤー2って何となく聞いたことはあるけど、どの通貨がそれに当たるのか分からない」という人も多いはずです。
このページでは、
「コインチェックで買えるレイヤー2(L2)関連銘柄」だけに絞って一覧化し、それぞれの特徴や向いている投資スタイルを整理します。
まず「どの銘柄がレイヤー2に分類されるのか」を押さえ、そこから辞書ページや他の解説記事に進める“入り口”として活用してもらう想定です。
このページと「取扱通貨36銘柄一覧」の違い
すでに公開している
コインチェック取扱通貨36銘柄一覧
は、コインチェックの全銘柄を俯瞰する「地図」のようなページです。
一方、このページはその中からレイヤー2関連だけを切り出して深掘りする“拡大図”という位置づけになります。
役割の違いをイメージしやすいように、簡単に整理しておきます。
| ページ名 | 主な役割 | 向いている読者 |
|---|---|---|
| 取扱通貨36銘柄一覧 | コインチェックの全銘柄ラインナップを俯瞰する | 「どんな通貨があるか全体像を知りたい」人 |
| 本ページ(L2銘柄一覧) | レイヤー2関連の通貨だけに絞って特徴と選び方を整理 | 「L2に興味があり、どの銘柄から触るか迷っている」人 |
まず全体像を知りたいときは36銘柄一覧、レイヤー2だけに集中して考えたいときは本ページ、と使い分けてもらえるとスムーズです。
「まずは全体像を掴んでから、気になる通貨だけを個別ページ…」という使い方をイメージしてもらえると分かりやすいはずです。
コインチェック自体の特徴をおさらいしたい人は、
Coincheckとは? 特徴・評判・使い方を初心者向けに解説!
もあわせてチェックしてみてください。
レイヤー2以外も含めて「コインチェックでできること全体」を把握しておきたい場合は、 コインチェックでできること完全ガイド|積立・IEO・NFT・ステーキング・でんき/ガス活用 も参考になります。
そもそもレイヤー2(L2)とは?コインチェック目線でざっくり整理
「レイヤー2って名前は聞くけれど、結局なにが違うの?」「MATICやIMXがL2って言われてもピンとこない…」という人も多いと思います。
ここでは、難しい数式や専門用語は一旦おいておき、
「レイヤー1とレイヤー2がどう役割分担しているのか」をコインチェック利用者目線でざっくり整理してみます。
まずはL1/L2のイメージをつかんでから、「なぜレイヤー2銘柄が注目されているのか」「投資するときにどんな点に気を付けるべきか」を順番に確認していきましょう。
L1・L2のざっくりイメージ
ブロックチェーンの世界では、ビットコインやイーサリアムのような基盤となるチェーンを
レイヤー1土台となる本体チェーン
、その上で処理を肩代わりする仕組みをレイヤー2と呼ぶことが多いです。
イーサリアムはセキュリティや分散性に優れる一方で、利用者が増えると
スケーラビリティ問題処理能力の限界
と呼ばれる「遅い・高い」という課題が出てきます。
そこで登場するのがレイヤー2です。レイヤー2はイーサリアム本体とは別の場所で多数のトランザクションを処理し、その結果だけをまとめてレイヤー1に記録することで、 「セキュリティはイーサリアムに頼りつつ、手数料と速度を改善する」ことを狙っています。
イメージとしては、レイヤー1が「本店」、レイヤー2が「支店・サテライトオフィス」のような役割です。
本店(L1)の厳格なルールとセキュリティを活かしつつ、支店(L2)が日々の受付や処理を分担することで、全体としての使い勝手を高めています。
レイヤー2銘柄に投資するメリットと注意点
レイヤー2関連の銘柄に投資する魅力は、 「イーサリアムのエコシステム拡大にレバレッジをかけられる」一方で、個別プロジェクトとしてのリスクも大きいという点にあります。
代表的なメリットを、イメージしやすいように整理してみます。
- イーサリアムの利用増加に伴い、L2の存在感・需要が高まりやすい
- NFT・ゲーム・DeFiなど、具体的なユースケースと結びついているプロジェクトが多い
- ビットコインやイーサリアムと比べると、成長余地が大きいケースもある
一方で、レイヤー2はあくまで「多数ある技術スタックの1つの選択肢」です。
競合プロジェクトが多く、他のレイヤー2や別のスケーリング技術にシェアを奪われる可能性もありますし、トークンの価格が
イーサリアム以上に大きく上下しやすい点には注意が必要です。
「ガス代が高いからL2が必要になる」という背景を詳しく知りたい人は、 イーサリアムの「ガス代」はなぜ高い?L2でコストを劇的に下げる仕組みと使い方 もあわせてチェックしてみてください。
もっと深く仕組みを知りたい人向けの関連記事
レイヤー1とレイヤー2の違いや、Arbitrum・Optimism など他のL2との比較までしっかり理解したい場合は、以下のような記事も参考になります。
- Arbitrum・Optimism・Polygonを徹底比較!目的別L2銘柄の選び方
- レイヤー1・レイヤー2とは?ブロックチェーンの階層構造をわかりやすく解説
- L1・L2とは?ブロックチェーンの「レイヤー構造」を初心者向けにわかりやすく解説
本ページでは、あくまで「コインチェックで買えるL2銘柄」に絞って話を進めていきます。
仕組みの詳細が気になったタイミングで、上記の記事もあわせてチェックしてみてください。
コインチェックで買えるレイヤー2銘柄一覧(MATIC/POL/IMX)
「コインチェックで買えるレイヤー2銘柄って、具体的にどれ?」というときに、このセクションだけ見れば全体像がつかめるように整理しました。
ここでは、コインチェックで取扱いのある代表的なL2関連通貨である
MATIC/POL/IMXをまとめてチェックしていきます。
技術の細かい違いをすべて覚える必要はありません。まずは 「どんなタイプのレイヤー2で、どんなテーマに賭けることになる通貨なのか」 というイメージを持ちながら読んでみてください。
コインチェックで取扱い中のL2関連銘柄まとめ
記事執筆時点で、コインチェックで購入できる代表的なレイヤー2関連銘柄は、次の3つです。
まずは一覧でざっくり特徴をつかんでおきましょう。
| 通貨名 | シンボル | レイヤー2のタイプ | 主なユースケース | 辞書ページ |
|---|---|---|---|---|
| ポリゴン | MATIC | イーサリアムL2・スケーリング | NFT・ゲーム・送金手数料の削減など | ポリゴン(MATIC)の詳細 |
| ポリゴンエコシステムトークン | POL | Polygonエコシステム全体トークン | Polygonエコシステム成長への分散投資 | ポリゴンエコシステムトークン(POL)の詳細 |
| イミュータブル | IMX | NFT・ゲーム特化L2 | Web3ゲームやNFTマーケットでの利用 | イミュータブル(IMX)の詳細 |
ここからは、それぞれの銘柄について「どんな特徴があるのか」「どんな人に向いているのか」を個別に見ていきます。
ポリゴン(MATIC)|王道のイーサリアムL2・スケーリング銘柄
ポリゴン(Polygon)
イーサL2基盤プロジェクト
は、イーサリアムの処理を肩代わりすることで、手数料の安さと高速なトランザクションを提供するプロジェクトです。
そのネイティブトークンが
MATICであり、ネットワークの手数料支払いなどに使われています。
Polygon上には、NFTマーケットやゲーム系プロジェクト、DeFiプロトコルなど、多数のアプリケーションが展開されています。
コインチェックでMATICを購入することは、
「Polygonエコシステム全体の成長にベットする」という意味合いが強いと言えるでしょう。
どんな人に向いているかを、簡単に整理しておきます。
- イーサリアムの将来性に期待しつつ、手数料やスピードの課題も意識したい人
- NFT・ゲーム・DeFiなど、幅広いユースケースを持つL2に投資したい人
- まずは「代表的なレイヤー2を1つ持っておきたい」という入り口段階の人
なお、MATICの詳細な仕様や将来性の評価は、 ポリゴン(MATIC)の辞書ページ でより詳しく解説しています。
ポリゴンエコシステムトークン(POL)|エコシステム全体に紐づく新トークン
ポリゴンエコシステムトークン(POL)
Polygon新トークン
は、Polygonエコシステム全体を対象とした新しいトークン設計を目指して導入された通貨です。
既存のMATICと比べて、
より広い範囲の役割(バリデータ報酬やガバナンスなど)を担うことが想定されたトークンとして位置づけられています。
コインチェックでは、MATICとPOLの両方を取り扱っているため、 「既存のPolygon PoSチェーン中心に見るか」「エコシステム全体へのベットと捉えるか」 で銘柄の選び方が変わってきます。
イメージを整理するために、MATICとPOLの観点の違いをざっくり比較してみます。
| 項目 | MATIC | POL |
|---|---|---|
| 主なフォーカス | Polygon PoSチェーンでの利用 | Polygonエコシステム全体 |
| 投資イメージ | 既存のL2ネットワークへの投資 | 今後の拡張・進化も含めたエコシステム投資 |
| コインチェックでの位置づけ | 既に実績のあるL2銘柄の1つ | Polygon関連の新たな投資先候補 |
「まずは実績のあるPolygon PoSに連動した銘柄から」と考えるならMATIC中心、「Polygon全体の発展に賭けたい」という視点が強いならPOLも選択肢に入るでしょう。
詳細は
ポリゴンエコシステムトークン(POL)の辞書ページ
もあわせて確認してみてください。
イミュータブル(IMX)|NFT・ゲーム特化のレイヤー2銘柄
イミュータブルX(Immutable X)
NFT特化L2基盤
は、NFTやWeb3ゲームに特化したレイヤー2プロジェクトです。
高速かつ低コストでNFT取引ができることを目指しており、そのネイティブトークンが
IMXです。
コインチェックでIMXを購入することは、
「NFTゲーム・デジタル資産の世界が広がるかどうか」に着目した投資という側面が強くなります。
まだ発展途上の分野である分、価格のボラティリティも大きい一方で、うまくハマれば成長余地も大きいテーマと言えます。
IMXが向いているのは、たとえば次のような人です。
- ゲームやNFTなど「体験型」のWeb3分野にも興味がある人
- イーサリアム本体だけでなく、NFT周辺のインフラにも分散投資したい人
- レイヤー2の中でも、NFT・ゲームに特化したテーマを持ちたい人
プロジェクトの詳しい内容やロードマップなどは、 イミュータブル(IMX)の辞書ページ にまとめています。
実際にコインチェック経由でNFTを触ってみたい人は、 コインチェックNFT(β版)の特徴と他マーケットとの違い|国内から安心してNFTを始める方法 を読んでおくと、国内からの始め方がイメージしやすくなります。
投資スタイル別:どのレイヤー2銘柄をどう使う?
レイヤー2銘柄に興味があっても、「結局どれをどのくらい買えばいいのか分からない…」という人は少なくありません。
同じMATIC・POL・IMXでも、「まず1銘柄だけ試したい人」と「NFT・ゲームも触りたい人」、「海外L2も含めて分散したい人」では、ちょうどいい付き合い方が変わってきます。
ここでは、よくある投資スタイルごとに、コインチェックで買えるレイヤー2銘柄をどう組み合わせるかの考え方を整理していきます。
具体的な「正解パターン」を覚えるというよりも、自分のスタイルに合わせて調整しやすくするためのヒント集として読んでみてください。
まず1銘柄だけ試したい人向けの入り方
「レイヤー2に興味はあるけれど、いきなり複数銘柄を買うのは不安」という場合は、まず1銘柄を小さく試すところから始めるのがおすすめです。
その際の候補としては、以下のような考え方があります。
- 迷ったら、実績とユースケースの広さからMATICを第一候補にする
- Polygonエコシステム全体への期待が強いならPOLを検討する
- NFTゲーム分野に特に惹かれるならIMXから入ってみる
どれを選ぶにしても、最初は「ポートフォリオのごく一部」にとどめておき、値動きの感触やニュースの追い方に慣れてから比率を検討するくらいがちょうど良いでしょう。
NFT・ゲームを視野に入れたい人向けの組み合わせ
NFTやブロックチェーンゲームにも興味がある場合は、レイヤー2銘柄の中で「インフラ」と「NFT特化」の両方を持つという考え方もあります。
たとえば、次のような組み合わせです。
- インフラ枠としてのMATICまたはPOL+NFT特化枠としてのIMX
- 長期保有用にMATIC、テーマ投資として少額のIMX
こうした組み合わせにしておくと、NFT・ゲームの盛り上がりがどのプロジェクトに偏るか読みにくい状況でも、 「インフラ」と「体験側」の両面からL2周辺にエクスポージャーを取れる のがメリットです。
海外L2も含めて分散したい人が意識したいポイント
すでに海外取引所を使っていて、Arbitrum や Optimism など他のレイヤー2銘柄も保有している人は、コインチェックでのL2投資を 「国内口座での補完」として位置づけるのも一案です。
- 同じテーマ(NFT・ゲーム・DeFiなど)の銘柄ばかりに偏っていないか
- L2銘柄全体がポートフォリオの中で占める比率が高くなりすぎていないか
- 国内口座と海外口座のどちらで、どの銘柄をどのくらい保有するか方針が決まっているか
価格の値動きだけでなく、「どのウォレット・どの取引所に何がどれだけ入っているか」を把握しておくことも、リスク管理の一部です。
L2銘柄はボラティリティが大きくなりやすい分、全体の資産配分の中で「どの程度まで許容するか」をあらかじめ決めておくと、値動きに振り回されにくくなります。
レイヤー2銘柄を含めた仮想通貨投資を長く続けるなら、「毎月・毎週の積立」も選択肢になります。
コインチェックの積立サービスについては、
コインチェックつみたてはどう?メリット・デメリットとおすすめ活用法を初心者向けに解説
で詳しくまとめています。
コインチェックでレイヤー2銘柄を買うまでの流れ
「レイヤー2銘柄が気になるけれど、実際にはどうやって買えばいいの?」という人向けに、ここでは コインチェックの口座開設からレイヤー2通貨の購入までの流れをステップ形式で整理します。
すでにコインチェックの口座を持っている人はSTEP2から、これから口座開設をする人はSTEP1から順番にチェックしてみてください。
実際の操作はアプリの案内に沿って進めればOKなので、ここで全体のイメージをつかんでおくと安心です。
STEP1:口座開設・本人確認を完了させる
コインチェックでレイヤー2銘柄を購入するには、まず口座開設と本人確認(KYC)を済ませておく必要があります。
アプリの案内に従って、メールアドレスの登録・本人確認書類の提出・顔認証などを完了させておきましょう。
ここは一度済ませれば何度も行う作業ではないので、手間を惜しまずに 早めに完了させておくのがおすすめです。
STEP2:日本円を入金する
口座開設が終わったら、コインチェックに日本円を入金します。
銀行振込・コンビニ入金・クイック入金など、利用しやすい方法を選びましょう。
どの入金方法を選ぶかによって、反映のスピードや手数料が異なります。
初めての入金では、少額からテストしてみて、どの方法が自分にとって使いやすいか確認しておくと安心です。
STEP3:レイヤー2銘柄(MATIC/POL/IMX)を購入する
日本円の入金が反映されたら、いよいよレイヤー2銘柄の購入です。
アプリやWEBの画面から、販売所メニューを開いて対象の通貨を選び、注文を出します。
大まかな流れを整理すると、次のようになります。
- 販売所の通貨一覧から、MATIC/POL/IMX のいずれかを選ぶ
- 「買い」を選択し、購入したい金額(日本円)を入力する
- レートと数量を確認し、問題なければ注文を確定する
最初は、値動きに慣れるためにも少額から試すのがおすすめです。
どのタイミングで購入するか迷う場合は、毎月・毎週などタイミングを決めて分散して買う方法(いわゆるドルコスト平均法)も検討してみてください。
入金方法や購入手段によって、実際にかかるコストも変わってきます。
コインチェックの各種手数料について詳しく知りたい場合は、
コインチェックの手数料は高い?主要取引所との比較からわかる結論
も目を通しておくと安心です。
STEP4:メタマスク等のウォレットに送る場合の注意点
将来的に、Polygon や Immutable X 上のアプリを実際に使ってみたい場合は、コインチェックから外部ウォレット(例:メタマスク)に通貨を送金することもあるでしょう。
このときに意識しておきたいのが、
ネットワーク送金時のチェーン種別
の選択です。
送金時には、送り元・送り先のネットワークを必ず確認しましょう。
たとえば「Polygonネットワーク用のアドレス」に送るつもりが、誤って別のネットワークを選んでしまうと、最悪の場合、資産を失ってしまうおそれがあります。
いきなり大きな金額を動かさず、最初はごく少額でテスト送金をしてから、本番の金額を送るのが基本です。
実際にL1からL2へ通貨を移動させるときの具体的な手順や注意点は、 L1からL2へ安全に資産を移す方法|仮想通貨ブリッジの仕組みと注意 で詳しく解説しています。
ウォレットやネットワークの詳しい設定方法については、別途ウォレット解説記事やレイヤー2の基礎解説もあわせて確認しておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
コインチェックでレイヤー2銘柄を検討し始めると、「リスクはどのくらい?」「MATICとPOLの違いは?」「買うだけでL2を使っていることになるの?」といった疑問が出てきやすくなります。
ここでは、初めてL2銘柄に触れる人からよく聞かれる質問をピックアップして、シンプルに整理しました。
気になるところだけ拾い読みしつつ、「自分がどこまでリスクを取れるか」「どこから勉強を始めるか」を考えるヒントにしてみてください。
Q. レイヤー2銘柄はビットコインやイーサリアムよりもリスクが高いですか?
一般的には、時価総額が大きいビットコインやイーサリアムに比べて、レイヤー2銘柄の方が
価格の上下が大きくなりやすい
傾向があります。
プロジェクトの競争環境や技術的な不確実性もあるため、「値上がりの可能性」と「値下がりのリスク」の両方が大きいと考えておきましょう。
そのため、ポートフォリオ全体の中では「スパイス枠」として、比率を決めてから少しずつ増やしていくスタンスが無難です。
Q. MATICとPOL、どちらを選べばよいですか?
どちらが正解というわけではありませんが、考え方の軸としては次のような整理ができます。
- Polygon PoSチェーンの実績や現在のユースケースを重視するなら MATIC 寄り
- Polygonエコシステム全体の進化・拡張に期待するなら POL も検討
両方を少しずつ保有して、「どのようなニュースや開発が出てくるか」を追いながら、時間をかけて自分なりの判断軸を作っていく、というスタンスもありです。
Q. レイヤー2銘柄を買うだけで、L2を使っていることになりますか?
コインチェックでMATIC・POL・IMXなどを購入しただけでは、まだ実際にレイヤー2ネットワーク上でトランザクションを発生させているわけではありません。
あくまで「L2関連プロジェクトのトークンを保有している」状態です。
実際にL2を使ってみたい場合は、外部ウォレットを用意し、対応するネットワークへ通貨を送金した上で、NFTマーケットやDeFiなどのアプリケーションを利用する必要があります。
最初のステップとしては、
「コインチェックでL2銘柄を少額保有し、仕組みやニュースを追い始める」
ところからスタートしてみるのがおすすめです。
まとめ|レイヤー2銘柄は「何をしたいか」から逆算して選ぼう
コインチェックで買えるレイヤー2関連銘柄としては、主に
MATIC/POL/IMX
の3つが挙げられます。
どれもイーサリアムのスケーラビリティ向上に関わるプロジェクトですが、「インフラ寄り」なのか「NFT・ゲーム寄り」なのかといった違いがあります。
- レイヤー2は、イーサリアムの「遅い・高い」を補うための仕組み
- コインチェックでは、MATIC/POL/IMX など代表的なL2関連銘柄を購入できる
- インフラ重視か、NFT・ゲーム重視か、自分の「やりたいこと」から逆算して銘柄を選ぶ
まずはポートフォリオの一部として少額からレイヤー2銘柄を試しつつ、慣れてきたら コインチェック取扱通貨36銘柄一覧 や各通貨の辞書ページも活用しながら、自分なりの投資スタイルを整えていきましょう。

