
コインチェックでは、NFTやブロックチェーンゲームに関係する暗号資産として、SAND・MANA・IMX・AXS・APEを取り扱っています。
いずれもNFT・ゲーム関連に分類できますが、5銘柄は使われるサービスやトークンの役割が異なり、すべてが同じようなゲーム内通貨というわけではありません。
SANDとMANAはメタバース、AXSはAxie Infinityのゲーム経済圏、IMXは複数のNFT・ゲームを支えるImmutable Chain、APEはBAYC・Otherside・ApeChainなどに関係しています。
そのため、銘柄を比較するときは、価格や知名度だけでなく、どのサービスで何に使われ、どのような場面でトークン需要が生まれるのかを確認することが重要です。
この記事では、コインチェックで取り扱うNFT・ゲーム関連5銘柄の違いを比較し、メタバース内での利用、ゲーム経済圏への参加、ネットワークのガス代やステーキングなど、それぞれの用途を解説します。
また、サービスの利用者が増えても通貨需要へ直結するとは限らない理由や、需要と市場への供給量を合わせて確認するポイントも整理します。
コインチェックのNFT・ゲーム関連銘柄はSAND・MANA・IMX・AXS・APE
コインチェックでは、NFTやブロックチェーンゲームに関係する暗号資産として、SAND・MANA・IMX・AXS・APEを取り扱っています。
ただし、5銘柄はすべて同じ用途を持つゲーム内通貨ではありません。
SANDとMANAはメタバース(オンライン上の仮想空間)、AXSはAxie Infinityのゲーム経済圏、IMXは複数のNFT・ゲームを支えるImmutable Chain、APEはBAYC・Otherside・ApeChainなどに関係しています。
そのため、比較するときは価格や知名度だけでなく、どのサービスで何に使われる通貨なのかを確認することが重要です。
5銘柄は関係するサービスとトークンの役割が異なる
SAND・MANA・IMX・AXS・APEは、NFTやゲームとの関係を持つ点では共通していますが、トークンが使われる場所と役割は異なります。
SANDとMANAは、それぞれThe SandboxとDecentralandという仮想空間で使われるユーティリティトークン(サービス内で使う通貨)です。AXSはAxie Infinityの運営参加やステーキング、報酬などに関係しています。
一方、IMXは特定のゲームだけで使われる通貨ではなく、Immutable Chainのネイティブトークン(ネットワークの基盤通貨)です。APEも一つのゲームだけに限定されず、Othersideでの取引やApeChainのガス代など、複数の領域で使われています。
このように、同じNFT・ゲーム関連銘柄でも、仮想空間内で使う通貨、ゲーム経済圏に関係する通貨、複数のサービスを支える基盤通貨などに分けられます。
NFT・ゲーム関連以外を含む取扱銘柄や、販売所・取引所の対応については、「コインチェックの取扱通貨一覧|銘柄数と初心者におすすめの通貨を解説」で確認できます。
SAND・MANA・IMX・AXS・APEの違いを一覧で比較
5銘柄の違いを理解するには、関係するサービスだけでなく、通貨の位置付けや実際に使用される場面まで比較する必要があります。
以下の表では、それぞれの主な違いを整理しています。
| 通貨 | 関連するサービス・ネットワーク | 主な位置付け | 使用される主な場面 | 関係する範囲 |
|---|---|---|---|---|
| サンド(SAND) | The Sandbox | メタバース内で使われる通貨 | LANDやゲーム内資産の取引、サービスへの参加など | The Sandboxを中心とする |
| ディセントラランド(MANA) | Decentraland | メタバース内で使われる通貨 | LAND・NAME・ウェアラブルの売買、意思決定への参加など | Decentralandを中心とする |
| イミュータブル(IMX) | Immutable Chain | NFT・ゲーム向けネットワークの基盤通貨 | ネットワークのガス代、ステーキング | 複数のゲームやNFTサービスに関係する |
| アクシーインフィニティ(AXS) | Axie Infinity | ゲーム経済圏の運営に関係する通貨 | ステーキング、報酬、意思決定への参加など | Axie Infinityを中心とする |
| エイプコイン(APE) | BAYC・Otherside・ApeChainなど | NFT・メタバース・ネットワークにまたがる通貨 | Othersideでの取引、ApeChainのガス代など | 複数のサービスやネットワークに関係する |
SAND・MANA・AXSは特定のサービスやゲームとの結び付きが比較的分かりやすい一方、IMXとAPEは複数のゲーム、サービス、ネットワークに関係しています。
どの銘柄もNFT・ゲーム関連という理由だけで同じ値動きをするとは限らず、関係するサービスの範囲にも違いがあります。
同じNFT・ゲーム関連でも注目するポイントは異なる
SANDとMANAを確認するときは、それぞれが使われる仮想空間の利用状況や、土地・デジタルアイテムの取引などが注目点になります。AXSでは、Axie Infinityの利用状況に加えて、ステーキングや報酬を含むゲーム経済圏の動向が関係します。
IMXは個別ゲームの人気だけでなく、Immutable Chainを利用するゲームやNFTサービスの広がりが重要です。APEも、Othersideの利用状況、ApeChain上の取引、BAYCに関連する取り組みなど、複数の領域を確認する必要があります。
したがって、5銘柄を比較するときは一律の基準で優劣を決めるのではなく、通貨が使われる場所と、その通貨を必要とする仕組みを個別に確認することが大切です。
SANDとMANAはメタバース内で使われる通貨
SANDとMANAは、どちらもオンライン上の仮想空間と結び付いた暗号資産です。SANDはThe Sandbox、MANAはDecentralandで使われており、土地やデジタルアイテムの取引などに関係しています。
ただし、The SandboxとDecentralandは別々に運営されているサービスです。
用途に共通点はありますが、SANDとMANAを相互に置き換えて使用できるわけではありません。
SANDはThe Sandboxの土地やアイテムに使われる
SANDは、The Sandboxの経済圏で使われる基軸通貨です。
The Sandboxでは、仮想空間内の土地や、ゲーム・体験の制作に使うデジタルアイテムなどがNFTとして扱われています。
SANDが使われる主な場面は、以下のとおりです。
- LAND(仮想空間内の土地NFT)を購入する
- キャラクター・装備・建物などのゲーム内資産を購入する
- クリエイターが制作したNFTをマーケットプレイスで取引する
- ゲームやイベントなどを通じて報酬を受け取る
The Sandboxでは、LAND上にゲームやイベントなどの体験を構築できるため、SANDは単にアイテムを購入するだけでなく、クリエイター・プレイヤー・土地所有者をつなぐ通貨として使われています。
ただし、The Sandboxのすべての機能を利用するたびにSANDが必要になるわけではありません。無料で参加できる体験もあるため、利用者数の増加がそのままSANDの需要増加につながるとは限らない点には注意が必要です。
MANAはDecentralandの土地やデジタルアイテムに使われる
MANAは、Decentralandの経済圏で使われる暗号資産です。
Decentralandでは仮想空間を探索するだけでなく、土地を所有してコンテンツを公開したり、アバター用のアイテムを売買したりできます。
MANAが関係する主な用途は、以下のとおりです。
- LANDや複数の土地をまとめたEstateを購入する
- アバターに付けるウェアラブルやエモートを購入する
- 固有のアバター名として使うNAMEを購入する
- 保有するMANAを投票力としてDecentralandの意思決定に参加する
Decentralandでは、MANAだけでなくLANDやNAMEの保有者も、DAO(利用者が方針を決める仕組み)を通じて運営方針に関する投票へ参加できます。
そのため、MANAはデジタルアイテムの購入だけでなく、Decentralandの運営に関係する通貨でもあります。
一方、Decentralandの探索やイベント参加には、必ずしもMANAやLANDの保有が必要なわけではありません。MANAの用途を確認するときは、無料利用できる範囲と、通貨が必要になる機能を分けて考える必要があります。
SANDとMANAでは連動する仮想空間が異なる
SANDとMANAは、土地やデジタルアイテムの取引に使われる点では共通しています。
しかし、SANDはThe Sandbox、MANAはDecentralandという異なる仮想空間の経済圏に結び付いています。
The Sandboxでは、LAND上にゲームや体験を制作し、キャラクター・装備・建物などのデジタル資産を組み合わせる活動が中心です。Decentralandでは、LAND上にコンテンツを構築するほか、イベントへの参加、利用者同士の交流、ウェアラブルやNAMEの取引などが行われています。
そのため、SANDを確認するときはThe Sandbox内のゲーム・クリエイター活動・LANDの利用状況、MANAを確認するときはDecentraland内の土地・デジタルアイテム・コミュニティ活動などが主な判断材料になります。
The SandboxとDecentralandは、別々のテーマパークのようなものです。どちらにも土地やアイテムはありますが、園内で使う通貨は共通ではありません。
SANDとMANAを比べるときは、通貨だけを見るのではなく「自分ならどちらの仮想空間を使ってみたいか」まで見比べると、違いをつかみやすいですよ。
一方のサービスが成長しても、もう一方の通貨が直接使われるわけではありません。
SANDとMANAを比較するときは、どちらもメタバース関連という共通点だけで判断せず、それぞれが連動する仮想空間の利用状況まで確認することが重要です。
AXSとAPEはゲーム・NFTから広がった経済圏に関係する
AXSとAPEは、どちらもNFTやブロックチェーンゲームとの関係を持つ暗号資産です。
ただし、AXSはAxie Infinityを中心とするゲーム経済圏、APEはBAYC・Otherside・ApeChainなどにまたがる経済圏に関係しており、通貨が使われる範囲は異なります。
AXSはゲームの運営参加やステーキング、プレイヤーへの報酬などに使われます。一方、APEはNFTコミュニティから始まり、メタバース内の取引やブロックチェーンの手数料にも用途が広がっています。
そのため、両者を比較するときは、中心となるサービスと経済圏の広がりを分けて確認する必要があります。
AXSはAxie Infinityの運営や報酬に関係する
AXSは、Axie Infinityを中心とするAxie Universeのガバナンストークン(運営参加に使う通貨)です。
Axie Infinityは、Axieと呼ばれるキャラクターNFTを使ったゲームを中心に、複数のゲームやサービスへ展開しています。
AXSを保有する利用者は、トークンを預けて報酬を受け取るステーキング(保有通貨を預ける運用)や、Axie Infinityの運営に関する意思決定へ参加できます。
また、ゲームのプレイ、ランキングイベント、トーナメント、ユーザーが制作したコンテンツなどを通じて、AXSが報酬として配布される場合もあります。
Axie Infinityでは、AXSのほかにSLPも使われていますが、両者は同じ役割を持つ通貨ではありません。
AXSは、ステーキングや運営への参加、ゲーム・イベントの報酬などに関係する通貨です。これに対してSLPは、ゲーム内で獲得でき、主にAxieを新しく誕生させるブリードに使用されます。
なお、ブリードにはSLPだけでなくAXSも必要です。
AXSはAxie Infinity経済圏の運営に関係する通貨、SLPはゲーム内で使用・消費される場面が多い通貨と整理すると、違いを理解しやすくなります。
AXSの需要を考えるときは、ゲームの利用者数だけでなく、ステーキングへの参加状況、ゲームやイベントでの報酬配布、Axie Infinity経済圏の拡大なども確認する必要があります。
ゲーム内トークンやNFT、プレイ報酬が組み合わさる仕組みについては、「GameFi(ゲームファイ)とは?仕組み・稼ぎ方・リスクと始め方を初心者向けに解説」で詳しく解説しています。
APEはOthersideやApeChainなどで使われる
APEは、Bored Ape Yacht Club(BAYC)をはじめ、OthersideやApeChainなどで構成される経済圏に関係する暗号資産です。
特定のゲーム内だけで使われる通貨ではなく、NFT、メタバース、ブロックチェーン上のサービスへ用途が広がっています。
Othersideは、BAYCなどを手掛けるYuga Labsが展開するメタバースです。APEは、Otherside内の取引やサービスを支える決済手段として使われます。
また、ApeChainでは、APEがネイティブガストークン(取引手数料に使う通貨)として採用されています。
ApeChain上で暗号資産やNFTを移動したり、アプリやゲームを利用したりするときは、取引を処理するためのガス代をAPEで支払います。
そのため、APEの用途を確認するときは、BAYCに関する話題だけを見るのではなく、Othersideの利用状況やApeChain上で提供されるゲーム・NFTサービスの広がりにも注目する必要があります。
ただし、関連するサービスや利用者が増えても、すべての活動でAPEが必要になるとは限りません。
APEの需要を考える場合は、利用者数だけでなく、実際にAPEを支払う取引や機能がどの程度利用されているかを確認することが重要です。
AXSはゲーム中心でAPEは複数のサービスにまたがる
AXSとAPEは、どちらもゲームやNFTに関係していますが、経済圏の中心は異なります。
AXSは、Axie Infinityを中心とするゲーム経済圏と強く結び付いています。ゲームの利用、ステーキング、報酬、運営への参加など、主な用途はAxie Universe内にあります。
一方、APEはBAYCに関連するNFTコミュニティだけでなく、OthersideのメタバースやApeChainのブロックチェーン基盤にも関係しています。
APEは特定の一つのゲームを中心とするよりも、複数のサービスやネットワークを横断して使われる通貨といえます。
そのため、AXSを確認するときはAxie Infinityのゲーム経済圏、APEを確認するときはNFT・メタバース・ApeChainを含む広い経済圏を見る必要があります。
AXSはゲームを中心とする通貨、APEは複数のサービスやネットワークにまたがる通貨という違いを押さえておきましょう。
AXSを見るときは、まずAxie Infinityのゲームが使われているかを確認すれば大丈夫です。
APEは確認する範囲がもう少し広く、OthersideだけでなくApeChain上のゲームやサービスも見ないと、経済圏全体の動きはつかみにくいですよ。
IMXはNFT・ゲームを支えるImmutable Chainの基盤通貨
IMXは、NFTやWeb3ゲーム向けに構築されたImmutable Chainの基盤通貨です。
SAND・MANA・AXSのように特定の仮想空間やゲームを中心に使われる通貨ではなく、複数のゲームやNFTサービスが利用するネットワークに関係しています。
そのため、IMXを確認するときは一つのゲームの利用者数だけでなく、Immutable Chainを採用するゲームやサービスの広がり、ネットワーク上の取引状況などを見る必要があります。
個別ゲームの経済圏ではなく、複数のゲームを支える基盤に関係することが、ほかのNFT・ゲーム関連銘柄との大きな違いです。
IMXは特定のゲームだけに結び付いた通貨ではない
Immutableでは、ゲーム内のキャラクターや装備などをNFTとして発行したり、ゲーム内通貨をブロックチェーン上で管理したりするための環境が提供されています。
ゲーム開発者はImmutable Chainを利用することで、NFTの発行・移動・売買などをゲームへ組み込めます。
このため、IMXは一つのゲーム内でのみ使用される通貨ではありません。
Immutable Chain上に構築された複数のゲームやNFTサービスに共通する、ネットワーク側の通貨として位置付けられています。
SANDやAXSが特定の施設やゲームと結び付いた通貨だとすれば、IMXは複数のゲームが利用する道路やインフラに近い存在です。
そのため、IMXを見るときは一つの人気ゲームだけで判断せず、Immutable Chainを使うゲームやサービスが全体として増えているかを確認しましょう。
SANDはThe Sandbox、MANAはDecentraland、AXSはAxie Infinityとの結び付きが比較的強い通貨です。
一方、IMXはImmutable Chainを利用する複数のプロジェクトに関係するため、特定の一作品だけではなく、ネットワーク全体の利用状況が重要になります。
なお、以前利用されていたImmutable Xは、2026年初頭にImmutable Chainへ統合されています。
古い情報ではImmutable Xと記載されている場合がありますが、現在はImmutable Chainを基準に確認する必要があります。
IMXはガス代やステーキングに使われる
IMXは、Immutable Chainのネイティブトークン(ネットワークの基盤通貨)です。
Immutable Chain上では、取引を処理するためのガス代や、IMXを預けて報酬を受け取るステーキングに利用されます。
ガス代(取引処理に必要な手数料)は、NFTや暗号資産を移動したり、ブロックチェーン上の処理を実行したりするときに発生する手数料です。
Immutable ChainではIMXがガス代の支払いに使われるため、ネットワーク上の取引を処理する役割を持っています。
ただし、Immutableではゲーム運営者などが利用者に代わってガス代を負担できる仕組みも提供されています。
そのため、プレイヤーがゲームを利用するたびに、自分でIMXを購入してガス代を支払うとは限りません。
また、IMXはステーキング(通貨を預けて報酬を得る仕組み)にも利用できます。
IMXの用途を確認するときは、ゲーム内の決済通貨として見るだけでなく、ガス代やステーキングを通じてネットワークを支える通貨として捉えることが大切です。
IMXの技術的な仕組みはレイヤー2関連記事で確認する
本記事では、IMXをNFT・ゲーム関連銘柄として比較するため、Immutable Chainの詳しい技術構造までは扱いません。
Immutable Chainとイーサリアムの関係、ゲーム向けネットワークとしての特徴、IMXとPOLの違いについては、「コインチェックのレイヤー2関連銘柄一覧|IMX・POLの違いと選び方」で詳しく整理しています。
5銘柄を比較するときは利用場所とトークン需要を見る
SAND・MANA・IMX・AXS・APEを比較するときは、通貨の単価や知名度だけで判断するのではなく、どのサービスで何に使われるのかを確認することが重要です。
NFT・ゲーム関連銘柄は、関連サービスの利用者が増えただけで需要が高まるとは限りません。
実際にトークンが必要になる機能や、市場へ新たに供給される数量まで確認する必要があります。
5銘柄を比較するときは、次の順番で確認すると違いを整理しやすくなります。
- トークンが必要になる場面を確認する
- 特定のゲームやサービスへの依存度を確認する
- 利用者の増加がトークン需要につながるか確認する
- 報酬配布やトークン供給量を確認する
トークンが必要になる場面を確認する
最初に確認したいのは、各トークンが実際に使用・消費される場面です。
同じNFT・ゲーム関連銘柄でも、トークンが必要になる理由は異なります。
5銘柄には、NFTやアイテムの購入、ネットワーク手数料、ステーキング、運営参加、報酬など、それぞれ異なる用途があります。
このように、トークンの用途には、NFTやアイテムの購入、ネットワーク手数料、ステーキング、報酬などがあります。
利用者がどの機能を使うときにトークンを必要とするのかを確認することで、需要が生まれる仕組みを整理できます。
ただし、報酬として受け取れることは、購入需要が生まれることと同じではありません。配布されたトークンが市場で売却されれば、供給を増やす要因になる場合もあります。
特定のゲームやサービスへの依存度を確認する
次に、各トークンがどの範囲のサービスと結び付いているかを確認します。
SANDはThe Sandbox、MANAはDecentraland、AXSはAxie Infinityとの関係が比較的強い通貨です。
そのため、関連する仮想空間やゲームの利用者数、アップデート、運営方針などの影響を受けやすくなります。
一方、IMXはImmutable Chainを利用する複数のゲームやNFTサービスに関係しています。APEもBAYCだけでなく、OthersideやApeChainなど複数の領域にまたがっています。
特定サービスへの結び付きが強い通貨は、確認する対象が分かりやすい反面、そのサービスの利用低下や方針変更による影響を受けやすいと考えられます。
複数のサービスに関係する通貨は、一つのサービスだけに依存しにくい可能性がありますが、どのサービスが実際のトークン需要を生み出しているのかが分かりにくい場合もあります。
利用者の増加が通貨需要に直結するとは限らない
ゲームやメタバースの利用者が増えることは、関連銘柄にとって注目材料の一つです。
ただし、利用者数が増えれば、同じ割合でトークン需要も増えるとは限りません。
ゲームを無料で始められる場合や、運営者がガス代を負担する場合、トークンを保有しなくても主要機能を利用できる場合には、新しい利用者が増えても通貨を購入する必要がないことがあります。
お店の来店客が増えても、無料サービスだけを利用して帰る人が多ければ、商品の売上は増えませんよね。NFT・ゲーム関連銘柄も同じです。
気になる銘柄があったら、価格を見る前に「トークンが必要な機能」「無料で使える範囲」「今後配布される数量」の3点をメモしてみましょう。
反対に、土地やNFTの購入、ネットワーク手数料、ステーキングなどにトークンが必要であれば、利用拡大が需要につながる可能性があります。
そのため、利用者数だけを見るのではなく、利用者がトークンを購入・保有・使用する必要がある仕組みになっているかを確認することが大切です。
また、トークンを必要とする機能があっても、利用頻度が低い場合や、一度購入すれば繰り返し使える場合には、継続的な需要が生まれにくいこともあります。
報酬配布やトークン供給量も確認する
トークン需要を確認するときは、利用者が購入する数量だけでなく、市場へ新たに供給される数量も見る必要があります。
NFT・ゲーム関連銘柄では、ゲームのプレイ報酬、ランキング報酬、ステーキング報酬などとして、利用者へトークンが配布される場合があります。
また、プロジェクトによっては、運営チームや開発者、初期投資家などに割り当てられたトークンが、決められた時期に順次市場へ出ることがあります。
関連サービスの成長によってトークン需要が増えても、それ以上の数量が報酬やロック解除によって市場へ供給されれば、需給が緩む場合があります。
反対に、市場へ出る数量が限られていても、トークンを必要とする機能がほとんど利用されなければ、継続的な需要が生まれるとは限りません。
利用場所による需要と、報酬配布・ロック解除による供給の両方を確認することが重要です。
供給状況を調べるときは、最高発行枚数だけでなく、現在市場に流通している数量や、今後の配布・ロック解除の予定も確認します。
SAND・MANA・IMX・AXS・APEを比較する場合も、関連サービスの知名度だけで選ばず、トークンが必要になる仕組みと市場へ供給される数量を合わせて判断しましょう。
コインチェックのNFT・ゲーム関連銘柄に関するよくある質問
コインチェックで取り扱うSAND・MANA・IMX・AXS・APEは、いずれもNFTやゲームに関係していますが、通貨の役割や使われる場所は異なります。
ここでは、5銘柄の分類やCoincheck NFTとの違いなど、本文を読んだ後に残りやすい疑問へ回答します。
5銘柄はすべてゲーム内通貨ですか?
SAND・MANA・IMX・AXS・APEは、すべてが特定のゲーム内だけで使われる通貨ではありません。
SANDとMANAは、それぞれThe SandboxとDecentralandという仮想空間に関係しています。AXSはAxie Infinityの運営参加やステーキング、報酬などに使われる通貨です。
一方、IMXは複数のNFT・ゲームを支えるImmutable Chainの基盤通貨であり、APEはBAYC・Otherside・ApeChainなど複数のサービスやネットワークに関係しています。
そのため、5銘柄を一律にゲーム内通貨として扱うのは適切ではありません。
SANDとMANAの違いは何ですか?
SANDとMANAは、どちらもメタバース内の土地やデジタルアイテムなどに関係する通貨ですが、使われる仮想空間が異なります。
SANDはThe Sandbox、MANAはDecentralandの経済圏で使われます。
用途には共通点があるものの、別々のサービスで使用されるため、SANDをDecentralandで使用したり、MANAをThe Sandboxで使用したりすることはできません。
比較するときは、通貨の用途だけでなく、The SandboxとDecentralandそれぞれの利用状況やサービス内容を確認する必要があります。
IMXはゲーム内で使用する通貨ですか?
IMXは、特定のゲームだけで使用するゲーム内通貨ではありません。
Immutable Chainのネイティブトークンとして、ネットワーク上の取引に必要なガス代やステーキングに使われます。Immutable Chain上には複数のゲームやNFTサービスが構築されるため、IMXはそれらを支えるネットワーク側の通貨です。
ゲームによっては独自のゲーム内通貨も使用されるため、Immutable Chainの基盤通貨であるIMXと、各ゲームが発行する通貨は別のものとして整理しましょう。
Coincheck NFTとNFT・ゲーム関連銘柄は同じものですか?
Coincheck NFTと、SAND・MANA・IMX・AXS・APEなどの暗号資産は同じものではありません。
Coincheck NFTは、ゲーム内アイテムやデジタルアートなどのNFTを購入・出品できるマーケットプレイスです。
一方、本記事で扱っている5銘柄は、メタバース、ゲーム経済圏、ブロックチェーン基盤などに関係する暗号資産です。
Coincheck NFTの取扱商品や購入・出品・入出庫の方法については、「Coincheck NFTとは?特徴・取扱商品・売買方法・注意点を解説」で詳しく整理しています。
関連銘柄を購入すればNFTも所有できますか?
SAND・MANA・IMX・AXS・APEを購入しただけでは、LANDやゲーム内アイテムなどのNFTを所有したことにはなりません。
暗号資産とNFTは、どちらもブロックチェーン上で管理される資産ですが、それぞれ別のものです。
関連銘柄はサービス内の支払い、ガス代、ステーキング、運営参加などに使われますが、NFTを所有するには対象のNFTを別途購入または取得する必要があります。
NFTと通常の暗号資産の違いや、NFTの所有を記録する仕組みについては、「NFTとは?特徴・仕組み・活用事例をわかりやすく解説【初心者向け】」で詳しく解説しています。
まとめ|5銘柄は関係するサービスと役割が異なる
コインチェックで取り扱うSAND・MANA・IMX・AXS・APEは、いずれもNFTやゲームに関係する暗号資産ですが、使われるサービスやトークンの役割は異なります。
SANDはThe Sandbox、MANAはDecentralandというメタバースの経済圏で使われます。AXSはAxie Infinityの運営参加やステーキング、報酬などに関係する通貨です。
IMXは特定のゲーム内通貨ではなく、複数のNFT・ゲームを支えるImmutable Chainの基盤通貨です。APEはBAYC・Otherside・ApeChainなどに関係し、NFTやメタバースに加えて、ネットワークのガス代にも使われます。
5銘柄を比較するときは、NFT・ゲーム関連という分類や通貨の単価だけで判断せず、どのサービスで何のために使われ、どの場面でトークン需要が生まれるのかを確認することが重要です。
また、利用者が増えても、無料で利用できる機能が多ければトークン需要に直結しない場合があります。ゲーム報酬やステーキング報酬、ロック解除などによって市場へ供給される数量も含め、それぞれの経済圏と需要・供給の仕組みを比較しましょう。
コインチェック取扱通貨関連







