
Coincheckで暗号資産を購入しようとしても、通貨名や価格を見ただけでは、どれを選べばよいのか判断しにくいものです。
ビットコインやイーサリアム以外にも多くの通貨があり、それぞれ作られた目的や利用されるサービスが異なります。
また、Coincheckでは通貨によって購入できる場所が異なるため、気になる通貨が販売所と取引所のどちらに対応しているのかも確認が必要です。
通貨を選ぶときは、価格だけでなく、購入場所と通貨の役割をあわせて見ることが大切です。
本記事では、Coincheckの取扱通貨35銘柄を販売所・取引所の対応別に整理したうえで、初心者が検討しやすいBTC・ETHや、送金、アプリ基盤、NFT・ゲームなどに関係する通貨を紹介します。
どこで購入でき、何に使われる通貨なのかを比較しながら、自分が理解しやすい通貨を探していきましょう。
コインチェックの取扱通貨は35銘柄
Coincheckでは、2026年7月時点で35銘柄の暗号資産を取り扱っています。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要通貨だけでなく、送金、NFT、ブロックチェーンゲーム、レイヤー2、IEOなど、異なる用途や成り立ちを持つ通貨も含まれています。
ただし、35銘柄すべてを同じ方法で購入できるわけではありません。
Coincheckには販売所と取引所があり、両方に対応する通貨のほか、どちらか一方でのみ売買できる通貨があります。
初めて暗号資産を購入する場合は、BTCやETHのように市場で広く知られている通貨が候補になります。
そのほかにも、送金やアプリ基盤、NFT・ゲームなど、異なる目的を持つ通貨から選べます。
35銘柄には販売所・取引所のいずれかで扱う通貨を含む
Coincheckの「取扱通貨35銘柄」は、販売所と取引所の両方で売買できる通貨だけを数えたものではありません。
販売所と取引所の両方に対応する通貨、販売所だけに対応する通貨、取引所だけに対応する通貨を合わせた数です。
そのため、35銘柄という数字は「販売所で35銘柄すべてを購入できる」という意味ではありません。
通貨によって利用できる売買方法が異なるため、この記事では35銘柄を販売所・取引所の対応別に分けて紹介します。
なお、この記事に記載する取扱数や対応状況は、2026年7月時点の情報です。
新しい通貨の追加や取扱終了、一時的な売買停止などによって、対象通貨は変わる場合があります。
販売所と取引所では買える通貨が異なる
Coincheckの販売所(Coincheckと直接売買)と取引所(板を使って注文する場所)では、対応している通貨が異なります。
販売所ではCoincheckが提示する価格で暗号資産を売買します。
一方、取引所では売り手と買い手の注文が並ぶ板を使い、希望する価格や数量を指定して取引します。
通貨によっては販売所と取引所の両方で売買できますが、販売所だけ、または取引所だけに対応している通貨もあります。
購入したい通貨によって、利用する売買場所も変わります。
35銘柄あると聞くと、すべて同じ画面で買えるように感じますよね。
イメージとしては、同じお店の中でも商品によって売り場が違う状態です。買いたい通貨が決まったら、販売所と取引所のどちらに対応しているかを先に確認しておきましょう。
次章では、35銘柄を「両方に対応」「販売所だけに対応」「取引所だけに対応」の3つに分け、購入場所と通貨の特徴を一覧で紹介します。
主要通貨から特徴的なアルトコインまで揃っている
Coincheckでは、暗号資産市場を代表するビットコインや、分散型アプリの基盤となるイーサリアムを取り扱っています。
初めて暗号資産を購入する人が検討しやすい主要通貨を扱っている点が特徴です。
さらに、国際送金や決済に関係する通貨、ブロックチェーン上のアプリを支える通貨、外部データとの連携に使われる通貨なども含まれています。
同じ暗号資産でも、通貨によって作られた目的やネットワーク上での役割は異なります。
そのほか、レイヤー2、NFT・ブロックチェーンゲーム、ミーム、IEOなど、特定の技術やサービスと結び付いた通貨も取り扱っています。
Coincheckの35銘柄は、主要通貨だけでなく、用途やテーマの異なるアルトコインまで選択肢が広がっています。
コインチェック取扱通貨35銘柄一覧
Coincheckの取扱通貨35銘柄は、販売所と取引所の対応状況によって3つに分かれます。
販売所と取引所の両方に対応する通貨は26銘柄、販売所だけに対応する通貨は8銘柄、取引所だけに対応する通貨は1銘柄です。
以下の表では、通貨名から各通貨の辞書ページへ移動できます。
同じCoincheckの取扱通貨でも、決済や送金に使われる通貨、ブロックチェーンアプリの基盤となる通貨、NFTやゲームと関係する通貨など、役割はそれぞれ異なります。
販売所と取引所の両方で買える通貨
販売所と取引所の両方に対応している通貨は、次の26銘柄です。
BTCやETHなどの主要通貨に加え、送金、NFT・ゲーム、ミーム、IEOなど、異なる用途を持つ通貨が含まれています。
| 通貨名 | シンボル | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ビットコイン | BTC | 発行上限が定められた、暗号資産市場を代表する通貨 |
| イーサリアム | ETH | スマートコントラクトや分散型アプリの基盤となる通貨 |
| イーサリアムクラシック | ETC | イーサリアムから分岐して誕生したブロックチェーン |
| リスク | LSK | Web3アプリの開発環境を提供するLiskで使われる通貨 |
| エックスアールピー | XRP | 国境を越えた送金や通貨間決済の効率化を目指す通貨 |
| ネム | XEM | 送金や独自トークンの発行に対応するNEMの通貨 |
| ビットコインキャッシュ | BCH | 決済での利用を重視してビットコインから分岐した通貨 |
| モナコイン | MONA | 日本のインターネットコミュニティから生まれた通貨 |
| アイオーエスティー | IOST | 高速処理を意識して設計されたアプリ開発基盤の通貨 |
| フィナンシェトークン | FNCT | コミュニティ型サービスFiNANCiEで使われる通貨 |
| チリーズ | CHZ | スポーツチームなどのファントークン購入に使われる通貨 |
| イミュータブル | IMX | NFTやブロックチェーンゲーム向けのレイヤー2関連通貨 |
| ラップドビットコイン | WBTC | ビットコインの価値をイーサリアム上で扱うための通貨 |
| シバイヌ | SHIB | ミームから誕生し、独自のサービスを広げる通貨 |
| アバランチ | AVAX | 高速処理と複数の独自チェーン構築に対応する基盤通貨 |
| ブリリアンクリプトトークン | BRIL | ゲーム「Brilliantcrypto」の経済圏で使われる通貨 |
| ブラッドクリスタル | BC | ブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt」の関連通貨 |
| ドージコイン | DOGE | インターネット上のミームから誕生した決済通貨 |
| ソラナ | SOL | 高速かつ低コストな処理を強みにするアプリ基盤の通貨 |
| ザ・グラフ | GRT | ブロックチェーン上のデータを整理して提供する通貨 |
| ディセントラランド | MANA | 仮想空間Decentraland内の土地やアイテムに使われる通貨 |
| マスクネットワーク | MASK | 既存SNS上でWeb3機能を利用するための関連通貨 |
| ペペ | PEPE | カエルのキャラクターを題材にしたミームコイン |
| ファンプラ | FPL | ファン活動やデジタル特典と結び付いた通貨 |
| トロン | TRX | コンテンツ配信や分散型アプリに使われる基盤通貨 |
| スイ | SUI | NFTやゲームにも活用される高速処理型の基盤通貨 |
なお、ネム(XEM)とブラッドクリスタル(BC)は、2026年7月時点でCoincheck販売所での購入が一時停止されています。
取引所には対応していますが、販売所から新たに購入できる状態ではありません。
また、ブラッドクリスタル(BC)は、2026年8月26日14時にCoincheckでの取扱いが廃止される予定です。
販売所だけで買える通貨
Coincheck販売所だけに対応している通貨は、次の8銘柄です。
これらの通貨は、Coincheckが提示する販売価格で購入できますが、取引所の板を使った注文には対応していません。
| 通貨名 | シンボル | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ライトコイン | LTC | ビットコインを基に、送金速度や決済利用を意識した通貨 |
| ステラルーメン | XLM | 国境を越えた送金や少額決済を支えるStellarの通貨 |
| サンド | SAND | メタバースゲーム「The Sandbox」で使われる通貨 |
| ポルカドット | DOT | 異なるブロックチェーン同士の連携を目指す基盤通貨 |
| チェーンリンク | LINK | 外部データをブロックチェーンへ届けるオラクル関連通貨 |
| ポリゴン | POL(旧MATIC) | イーサリアムの処理負荷や手数料を抑える拡張基盤の通貨 |
| エイプコイン | APE | NFTやゲーム、コミュニティ運営に使われる通貨 |
| アクシーインフィニティ | AXS | ゲーム「Axie Infinity」の運営や報酬に関わる通貨 |
取引所だけで買える通貨
Coincheck取引所だけに対応している通貨は、ダイ(DAI)の1銘柄です。
DAIは販売所から購入できないため、ブラウザ版のCoincheck取引所で注文します。
| 通貨名 | シンボル | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ダイ | DAI | 米ドルに連動した価格を目指す分散型ステーブルコイン |
DAIは、BTCやETHのような大きな値上がりを目的とした通貨ではなく、暗号資産市場の中で価格変動を抑えた資産として利用される通貨です。
国内ではCoincheckだけが扱う通貨
国内の暗号資産交換業者全体で比べると、2026年7月22日時点で、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)、ブラッドクリスタル(BC)、ファンプラ(FPL)の3銘柄はCoincheckだけが取り扱っています。
3銘柄はいずれもBTCやETHのようなブロックチェーン全体の基盤通貨ではなく、ゲームやファンコミュニティなど、特定のサービスと結び付いている点が共通しています。
| 通貨名 | シンボル | 主な用途・特徴 |
|---|---|---|
| ブリリアンクリプトトークン | BRIL | ゲーム内で採掘した宝石の取引などに使われる通貨 |
| ブラッドクリスタル | BC | ゲーム内アイテムや経済圏と結び付いた通貨 |
| ファンプラ | FPL | アーティストの応援やデジタル特典に使われる通貨 |
ただし、ブラッドクリスタル(BC)は2026年8月26日に取扱廃止予定です。
廃止後は、国内でCoincheckだけが扱う通貨からBCが外れ、BRILとFPLの2銘柄になります。
初心者におすすめの通貨
Coincheckで初めて暗号資産を購入する場合は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が候補になります。
どちらも暗号資産市場を代表する通貨ですが、作られた目的や役割は異なるため、まずは2通貨の違いを押さえておきましょう。
| 通貨 | 主な役割 | 最初の候補にしやすい理由 |
|---|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 送金や価値の保存に使われるデジタル資産 | 暗号資産市場を代表し、ほかの通貨を知る基準になる |
| イーサリアム(ETH) | アプリやサービスを動かすブロックチェーン基盤 | アルトコインやWeb3サービスの仕組みを理解しやすい |
最初の候補はビットコイン
ビットコイン(BTC)は、2009年に運用が始まった暗号資産です。
銀行や決済事業者などの中央管理者を介さず、利用者同士で資産を送れる仕組みを持っています。
発行できる数量には上限があり、新しいBTCはマイニングによって発行されます。
通貨の発行や取引記録を特定の企業が管理するのではなく、世界各地の参加者によってネットワークが維持されています。
ビットコインは、決済や送金に利用されるほか、発行上限が定められたデジタル資産として保有されています。
暗号資産市場全体の値動きにも大きな影響を与えるため、ほかの通貨を知るうえでの基準になる通貨です。
ただし、ビットコインであっても価格が安定しているわけではありません。
法定通貨や預貯金とは異なり、短期間で価格が大きく変動することがあります。
アルトコインならイーサリアム
イーサリアム(ETH)は、ブロックチェーン上でアプリやサービスを動かすために利用される通貨です。
ビットコインが主に送金や価値の保存を目的とするのに対し、イーサリアムはプログラムを実行できる点に特徴があります。
イーサリアムでは、契約内容をプログラムとして実行するスマートコントラクト(契約を自動実行する仕組み)を利用できます。
この仕組みを使い、金融サービス、NFT、ゲーム、取引サービスなど、さまざまな分散型アプリ(中央管理者のいないアプリ)が作られています。
ETHは、これらのサービスを利用するときの手数料や、ネットワークを維持するためのステーキングなどに使われます。
単なる送金用の通貨ではなく、イーサリアム上で動くサービスを支える基盤通貨です。
イーサリアムの役割を知ると、NFT、DeFi、レイヤー2など、ほかのアルトコインが関係する分野も理解しやすくなります。
BTC以外の通貨を初めて選ぶ場合は、用途の広いETHが候補になります。
初心者は値動きだけで通貨を選ばない
暗号資産を選ぶときは、1枚あたりの価格や直近の上昇率だけで判断しないことが大切です。
1枚の価格が安くても、発行数量が多ければ通貨全体の価値が小さいとは限らず、価格が上昇した直後に大きく下落する場合もあります。
通貨ごとの違いを知るために、少なくとも次の点を整理しておきます。
- 何を目的に作られた通貨なのか
- ブロックチェーン上でどのように使われるのか
- 通貨を利用するサービスや経済圏が存在するか
- 価格がどのような要因で変動しやすいか
気になる通貨が見つかっても、すぐに買わなくて大丈夫です。
まずは「何のための通貨か」「どこで使われるか」「価格が動く理由」を、自分の言葉で1〜2行にまとめてみましょう。説明できない部分があれば、購入額を決める前にそこだけ確認しておくと安心です。
BTCとETHは役割が異なるため、両方を知ることで、送金用の通貨とアプリ基盤の通貨の違いを学べます。
価格だけではなく、通貨の目的や使われ方を説明できるものから選ぶことが、ほかの通貨へ選択肢を広げる土台になります。
慣れてきたら検討したい通貨
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の違いを理解した後は、Coincheckで扱うほかの通貨にも選択肢を広げられます。
通貨によって、送金を効率化するもの、アプリを動かす基盤になるもの、ブロックチェーンへ外部データを届けるものなど、作られた目的は異なります。
ここでは、役割の違いが分かりやすいXRP、XLM、SOL、LINKを紹介します。
価格や知名度だけではなく、それぞれの通貨がどのネットワークで何に使われるのかを中心に見ていきます。
国際送金の効率化を目指すXRP
エックスアールピー(XRP)は、XRP Ledgerで利用される暗号資産です。
XRP Ledgerは、異なる国や通貨の間で資産を移動し、決済を処理するための仕組みを備えています。
従来の国際送金では、複数の金融機関を経由することで、着金までに時間がかかったり、複数の手数料が発生したりする場合があります。
XRP Ledgerでは、取引を短時間で処理できるため、国境を越えた送金や決済を効率化する用途で利用されています。
XRP Ledgerでは、送る通貨と受け取る通貨が異なるクロスカレンシー決済(異なる通貨間の決済)にも対応しています。
たとえば、ある法定通貨から別の法定通貨へ交換する際に、XRPをブリッジ通貨(通貨間を仲介する資産)として経由させることで、交換経路をつなげられます。
XRPは、BTCのように発行上限を設けて段階的に新規発行される通貨ではなく、ネットワークの開始時に全数量が発行されています。
価値の保存を主な役割とするBTCとは異なり、送金や通貨間決済での利用を重視した通貨です。
国境を越えた送金・決済を支えるステラルーメン
ステラルーメン(XLM)は、Stellarネットワークのネイティブ通貨(ネットワーク固有の通貨)です。
Stellarは、法定通貨やデジタル資産をネットワーク上で発行し、国境を越えて送金・交換できるブロックチェーンとして利用されています。
Stellar上では、送金者が保有する通貨と受取人が希望する通貨が異なる場合でも、ネットワーク上の交換経路を使って決済できます。
個人間の送金だけでなく、海外送金、給与の支払い、企業間決済などにも利用できる仕組みです。
XLMは、Stellar上で送金される資産そのものとして使われるほか、取引手数料の支払いやアカウントの最低残高にも使われます。
少額の手数料と最低残高を設けることで、大量の不要な取引やアカウントがネットワークを圧迫することを防いでいます。
XRPとXLMは、どちらも送金や決済に関係する通貨ですが、同じ仕組みではありません。
XLMは、複数の法定通貨やデジタル資産をStellar上で発行・交換し、国境を越えて移動させるネットワークを支える通貨です。
高速処理を強みにするソラナ
ソラナ(SOL)は、ブロックチェーン「Solana」で使われる通貨です。
Solanaは、多数の取引を高速かつ低コストで処理できるように設計され、ブロックチェーン上でアプリやサービスを動かす基盤として利用されています。
Solana上では、暗号資産の交換や貸し借りを行うDeFi(金融サービスを自動化)、NFTの発行・売買、ブロックチェーンゲーム、決済サービスなどが展開されています。
処理速度と手数料の低さを生かし、利用者が頻繁に取引するサービスにも使われています。
SOLは、Solana上で暗号資産を送ったり、アプリを利用したりするときのネットワーク手数料に使われます。
また、SOLをバリデーターへ預けるステーキング(ネットワーク維持に参加)にも利用されます。
SOLは、Solanaの値動きを表すだけの資産ではありません。
取引手数料の支払い、アプリやサービスの利用、ステーキングを通じたネットワークの維持に使われる基盤通貨です。
ETHとSOLは、どちらもアプリを動かすブロックチェーンの基盤通貨です。
ただし、利用するネットワークや処理方法、構築されているサービスは異なるため、SOLを知ることでイーサリアム以外のアプリ基盤にも理解を広げられます。
外部データをブロックチェーンへ届けるチェーンリンク
チェーンリンク(LINK)は、ブロックチェーン上のスマートコントラクトと、外部にあるデータやシステムをつなぐChainlinkで使われる通貨です。
XRPやXLMのような送金、SOLのようなアプリ基盤とは異なり、ブロックチェーンサービスへ必要な情報を届ける役割と関係しています。
スマートコントラクトは、ブロックチェーン内に記録された情報だけでは、現実世界の価格、天候、試合結果などを直接取得できません。
Chainlinkは、外部データを取得してブロックチェーンへ届けるオラクル(外部情報を届ける仕組み)を提供しています。
たとえば、DeFiで暗号資産を担保に資金を借りる場合、担保となる通貨の現在価格が必要です。
Chainlinkのデータフィードを利用することで、スマートコントラクトは外部から提供された価格情報を基に処理を実行できます。
Chainlinkが価格や天候などのデータを作成しているわけではありません。
複数のデータ提供元やノードから情報を集め、スマートコントラクトが利用できる形でブロックチェーンへ届けることが主な役割です。
LINKは、Chainlinkのオラクルサービスを動かすための支払いや、サービスの信頼性を高めるステーキングに使われます。
ブロックチェーンと外部データの間をつなぎ、DeFiなどのサービスが現実の情報を利用できるようにする通貨です。
目的やテーマ別の取扱通貨
Coincheckの取扱通貨は、送金や決済に使われる通貨、ブロックチェーン上のアプリを支える通貨、NFTやゲームと結び付いた通貨など、目的や役割によって分けられます。
通貨名だけでは違いが分かりにくい場合は、興味のあるサービスやテーマから見ることで、それぞれの特徴をつかみやすくなります。
ここでは、Coincheckの取扱通貨をレイヤー2、NFT・ブロックチェーンゲーム、ミーム、IEO、積立の5つに分けて紹介します。
同じ通貨が複数のテーマに含まれる場合もあるため、分類だけでなく、実際にどのようなネットワークやサービスで使われるのかも見ていきます。
レイヤー2関連の通貨
レイヤー2(処理を補助する拡張技術)は、イーサリアムなどのブロックチェーンが抱える処理速度や手数料の課題を補うための仕組みです。
すべての取引を元のブロックチェーン上で直接処理するのではなく、一部の処理を別の仕組みに移すことで、混雑や利用コストを抑えます。
レイヤー2は、混雑した道路に新しいバイパスを作るようなイメージです。
元のブロックチェーンだけに処理を集中させず、別の経路も使うことで、待ち時間や手数料を抑えやすくします。
Coincheckでは、イミュータブル(IMX)とポリゴン(POL)を取り扱っています。
IMXはNFTやブロックチェーンゲームに特化したImmutableの経済圏で使われ、POLはPolygonのネットワーク運営やステーキングなどに使われる通貨です。
どちらもイーサリアムの利用を支える点は共通していますが、IMXはNFT・ゲーム分野との結び付きが強く、POLは複数のブロックチェーンをつなぐPolygonの基盤を支える役割を持っています。
Coincheckで扱う2銘柄の違いは、コインチェックのレイヤー2関連銘柄一覧|IMX・POLの違いと選び方で詳しく紹介しています。
NFT・ブロックチェーンゲーム関連の通貨
Coincheckでは、NFTやブロックチェーンゲームに関係する通貨として、SAND、MANA、IMX、AXS、APEなどを取り扱っています。
これらはすべてゲームに使われる同じ種類の通貨ではなく、それぞれ異なるサービスや経済圏と結び付いています。
SANDは「The Sandbox」、MANAは「Decentraland」という仮想空間で、土地やアイテムの売買などに使われます。
AXSはゲーム「Axie Infinity」の運営や報酬、APEはNFTやゲーム、コミュニティの運営に関係する通貨です。
IMXはゲーム内で直接使う通貨というより、NFTやブロックチェーンゲームを動かすためのImmutableの基盤を支えています。
ゲーム内通貨、仮想空間の決済通貨、サービス基盤の通貨では役割が異なるため、関連するゲームやプロジェクトまで含めて知ることが大切です。
各通貨が関係するサービスや役割の違いは、コインチェックのNFT・ゲーム関連銘柄一覧|SAND・MANA・IMX・AXS・APEを比較で紹介しています。
ミームコイン・コミュニティ型の通貨
ミームコイン(話題や文化から生まれた通貨)は、インターネット上のキャラクターやジョーク、コミュニティをきっかけに広がった通貨です。
Coincheckでは、DOGE、SHIB、MONA、PEPEなどを取り扱っています。
DOGEは犬の画像を使ったインターネットミームから誕生し、送金や決済にも使われてきました。
SHIBはミームコインとして始まりながら、独自のブロックチェーンやサービスへ経済圏を広げています。
MONAは日本のインターネットコミュニティから生まれ、投げ銭や決済などに使われてきた通貨です。
PEPEはカエルのキャラクターを題材にした通貨で、実用的な機能よりもコミュニティや話題性との結び付きが強くなっています。
同じミームコインでも、決済で利用されてきた通貨と、コミュニティを中心に広がった通貨では特徴が異なります。
4銘柄の成り立ちや用途は、コインチェックのミームコイン・草コイン一覧|DOGE・SHIB・MONA・PEPEの特徴を比較で詳しく紹介しています。
Coincheck IEOから上場した通貨
IEO(取引所を通じた新規販売)は、暗号資産交換業者がプロジェクトや通貨を審査し、利用者へ販売する仕組みです。
Coincheckでは、Coincheck IEOを通じて販売された通貨も取り扱っています。
フィナンシェトークン(FNCT)は、スポーツチームやクリエイターなどのコミュニティを支援する「FiNANCiE」の経済圏で使われる通貨です。
コミュニティへの貢献に対する報酬や、サービス内の活動と結び付いています。
ブリリアンクリプトトークン(BRIL)は、ゲーム「Brilliantcrypto」の経済圏で使われます。
ゲーム内で採掘したデジタル宝石とブロックチェーン上の資産を結び付けるために利用される通貨です。
FNCTとBRILは、どちらもCoincheck IEOから上場した通貨ですが、前者はコミュニティ、後者はブロックチェーンゲームと結び付いています。
それぞれのプロジェクトや用途の違いは、コインチェックのIEO関連銘柄一覧|FNCT・BRILの特徴と選び方で紹介しています。
積立に対応している通貨
Coincheckつみたてでは、ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨に加え、複数のアルトコインを一定の間隔で購入できます。
毎回自分で注文するのではなく、設定した金額を継続して購入するため、長期的に保有したい通貨を少しずつ買う方法として利用できます。
ただし、積立に対応していること自体が、その通貨の価格上昇や安全性を示すわけではありません。
BTCとETHでは役割が異なり、送金系、アプリ基盤、NFT・ゲーム、ミームなどのアルトコインも、それぞれ値動きや使われ方が異なります。
積立する通貨を決める場合も、毎月の購入額だけでなく、その通貨が何を目的に作られ、どのネットワークやサービスで利用されているのかを知ることが重要です。
対応通貨と各銘柄の特徴は、Coincheckつみたて対応銘柄一覧|積立する通貨の選び方を解説で紹介しています。
コインチェックの取扱通貨に関するよくある質問
Coincheckの取扱通貨について、販売所で買える銘柄、アプリからの購入、取扱廃止、新しい通貨の追加など、よくある疑問に回答します。
35銘柄すべてを販売所で購入できますか?
いいえ、35銘柄すべてを販売所で購入できるわけではありません。
Coincheckの35銘柄には、販売所と取引所の両方に対応する通貨だけでなく、販売所または取引所のどちらか一方だけに対応する通貨も含まれています。
たとえば、ダイ(DAI)は取引所だけに対応しており、販売所では購入できません。
35銘柄という数字は販売所だけの取扱数ではなく、Coincheck全体で扱う通貨数です。
アプリから35銘柄すべてを購入できますか?
いいえ、Coincheckアプリから35銘柄すべてを購入することはできません。
アプリでは販売所を利用できますが、Coincheck取引所はiOS・Androidアプリに対応していないためです。
取引所だけで扱う通貨を購入する場合は、ブラウザからCoincheck取引所を利用します。
モバイルブラウザでは機能や表示が制限される場合があるため、取引所を利用するときはPC環境が適しています。
取扱通貨が廃止されることはありますか?
Coincheckで一度取り扱いが始まった通貨でも、後から取扱廃止になる場合があります。
プロジェクトの継続性、通貨の利用状況、安全性などを踏まえ、サービスの提供を続けることが適切ではないと判断されることがあるためです。
取扱廃止が決まった場合は、売買や送金などの機能が段階的に停止されます。
保有している通貨がすぐに消えるわけではありませんが、出金期限や日本円への換金方法などが案内されるため、発表内容への対応が必要です。
新しい通貨は今後も追加されますか?
Coincheckでは、新しい通貨の取扱いが追加される場合があります。
ただし、追加される通貨や時期があらかじめ決まっているわけではありません。
新しい通貨を扱う際は、通貨やプロジェクトの内容を審査したうえで、販売所、取引所、つみたてなど、対応するサービスが決められます。
そのため、新しく追加された通貨がCoincheckのすべてのサービスで利用できるとは限りません。
初心者におすすめの通貨はどれですか?
初めて暗号資産を購入する場合は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が主な候補です。
BTCは暗号資産市場を代表するデジタル資産で、ETHはブロックチェーン上のアプリやサービスを支える基盤通貨です。
どちらも広く利用されていますが、価格が安定しているわけではありません。
最初は少額から購入し、価格だけでなく、通貨が作られた目的や使われ方を理解してから保有額を決めることが大切です。
まとめ|コインチェックの35銘柄は購入場所と特徴が異なる
Coincheckでは、2026年7月時点で35銘柄の暗号資産を取り扱っています。
ただし、35銘柄すべてを同じ場所で購入できるわけではなく、通貨によって販売所・取引所の対応が異なります。
また、Coincheckの取扱通貨には、ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨だけでなく、送金、アプリ基盤、レイヤー2、NFT・ゲーム、ミーム、IEOなど、異なる目的を持つ通貨が含まれています。
35銘柄の中から購入する通貨を選ぶ際は、次のような違いを押さえておきましょう。
- 販売所と取引所の両方に対応する通貨と、どちらか一方だけに対応する通貨がある
- 最初の候補には、市場を代表するビットコインやイーサリアムが挙げられる
- XRP・XLM・SOL・LINKは、送金、決済、アプリ基盤、外部データ連携という異なる役割を持つ
- レイヤー2、NFT・ゲーム、ミーム、IEOなど、興味のあるテーマから通貨を探すこともできる
- 同じテーマの通貨でも、利用されるネットワークやサービスは異なる
通貨を選ぶ際は、単価や直近の値動きだけではなく、何を目的に作られ、どのネットワークやサービスで使われているのかまで知ることが大切です。
まずはBTCやETHの役割を理解し、慣れてきたら送金、アプリ基盤、NFT・ゲームなど、興味のある分野の通貨へ選択肢を広げていきましょう。
コインチェック取扱通貨関連







